二十四節気「霜降(そうこう)」と各地の初霜について

【はじめに】
この記事では、二十四節気「霜降」についての気になるポイントを纏め、俳句歳時記に載っている名句を鑑賞して、「霜降(そうこう)」の頃の魅力について一緒に学んでいきたいと思います。

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ウィキペディアにみる「霜降」について

霜降(そうこう)は、二十四節気の第18。九月中(通常旧暦9月内)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が210のとき(黄道十二宮では天蠍宮の原点に相当)で10月23日24日ごろ。ではそれが起こるだが、天文学ではその瞬間とする。平気法では冬至から10/12(約304.37日)後で10月22日ごろ。期間としての意味もあり、この日から、次の節気の立冬前日までである。

霜降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

季節

が冷気によってとなって降り始めるころ。『暦便覧』では「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」と説明している。

紅葉し始めるころ。この日から立冬までの間に吹く寒い北風木枯らしと呼ぶ。

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日付

これからの日付に関しては、2063年までは「10月23日」が基本となります。2020年代のうち「4で割ったあまりが3」となる【2023年と2027年】に限っては「10月24日」となりますが、21世紀で24日に霜降が始まるのは2027年が最後となる見通しです。

2023・27年は「10月24日」、その他はしばらくはずっと「10月23日」

七十二候

日本では初侯に『霜始降』が設けられているとおり、初冬を感じさせる時期になります。立冬の直前で「晩秋」に分類されるのですが、俳句歳時記的には地域によっては冬に近い現象も起き始めています。

  • 初候
    • 霜始降(しも はじめて ふる)
      :霜が降り始める(日本)
    • 豺乃祭獣(さい すなわち けものをまつる)
      :山犬が捕らえた獣を並べて食べる(中国)
  • 次候
    • 霎時施(こさめ ときどき ふる)
      :小雨がしとしと降る(日本)
    • 草木黄落(そうもく こうらくす)
      :草木の葉が黄ばんで落ち始める(中国)
  • 末候
    • 楓蔦黄(もみじ つた きばむ)
      :もみじやが黄葉する(日本)
    • 蟄虫咸俯(ちっちゅう ことごとく ふす)
      :虫がみな穴に潜って動かなくなる(中国)

いずれもこの晩秋の体感にあった七十二候で、馴染み深くなりそうです。黄落、紅葉などは、エリアを問わず晩秋の印象ですよね。厳密には10月に紅葉が進むのは中日本の山間部まででしょうが。

俳句歳時記にみる「霜降」の例句3句

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ではその流れで「俳句歳時記」にみる「霜降」の例句をみていきましょう。なお、作句するに当たっては『霜が降りる』ことそのものを指すのではなく、この10月23日頃からの約2週間の【期間】を指す時候の季語であることが重要です。特に初心者の方はお間違えのないように。

  • 『霜降や鳥のねぐらを身に近く』/手塚美佐
  • 『霜降の日を舟唄に惜しみけり』/才記翔子
  • 『海照つてけふ霜降の山の晴』/後藤五子

いずれも「暖かさ」や「寂しさ」といった秋の終わりの心情を自然などに託した作品、しみじみとした感慨を受けます。世間的には「ハロウィン」などもある秋の盛りの時期ですが、季語としての『霜降』で捉えると、やはり冬間近の空気感が強いのかもしれません。

(参考)各都市の「初霜」の平年値

初霜(はつしも)とは、その年のからにかけて最初に降りるのこと。あるいは、その霜が降りた日(霜の初日)のこと。

地域により時期に大きな差があるが、最低気温の低さと相関性が高く、平均気温が同じ地点で比較すれば、沿岸よりも朝の冷え込みが厳しい内陸や高地の方が早い。

目安としては晴れて風の穏やかな放射冷却の強い朝で最低気温が5 – 6°C程度とされ、この気温のとき地表面温度がちょうど0°C前後となり霜が降り始める。ただ、雨や雪が降っているとき、湿度が低く地表面でも露点に達しないとき、風が強く大気がかき混ぜられて気温が下がりにくいときなどは、霜が降りないことがある。霜は農作物に凍霜害を引き起こすため、初霜の時期は霜への対策を始める目安となる。

初霜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウィキペディアに『日本国内観測地点における初霜および終霜の平年値(1991 – 2020年、気象庁)』の表があったので、そこを私なりに改作して以下のとおり纏めてみました。

上旬地点名中旬地点名下旬地点名
10月10/09旭川10/11
10/20
帯広
釧路
10/22
10/25
10/26
 〃
函館
札幌
網走
盛岡
11月11/01
 〃
11/04
11/07
11/08
青森
長野
山形
宇都宮
甲府
11/11
11/12
 〃
11/14
11/16
11/18
11/19
水戸
室蘭
福島
仙台
秋田
奈良
熊谷
11/22
11/24
 〃
11/25
 〃
11/27
 〃
11/28
 〃
11/29
11/30
 〃
前橋
岐阜
京都
富山
熊本
新潟
彦根
福井
松江
高知
名古屋
佐賀
12月12/01
 〃
12/02
12/04
12/07
12/08
12/09
 〃
12/10
 〃
静岡
高松
宮崎
金沢
松山
大分
鳥取
長崎

大阪
12/13
12/14
12/15
 〃
12/16
12/18
12/19
12/20
福岡
岡山
横浜
鹿児島
銚子
徳島
広島
和歌山
12/23
12/31
01/11
東京
神戸
下関

10月中は北海道が殆どで、下旬に盛岡が該当。11月に入ると前半は東日本の山間部から平野部にうつっていき、下旬にもなると一気に全国各地に広がっていきます。そして12月7日には俳都・松山、そして下旬になってようやく「東京」や「神戸」が迎えていきます。

これらが俳句や節気という意味ではなく、現象としての「初霜」の平年値であり、皆さんの肌感覚とも近い値を取っているのではないかと思います。もともと中国の華北で生まれ、自然現象をもとに命名をされた「二十四節気」を、皆さんの生活と結びつけて楽しんで頂ければ幸いです。

先ほどお示ししたような例句も参考に、1句なにか捻ってみたらぜひコメント欄にお知らせ下さいね!

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