2024年6月3日の石川県能登地方の地震(5強)と緊急地震速報の過大評価に対する改善提案について
この記事では、2024年6月3日に発生した石川県能登地方(14km・M6.0・最大震度5強)の地震と、その地震について出された緊急地震速報の過大評価(M7.4・最大震度6強~7程度)に対する改善提案を、X(旧Twitter)のポストを通じて...
【Rx用】地震速報時の流れ・対応まとめ(2024年版)
【はじめに】この記事では、私(Rx)の地震速報時の「流れ」(2024年4月現在)を簡易的にまとめていきます。皆さんの防災に役立つ部分があれば幸いです。0分~1分半後:地震発生から速報までYahoo! 天気・災害トップ > 地震情報 > リア...
もし「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が平成以前からあったらのシミュレーションをしてみた
【はじめに】この記事では、2022年に運用が始まった「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が平成以前からあったら、どのぐらいの頻度で発表されていたかをシミュレーションしていきます。「北海道・三陸沖後発地震注意情報」について2011年の東日本大震...
もし「南海トラフ地震臨時情報」が戦前からあったらのシミュレーションをしてみた
【はじめに】この記事では、2010年代に運用が始まった「南海トラフ地震臨時情報」が仮に戦前からあったら、どのぐらいの頻度で発表されていたかをシミュレーションしていきます。「南海トラフ地震臨時情報」について東日本大震災を経験するまでは「東海地...
「同規模程度の地震」の有無についてまとめてみた【令和6年能登半島地震の直前まで】
【はじめに】この記事では、ここ最近、気象庁が地震後の記者会見などで良く用いるようになった「同規模程度の地震」という表現について、改めて振り返るものです。熊本地震を受けての情報の見直しそもそも熊本地震までは、「同規模程度の地震」という表現でな...
強烈な揺れを伴った巨大地震(M8クラス)の直前の地震活動についてまとめてみた
【はじめに】「日本周辺で起き、最大震度5以上を記録した巨大地震(M8以上)」は過去8例ほどあります。皆さんは、『そんな目立った巨大地震が起きる直前には目立った地震活動が起きるものだ』と思っていませんか?もちろん、東日本大震災の時のように目立...
祝日などに起きた大地震についてまとめてみた
【はじめに】2023年5月5日(こどもの日=ゴールデンウィークの最中)に、能登半島沖を震源とする最大震度6強の地震が起きました。地震は自然現象であり、いつ起きるか分からないことは自明ですが、こうして、祝日や年末年始などのバッドタイミングで大...
震度5以上の地震が多かった月について調べてみた(2024年8月:3回)
なんか最近、震度5以上の地震が多くないかしら?そういう印象のある時期にお読み頂きたい記事として、前回(↓:震度4)よりも恐怖を覚えそうな「震度5(弱)以上」で集計してみようと思います。基本情報:震度5(弱)以上って普段どれぐらい起きてるの?...
「緊急地震速報(警報)」の誤差について(能登半島地震 編)
【はじめに】この記事では、「緊急地震速報(警報)」の予測と実際の観測の値との誤差について纏めていきます。今回は現在進行系で活動が続いている「能登半島地震」を取り上げます。予測と実際の最大震度の誤差について発生日時震央Mj予測最大実際震度21...
日本各地の“半島”で起きた大きめな地震をまとめてみた(2023年版)
【はじめに】この記事では、日本各地の半島(の近く)で起きた地震について纏めていきます。ただ、半島の範囲や地震について広げると収拾がつかなくなりそうなので、気象庁震度データベースの画像引用を行って、以下の条件に基づく地震を中心に纏めていきたく...
M3以上の有感地震の回数を期間別(年/月/日/時間)に集計してみた
【はじめに】この記事では、一定期間の中で何回ぐらい地震が起きたのかについて過去100年分のデータを振り返っって行きたく思います。○○地震の時は余震が多かったとか、あの時は緊急地震速報が何回も鳴ったという記憶は朧気にあっても、具体的にどれぐら...
M7以上の緊急地震速報について列挙してみた
【はじめに】この記事では、「予測マグニチュードの最大値」もしくは「実測マグニチュード」がM7以上(大地震)となった事例の緊急地震速報について振り返っていきます。緊急地震速報は誤差が含まれることは以前から伝えられていますが、それでもマグニチュ...
緊急地震速報(警報)で「震度7程度」などと予測された事例をまとめてみた
【はじめに】この記事では、緊急地震速報(警報)で「震度7程度」などと予測された過去事例を纏めていきます。2016年の熊本地震や2018年の北海道胆振東部地震のように実際震度7を観測した事例で、しっかりと警報が出されていた一方で、大規模な誤報...
震央が内陸で「M6.5以上&100km未満」の日本の地震をまとめてみた
【はじめに】この記事ではタイトルのとおり、震央が内陸で「M6.5以上&100km未満」の日本の地震をまとめていきます。出典(基準)は基本的に気象庁の「震度データベース検索」です。掲載基準を単純化するため、基本的に「震度データベース検索」の『...
大地震の「前震」などだった事例をまとめてみた(東日本大震災、熊本地震、能登半島地震など)
【はじめに】この記事では、東日本大震災や熊本地震の2日ほど前から顕著だった「前震」と言われるような地震についてまとめていきます。前震(ぜんしん、英:foreshock)とは、特定の時間と地域でバラツキと群れをなして発生する一連の地震活動にお...
ウィキペディアで「全壊率」が高い地震などについてまとめてみた
ウィキペディアに学ぶ「家屋倒壊率と震度7」家屋倒壊率と震度1923年関東地震、1948年福井地震、1952年十勝沖地震では、墓石の転倒と木造建築の被害率を検討した結果、これら3つの地震は平均的に見れば同一震度で木造建物はかなり近い全壊率を生...
ウィキペディアで学ぶ「72時間の壁」(?)【+独自研究にみる“科学的な根拠”の薄さ】
【はじめに】この記事では、日本語版ウィキペディアにある「72時間の壁」について『中立的な観点に基づく疑問』や『独自研究』の注意書きを踏まえつつ、ややウィキペディアよりに学んでいきたいと思います。72時間の壁(ななじゅうにじかんのかべ)は、災...
複数の都道府県で「家屋が全壊」した地震をまとめてみた
【はじめに】この記事では、複数の都道府県(この記事では「県」などと都道府を区別せずに表記しないことがあります)で「家屋が全壊」した過去の地震をまとめていきます。この記事の概要について建物の強度は時代などによって様々ですが、やはり人が住む家屋...
気象官署で観測された“階級2”以上の長周期地震動についてまとめてみた
【はじめに】近年あらためて注目されている「長周期地震動」。2013年に「気象庁長周期地震動階級」という新たな基準が設けられて約10年が経過しました。気象官署に限らず、最大の「階級4」を観測した事例はこちら(↑)で纏めていますので、興味が出た...
2022年の「主な地震」をまとめてみた【平年値との比較などを通じて未来への教訓を】
【はじめに】この記事では、2022年に起きた「主な地震」について、国内外のデータを通じて未来への教訓を探っていきたいと思います。私が集計した「地震の『平年値』(1991~2020年)」と比較をすると、2022年の地震活動が平年並みだったのか...