二十四節気「立夏(りっか)」

【はじめに】
この記事では、二十四節気「立夏」についての気になるポイントを纏め、俳句歳時記に載っている名句を鑑賞して、「立夏(りっか)」の頃の魅力について一緒に学んでいきたいと思います。

立夏(りっか)は、二十四節気の第7。恒気法では冬至から3/8年(約136.97日)後で5月5日ごろ。期間としての意味もあり、この日から次の節気の小満前日までが「立夏」の期間とされている。

立夏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウィキペディアに学ぶ「立夏」について

季節

春が極まり夏の気配が立ち始める日。『暦便覧』には「夏の立つがゆへ也」と記されている。春分夏至の中間で、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立秋の前日までがとなる。

日付

現在は、4で割った余り3の年(≒閏年の前年)のみが「5月6日」で、その他は「5月5日」が立夏となります。表にするとこんな感じです(↓)。

余り0余り1余り2余り3
2008年 – 2039年5日5日5日6日
2040年 – 2071年5日5日5日5日

陽暦5月5日は現在「こどもの日」となっており、厳密には旧暦基準ですが、いわゆる「端午の節句」も基本的には夏の季語とされています。厳密には5月6日が立夏だとその前日までが「春」という扱いになるため季節を跨ぐ可能性があるのですが、慣習的には「夏」の季語に分類されることが多いことを抑えておきましょう。

七十二候

「蛙」や「みみず」、「筍」など晩春から初夏を思わされる動植物が並ぶ立夏の頃の七十二候です。

  • 初候
    • 蛙始鳴(かえる はじめて なく) : が鳴き始める(日本)
    • 螻蟈鳴(ろうこく なく) : 螻蟈が鳴き始める(中国)
  • 次候
    • 蚯蚓出(きゅういん いずる) : 蚯蚓が地上に這出る(日本・中国)
  • 末候
    • 竹笋生(ちくかん しょうず) : が生えて来る(日本)
    • 王瓜生(おうか しょうず) : 王瓜の実が生り始める(中国)

俳句歳時記やプレバト!! などにみる「立夏」の例句◯句

まずは、俳句歳時記に掲載されている「立夏」の俳句を見ていきましょう。「立夏」の傍題である「夏来る」がバリエーション豊かだったのでそちらを中心にピックアップしました。(↓)

  • 『毒消し飲むやわが詩多産の夏来る』/中村草田男
  • 『子に母にましろき花の夏来る』/三橋鷹女
  • 『山山の傷は縦傷夏来る』/三橋敏雄
  • 『子の髪に少女の匂ひ夏来たる』/三村純也
  • 『穂高いま雲吹きおとす立夏かな』/豊長みのる

ちなみに、俳句歳時記には、「立夏」の傍題として、「夏立つ」や「夏に入る」、「夏来る」、「今朝の夏」なども掲載されています。

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そして、「プレバト!!」では、梅沢富美男・特別永世名人が『立夏』の句を詠んでいます。

『夏立ちぬバタークリーム強情で』/梅沢富美男

これが「立夏」でなくて「冬立ちぬ」とかなら全く別の印象の句になっていたことでしょう。ぜひ梅沢さんの句集『一人十色』でもお確かめ下さい。

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最後に、僭越ながら、私(Rx)が「夏井いつきの一句一遊」というラジオ番組で『金曜日(優秀句)』に取っていただいた句を紹介させてもらいます。

(19/05/10)『ピンセットの翅脆き夜の立夏かな』/Rx

現代の暦では「ゴールデンウィークの終盤」といった時期になる『立夏』を、春の終わりと感じるか、夏の始めと感じるかで日常の出来事の受け止め方が変わってきそうです。

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