【はじめに】
この記事では、私の「Rxヒット指標」に基づき歌手/アーティストのヒット曲を振り返っていきます。今回取り上げるのは、「RADWIMPS(ラッドウィンプス)」です。
RADWIMPS(ラッドウィンプス)は、日本の4人組ロックバンドである。所属レコード会社はユニバーサルミュージック、所属レーベルはEMI Records/Muzinto Records。
略称は「ラッド(RAD)」。バンド名は、「すごい」「強い」「いかした」という意味の軽いアメリカ英語の俗語「rad」と、「弱虫」「意気地なし」という意味の「wimp」を組み合わせた造語であり、「かっこいい弱虫」「見事な意気地なし」といった意味である。
RADWIMPS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Rxヒット指標にみる「RADWIMPS」のヒット曲
Rxヒット指標にみた、50万pt以上を中心に抽出した表が下のとおりです。得点については概算値として流れを捉えることに役立てていただければと思います。
3位:95万pt(2006年)『ふたりごと』
4枚のシングルと2枚のアルバムを相次いでリリースした2006年のシングル『ふたりごと』の累計pt(アルバムVer.を含んだ値)は、95万とミリオンに近い値を叩き出しています。
当時からデジタル/アナログを問わずロングヒットする傾向の強かったRADWIMPSですが、この『ふたりごと』は、その2000年代の楽曲の中でも最も2010~20年代にかけてヒットが力強かった楽曲という印象があります。例えば、YouTubeの公式MVは5,000万回再生を突破しています。
2位:108万pt(2016年)『スパークル』
いわずと知れた映画『君の名は。』劇中歌である「スパークル」が、全体の2位でミリオン相当という結果となりました。
「前前前世」が後述するように世間的な大ヒットを遂げた一方で、作品の静かに熱く感動的な部分は、この「スパークル」を筆頭に、サントラAL『君の名は。』に収録されている歌あり曲の方がしっかりと表現できているようにも感じます。
他アーティストによるカバー動画の再生回数をみると、「前前前世」よりも、この「スパークル」や「なんでもないや」の合計回数が上回っていて、バラード寄りな方が愛唱されている可能性すらあるのかも知れません。音楽の楽しみ方、聴き方との関係性に大きく左右されている印象です。
1位:175~230万pt(2016年)『前前前世』
「PPAP」や「恋/星野源」、「海の声」など動画サイト時代の本格到来によるブームが訪れた2016年の数々のヒット曲の中でもトップクラスの話題性を呼んだのがこの「前前前世」でしょう。
『君の名は。』や「前前前世」は、まさに従来のRADWIMPSの枠を飛び抜けるような社会現象として、その年、時代を代表する存在の一つに成長しました。
再生回数は、YouTubeの「movie ver.」の公式MVに限定しても、2.8億回(2022年7月時点)に達していて、RADWIMPSの楽曲の中でも群を抜いています。カバーアーティスト数もJ-WID(JASRACさんのデータベース)で検索してもダントツの2桁に達しています。
また、補正の値によって換算値が若干変わるのですが、デジタル配信でもミリオン(100万DL)に達しているという点で、この楽曲の幅広い支持と人気を物語っているかと思います。累計得点は、低く見積もって175万pt、高く見積もれば現代におけるダブルミリオン相当だったと見ています。
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