Rxヒットアーティスト列伝 ~小松未歩~

【はじめに】
この記事では、私の「Rxヒット指標」に基づき歌手/アーティストのヒット曲を振り返っていきます。今回取り上げるのは、「小松未歩」です。

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小松 未歩(こまつ みほ、3月30日 – )は、ビーインググループ関西を拠点としたレーベルGIZA studioに所属していた日本シンガーソングライター作詞家作曲家。血液型A型。兵庫県神戸市出身[要出典]。所属事務所はAding

小松未歩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

概要

( 同上 )

1997年5月28日に、自身の代名詞的なヒットとなった『謎』(名探偵コナンOP3)がリリースされ、それから25年。2022年5月28日に、シングル及びアルバムの全曲サブスク解禁が行われ、朝早くからトレンド入りしていました。

今回は、そのことを記念しての記事となります。ここ数日(記事公開日時点)で、WANDS → ZARDといわゆる『Being系アーティスト』をご紹介してきましたが、その流れでぜひお楽しみください。

Rxヒット指標にみる50万pt超え2曲

過去のBeingアーティストと同様、CD売上以外のデータは殆ど欠落しています。唯一その他の得点を稼いでいるのが『謎』のカバーアーティスト指標です。

なお、今回は、ウィキペディアの各ページに示されていた『累計売上枚数◯万枚』という[要出典]な気がする売上の記載を鵜呑みにしてみました。オリコン調べでの推定売上枚数は、ウィキペディアの「小松未歩」のディスコグラフィに記載がありますので、興味ある方はそちらをご参照ください。

表に記載する基準は、四捨五入値で10万pt以上です。1997年にデビューをして、約5年間、一線級にいたことが分かります。上位曲をみてみましょう。

3位:20万pt(1998年)『氷の上に立つように』

  • 願い事ひとつだけ」以来3度目のテレビアニメ『名探偵コナン』のタイアップ。
  • テレビアニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマとして、1998年7月13日から1999年1月18日までの間、計23話でオンエアされ続けた。
  • アニメオンエアバージョンは原曲と異なる部分がある。
  • 自身3番目の売り上げ枚数を記録している。

3位は四捨五入して20万ptの楽曲が沢山ありますが、CD売上面でも、その他の話題性においても、この『氷の上に立つように』が最上位ではないかと思います。『名探偵コナン』の第6代のエンディング・テーマでした。

2位:50万pt(1997年)『謎』

オリコン調べでは自身最大のヒット(少なくとも最長のヒット)となっている『謎』は、アニメ内でも約1年間にわたるロングオンエアとなった効果もあって、【小松未歩】さんの名前、そして歌声を全国に知らしめることとなりました。

『名探偵コナン』という作品のジャンル・テーマにもフィットする『謎』という1文字のタイトルが、これまでのBeing系アーティストのアニメタイアップ曲に比べて効果的に機能したかと思われますね。

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ヒット指標を50万ptまで押し上げた要因の一つに、カバーアーティスト数の多さが挙げられます。もちろん事務所の系列の後輩にあたる『La PomPon』も初オンエア時には話題になりましたが、その他、アニソン・声優界隈を中心に広くカバーされ、知名度・浸透度の点では小松未歩さん楽曲ではおそらくトップではなかったかと思います。

1位:50万pt(1998年)『願い事ひとつだけ』

オリコン調べをもとにすると『謎』が1位となりますが、今回は(意外な結果ということを加味して)『願い事ひとつだけ』が、サブスク解禁前の得点分布では首位となっています。四捨五入すると50万ptで同率となります。

自身2番目の売り上げ枚数を記録している。発売前から話題となり発売後すぐに品切れ店舗が続出し再出荷に追われたエピソードがある。

願い事ひとつだけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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『謎』が流行りのアップテンポな楽曲だったのに対し、エンディングテーマ起用となったこの『願い事ひとつだけ』は、(当時をして)今風ながらグッと大人なイメージの曲調となり、『謎』から継続したコナンファン及びBeingファンをうまく囲い込むことに成功したイメージでした。

この曲では、『謎』でも果たせなかった、オリコン年間チャートTop100入りを果たしており、CD売上が低下し始めた時代において大善戦していたことが窺えます。

4位以下の思い出深い楽曲たち

ここからは、私の独断と偏見と浅く朧気な記憶と共に、4位以下の楽曲たちを振り返っていきます。

2ndSg『輝ける星』

『月刊少年ガンガン』の漫画を原作とするアニメ『忍ペンまん丸』のエンディング・テーマ。『謎』が本格的にヒットしていた1997年9月に発売され、最高20位ではあったものの累計売上では伸び悩み。

その結果として、3枚目のシングル『願い事ひとつだけ』の出荷枚数が低く見られた可能性もありますが、この曲の「調」の転換は、アニメ作品の空気感とも一線を画した大人な楽曲で、視聴者の中には、妙に記憶に残っているという方もいらっしゃるのではないかと思います。

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5thSg『チャンス』

アニメタイアップ以外でも力を示すこととなった4~5枚目のシングル群。『めざましテレビ』テーマソングとしてこちらも1年のロングオンエアとなり、自身最高オリコンシングル週間3位となります。

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  • 2022年3月12日放送の『OLDIES GOODIES」(FM滋賀)にプロデューサーの長戸が出演した際に、本楽曲のデモ音源が公開された[注釈 3]
  • CD発売が決定した際には『めざましテレビ』内でFAXによるメッセージが紹介された。これは間接的ではあるが初めてメディアに自身のメッセージを伝えた瞬間であった。
  • 歌詞には「朝」の情景に加えて『めざましテレビ』の売りである「占い」と「天気予報」が盛り込まれている。

8thSg『風がそよぐ場所』

個人的な体感としては1999年だったのか、もっと古いかと思ってた、というのが正直なところだったりもします。アニメ『モンスターファーム 〜円盤石の秘密〜』のオープニング・テーマで、当時、私にとって最も好きな小松未歩さんの楽曲がこの『風がそよぐ場所』でした。

漫画・ゲームの印象もありましたし、TVアニメでは数々の印象的なキャラクターが広大な世界を旅する様子が描き出され、1990年代後半の子供向けアニメソングとして好評価だったことを思い出します。

その後も独自路線でアンニュイさをどこかに秘めた楽曲を多数披露してくださっています。自身提供曲のカバーVer.も含めて、サブスク解禁されましたので、今一度振り返って聴く機会となれば幸いです。

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