Rxヒットアーティスト列伝 ~広瀬香美~

【はじめに】
この記事では、私の「Rxヒット指標」に基づき歌手/アーティストのヒット曲を振り返っていきます。今回取り上げるのは、YouTuberとしての活躍の印象が年々増してきている「広瀬香美」さんです。

Rxヒット指標にみるヒット曲

早速、「広瀬香美」さんのRxヒット指標をご覧ください。

再生数は、平成アーティストとして「÷100」換算。「CD」と「DL」はRIAJ(日本レコード協会)の認定を参考とした。

やはりと言うべきでしょうが、『ロマンスの神様』が圧倒的な強さを示しています。唯一のミリオンにしてダブルミリオン相当(250万pt近く)としています。その他の楽曲も合わせて簡単に解説します。

1位:(1993年)245万pt『ロマンスの神様』

表題曲は、明るくノリのよい曲調のラブポップチューン。歌詞は、合コンでいい男を捕まえたいというしたたかな女の本音をストレートに表現し、冬をうたったものではないが、スキー用品店「アルペン」のCMソングに使われて大ヒットとなり、2010年代においてもウィンターソングの定番として親しまれている。

……女性ソロシンガーとしては小坂明子が1973年から74年にかけて「あなた」で達成した164.9万枚の記録を20年ぶりに更新した。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 > ロマンスの神様 より

平成から令和にかけて話題になっている「広瀬 香美 Official YouTube channel」ですが、話題の動画を遥かに上回る再生数をYouTubeで叩き出しているのがこの『ロマンスの神様』です。PVは1,500万回、ストリーミング用動画も800万回を突破しています(2022年4月現在)。更に、Wikiにこんな記載も。

2022年、2月23日に公開されたBillboard JAPANのTikTok Weekly Top 20で4位に初登場。翌週の同チャートでは1位を獲得した。

( 同上 )

もはや「広瀬香美」さんだけでなく、平成初頭の冬・ウィンターレジャーと共にある楽曲としての地位を確立していると言える成績です。

2位:(1995年)85万pt『ゲレンデがとけるほど恋したい』

よく知られた話しではありますが、『ロマンスの神様』の歌詞自体は、冬に特化したものではありません。故に、原理主義的な方は「冬ソング」として認めないケースもあります。

そうした中で、広瀬香美さんのウィンターソング路線を決定づけたのは、個人的にはこの『ゲレンデがとけるほど恋したい』ではなかったかと思います。

「アルペン」CMソング・東宝配給映画「ゲレンデがとけるほど恋したい。」主題歌のダブル・タイアップ。
この曲から、「アルペン」CMソングの歌詞が本格的に”冬”を意識したものとなってきた。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 > ゲレンデがとけるほど恋したい より
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3位:(1997年)80万pt『promise』

解説
・1997年11月27日にビクターエンタテインメントよりリリースされた。「アルペン」CMソング。
・累計54.2万枚を売上(オリコン調べ)。「ロマンスの神様」に次ぐ、自身2番目の売上。
・ビデオクリップは全編モノクロで撮影されている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 > promise (広瀬香美の曲) より

3位となったのは、『promise』です。この情熱的な曲調が、90年代後半のJ-POPシーンに新鮮に持ち込まれ、当時もハーフミリオンを突破する売上を記録しています。

ただ、発売から10年ほど過ぎた平成後半、ネット(主に『ニコニコ動画』)でバズり、『ゲッダン』がネットスラングとして人口に膾炙したことをご存知の方もいらっしゃるかと思います。何と驚いたことに、日本語版ウィキペディアにも『ゲッダン』という記事が立っています。『ニコニコ大百科』じゃないですよ?ww

その他のヒット曲

ソロ曲ではその他にも、『ドラマティックに恋して』、『幸せをつかみたい』、『DEAR…again』、『ストロボ』といった楽曲が、RIAJ(日本レコード協会)の(旧)プラチナ認定を受けており、特に『DEAR…again』は、幅広い指標で得点を伸ばしています。

PVを今振り返ると、パソコンのメール画面の古さ(四半世紀前)にギョッとしてしまいましたがww

また、この表にはランクインしませんでしたが、1998年(ストロボの前のシングル)に発売された『Groovy!』は、アニメ『カードキャプターさくら』の初代エンディング・テーマとして、長くファンに愛されています。

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そして初代OPの『Catch You Catch Me』/グミや、2代目OPの『扉をあけて』/ANZA(作曲のみ)を手掛けていることも合わせて書いておきましょう。どちらも90年代終盤の良曲です。

※同じく、表には掲載していませんが、YouTubeチャンネルでの平成・令和のヒット曲達を「カバー」した動画は、数百万回再生を記録しています。ぜひ公式チャンネルの方でお楽しみください。

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