Rxヒット指標 ~歴代アニソンランキング~

【はじめに】
この記事では、2023年4月17日にTBS系列で放送された「CDTVライブ!ライブ!」内で紹介された「歴代アニメ主題歌ランキング」を参考に、我がヒット指標(Rxヒット指標)歴代アニソンランキングを初公開したく思います。

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ちなみに、前回(2023/4/3)ご好評を頂いた「CDTV30周年ランキング」に準じて作成しました、「Rxヒット指標・歴代ランキング(1993年度~)~CDTV30周年SP~」も併せてご覧下さい(↓)。

Rxヒット指標にみる歴代アニソンランキングTop10

「Rxヒット指標」は、基本的に現代のJ-POPと同じ目線で歌謡曲・流行歌などを数値化しているものになります。詳細は下の記事に譲りますが、これによって、時代を超えて楽曲のヒット度合いを比較することが一つ可能になっていると考えて作成を進めています。

「アニメソング」に関しては、『J-POPなどと基準を揃えたヒット指標』と、『アニメソング好き(≒オタク)からの支持に特化したヒット指標』の両方が考えられますが、今回はどちらかというとRxヒット指標のコンセプト的に前者に近いランキングとなることを予め宣言しておきます。

それではTop10(+α)を、纏めましたのでこちらをご覧下さい(↓)。

10位:215万pt(1994年)『シングル・ベッド』

シングルベッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

恐らく「アニメソング」だと知らない方も多い代表格の90年代ヒットソングな「シングル・ベッド」。CDTVのランキングにも登場していましたが、当指標でもギリギリTop10に名を連ねました。

9位:220万pt(2019年)『紅蓮華』

表題曲の「紅蓮華」は、テレビアニメ『鬼滅の刃』のオープニングテーマとなっている。同作の社会現象的な大ヒットにより、現時点で、LiSAにとって最大のヒット曲となっている。

2019年12月31日放送の『第70回NHK紅白歌合戦』で歌唱した。その際にバックでは『鬼滅の刃』の映像が使用された。

紅蓮華 (LiSAの曲)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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平成から令和にかけて、サブスク時代のアニメソングの決定版となった『紅蓮華』がこの位置にランクイン。しかし、得点を伸ばしていくことで恐らく将来的には上位に食い込んでくると見られます。

8位:225万pt(1969年)『行け!タイガーマスク』

1969年に森本英世が歌う「行け!タイガーマスク」が作品の人気から200万枚以上のレコード売上を達成した。

アニメソング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

上の記載が見られたので(急遽)ランクインさせるため集計したところ、8位相当へと躍り出ました。もちろんオールドファンならば誰もが知る楽曲ですが、他の60年代楽曲を抑えてここに入ってくるのは当ランキングならではかも知れません。

7位:225万pt(1994年)『恋しさと せつなさと 心強さと』

恋しさと せつなさと 心強さと」(いとしさと せつなさと こころづよさと)は、1994年7月21日に発売された篠原涼子の4枚目のシングル小室哲哉プロデュースにより篠原涼子 with t.komuro名義で発表されている。

アニメーション映画ストリートファイターII MOVIE』のタイアップテーマソング制作のオファーを受けた後、当初は主題歌になることを想定して「GooD LucK」を制作していたが、映画のプロデューサーから「TRFの『寒い夜だから…』の出だしみたいに、歌・メロディー・音がいっぺんに入ってくるような曲をお願いします」という注文を受けて、本作を作り上げた。「GooD LucK」は最終的にエンディングテーマ・カップリングとなった。

制作の際にイメージしたキャラクターは春麗であり、そこから「戦う男性を褒めるでもけなすでもなく、とにかく温かく見守る女性。笑顔を見せるのも本当に想っている男性にだけ」という女性像を思い浮かべた。

恋しさと せつなさと 心強さと
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

こちらも「アニメソング」としての印象は弱いかも知れませんが、アニメタイアップ楽曲としてはオリコン史上最高売上を記録しています。故に、こうしたランキングでは最上位にランクインされる傾向にあるのですが、わがランキングでは総合7位相当となっています。

2022年にセルフカバーVer.と共に「NHK紅白歌合戦」への再出場で話題にはなりましたが、CDの売上だけでは制することが出来ず、他の指標をもって幅広く支持されなければいけない点が、私の指標なりの工夫だったりもするのです。

6位:230万pt(2016年)『前前前世』

前前前世」(ぜんぜんぜんせ、英文表記Zenzenzense)は、日本の4人組ロックバンドRADWIMPS楽曲新海誠が監督、RADWIMPSが劇伴を務めた長編アニメーション映画君の名は。」の挿入曲として制作され、2016年7月25日サウンドトラックアルバムより先行して配信リリースされた。

前前前世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

平成年間のサブスク発を代表するヒットアニソンが「前前前世」かと思います。CDシングル発売がなかった本曲がここまで上位にランクインするのが当指標の強みの一つだったりもします。もはや社会現象とまでなった『君の名は。』を紹介できるのは嬉しい限りです。

5位:235万pt(1997年)『めざせポケモンマスター』

めざせポケモンマスター」は、日本声優松本梨香の7作目のシングル

  • 表題曲は自身が声優として主演を務めるテレビアニメポケットモンスター』のオープニングテーマに起用された。アニメのタイアップを手掛けるのは「スパイシー・ライフ」以来2作ぶりとなった。
  • カップリング1曲目は同アニメのエンディングテーマ、2曲目はメディアファクトリーポケモンカードゲーム』のCMソング、3曲目は同アニメのイメージソングとなっており、収録曲全てが『ポケットモンスター』関連のタイアップで統一されている。また、松本のシングルであるが、カップリング2曲目と3曲目には松本は参加していない。
  • 当初は全国のポケットモンスターの関連商品を取り扱っている店舗での限定販売で、CDショップでは取り扱われていなかったが、人気が出たためレコード店でも販売されるようになった。
  • 出荷枚数としては半年で公称120万枚を、最終的には200万枚を突破し、オリコンチャートにおける売上枚数も112.8万枚を記録したが、当時のメディアファクトリーは日本レコード協会非加盟であったため、協会によるゴールドディスク認定は受けていない。
    また出荷枚数が151万枚を突破したことを記念して、当時のポケモンの総数151種に因んで関係者にゴールドディスクが制作され寄贈された。
めざせポケモンマスター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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もちろん「ポケモン言えるかな?」を求めてCDを求めたキッズが多かったことは事実でしょうが、CDの売上で軽くミリオンヒットを突破していた『めざせポケモンマスター』は、まさに20世紀終盤の日本のアニメソングを代表する1曲となりました。

あのCDのメガヒットが連発していた時代に、2年にわたってオリコン年間チャートでTop100入りをしたという時点で、並のアニメソングとは比較にならないほどの『大きなロングヒット』だったことは明らかと言えるでしょう。

  • 2023年3月17日に松本が「THE FIRST TAKE」に出演し、「めざせポケモンマスター -with my friends-」を披露した。本楽曲を披露した「THE FIRST TAKE」の動画は、Youtube上に投稿されてから13日が経過した同月31日に1000万回再生を突破した。
( 同上 )

当時の子供たちが大人となっていよいよ大団円を迎えた2023年の『ポケットモンスター』のサトシ編。時代の流れを借りるように、「THE FIRST TAKE」でも再生回数を急激に伸ばし、その結果として「Rxヒット指標」では順位が入れ替わり、今回の集計時点では5位となりました。

4位:240万pt(2020年)『炎』

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」(ほむら)は、LiSAの楽曲である。映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の主題歌。同映画作品の歴史的大ヒットもあり、社会現象を引き起こした。

本作は2020年10月14日にSACRA MUSICソニー・ミュージックレーベルズ)から自身の5枚目のオリジナルアルバム『LEO-NiNE』と同時に17枚目のCDシングルとして発売された。また、CDシングルリリースに先立ち、同年10月12日に表題曲のみの単曲がフルサイズで先行配信された。第62回日本レコード大賞大賞受賞曲となっている。

楽曲は大きなヒットを記録しており、ストリーミング累計再生回数は3億回に達し、デジタル・ダウンロードではミリオンセールス(100万DL)を記録している。

炎 (LiSAの曲)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『炎』と『紅蓮華』のどちらがヒットしたかと言われるとこれはあと十数年見ないと決着がつかないようにも思いますが、令和5年時点では、数字的には『炎』に軍配を上げざるを得ません。

暫定での集計では、21世紀のアニソンとしては最大のヒット曲となっており、『鬼滅』人気が歴代で見てもかなりのものだったことが窺える数値となっています。

3位:250万pt(1990年)『おどるポンポコリン』

フジテレビテレビアニメちびまる子ちゃん』第1期作の初代エンディングテーマ曲(1990年1月7日 – 1991年3月31日)であり、劇場版及び2000年11月8日 – 2009年12月27日2011年1月9日 – 2014年4月27日2022年1月30日はオープニングテーマ曲として使用された。

『ちびまる子ちゃん』の人気とともに、子供のみならず大人にまで大流行した。ナンセンスな歌詞が当時の世相に受け入れられたという分析もある。

おどるポンポコリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

様々なカバーでも時代を超えて親しまれている『おどるポンポコリン』は、「日本レコード大賞」や「NHK紅白歌合戦」、オリコンシングルチャート年間1位といった数々の業績を残しました。この点でLiSA×鬼滅が令和の幕開けを飾ったように、この曲で平成のアニソンの原祖となったかも知れません。

2位:280万pt(1974年)『宇宙戦艦ヤマト』

ささきいさおが歌う「宇宙戦艦ヤマト」が200万枚以上……のレコード売上を達成した。

アニメソング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

今でも昭和のアニメソングの代表格として『NHKのど自慢』などでも良く歌われる『宇宙戦艦ヤマト』が、全体で2位(昭和で1位)となりました。いわゆる「アニソン四天王」と言われるアーティストの楽曲の中でも常に1・2を争う人気と支持を得ている印象があります。

ちなみに、参考程度にしていましたが、『オバQ音頭』も200~400万枚超を売り上げており、こちらが『宇宙戦艦ヤマト』を上回るかも知れませんが、本記事では総合的判断から本曲を上位としています。

1位:430万pt(1995年)『残酷な天使のテーゼ』

駆け足で見てきましたが、映えある(?)第1位は『残酷な天使のテーゼ』です。これは「Rxヒット指標」を追ってくださっている方には想像がついたかも知れません。何せ、1993年以降のJ-POPを含めたランキングでもTop3入りをするほどの高評価ですからね。

テレビアニメ新世紀エヴァンゲリオン』のオープニング曲。「テーゼ」とはドイツ語命題定立を意味する。

アニメと共に本曲もヒットし、シングル発売・放映終了から25年経過しても、エヴァンゲリオンシリーズを象徴する楽曲としてのみならず、アニメソングの枠を超えた高い人気と知名度を保っている。

残酷な天使のテーゼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ただ、上に見てきた表も『不磨の大典』などではなくて、セルフカバーVer.や「THE FIRST TAKE」での歌唱などを通じて5~10万ptの変動は日常茶飯事となっており、多少の順位変化を見せることは令和にあっても珍しくありません。

そして、この表には入っていませんが、『およげ!たいやきくん』や『だんご3兄弟』、『奏(かなで)』←アニソンカバーが多数 など最大限「アニソン」の対象範囲を広げるとランキングが変わってくることもありそうです。

ランキングは躍動感があってこそ、注目度が高まるものです。もちろん頻繁に変わっては「歴代」に有り難みが薄れてしまいますが、程よい塩梅の「歴代ランキング」を目指して日々精進していきます。 あなたの肌感覚には合っていましたでしょうか? 他にも良い指標やランキングがありましたら、ぜひコメント欄などで教えてください! 以上、Rxでした。

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