【はじめに】
この記事は、私(Rx)の「興味関心の学びのステップアップ」についての雑記(メモ)です。断片的な内容が中心で、いずれ纏め直すかも分かりませんが、エッセンスとして受け入れられる部分があれば、幸いです。
《 興味関心の学びのステップアップ案 》
◎「子供向け」
- 内容に(良い意味での)フィルター:「漫画」とも違う個性
「子供向け」ではひょっとすると下に書く「漫画」などを連想するかも知れませんが、その内容は必ずしも一致しません。
「漫画で読む『人間失格』」があったとしても、とても子供に見せられないような記述も多いことでしょう。一定のフィルターをかけて、取捨選択が行われている点が大きな特徴です。 - 案外「学び」になることもあるし、案外「深く」が書かれていることも
却って大人なら疑問に持たず納得してしまうような部分についても、子供を納得させるための工夫を経て説明している書籍もあるため、案外、再発見の学びとなることもありますし、舐めてかかると案外深いことが書かれていることもあります。
専門の分野で読んでみても良いですし、専門外の分野であれば「子供向け」書籍に書かれている様な内容も把握していないなんてことはザラにあるかと思います。
◎「漫画」
- 「漫画」学習を、侮らないでね!(中田敦彦 風)
絵があって動きや表情が分かりやすい、登場人物が区別しやすい、ストーリーが整理されやすく脳内に残りやすいなどの効果が期待できる「漫画」を入口にするのが近年は良くオススメされます。 - 「漫画」を邪道だと思う信念のある人以外はぜひ。専門家監修なら尚良し
『漫画から入るのは邪道』という方はわざわざ読まなくても構いませんし、本気で「専門」の道を目指したい気力に満ち溢れている場合は一段とばしでも良いかも知れません。ただ、どんな水準であっても、(専門家が監修したものなどであれば)「漫画」学習が極端に劣後するという時代でもなくなってきています。 - 特に挫折しやすいジャンルや行き詰まった時などに効果を発揮
「学習まんが」のシリーズや「漫画で学ぶ『名著』」のシリーズなどは、特に『挫折しやすいジャンル』や『勉強や学習が行き詰まった』タイミングで読み返すと効果を発揮するでしょう。
◎「図解」
- オールカラーで概観を掴みやすそうなものを羅針盤に
漫画と似ていますが、『図解』とか『オールカラー』とか『~~のすべてが分かる』とか、入門者へ門戸を開いたような書籍で良いものがあれば、それを全体の羅針盤としましょう。 - 内容が不十分でも、ちゃんと学習すれば後から気づける
本当に理解が深まれば、『省略された部分』や『端折って欠落している部分』、『誤解を招いたと感じた部分』などが浮かび上がってくるはず。それでも『初心者向けならこれぐらい抑えてあれば十分だよね』と感じられるクオリティーならば、十分存在価値を満たしていると思います。 - 当たり外れがある。本の方が悪い場合も少なくない
『図解してあるのに読みづらい』書籍もある場合は別の書籍などを当たってみましょう。実際には「高校で授業を受けた知識が前提」となっていたり、書籍内での「専門用語の説明が不足」していたり、「図」にすることが目的化してしまっていて、『分かりやすく説明』するという目的が欠落しているケースもままあります。
ピンキリで当たり外れが大きいので、本が合わないケースもあります。他に良書があると信じて。
◎「初心者向け」
- 「初心者」(≒貴方)の要求を満たす書籍はかなり少ない
本当の意味での「初心者向け」書籍は少なく、メジャーなジャンルでなければ適した書籍が出版されていないことも。『初心者向け』と銘打っている書籍は、筆者(プロ)目線が想定をした初心者であって、貴方のレベルに合っていないこともあるあるなのです。 - 活字を読むのが苦にならないかで「図解」と「文章」の相性の差が出やすい
「図解」に比べて、文字数が多いことが一般的な「初心者向け」書籍ですが、図解ではなく文章で書いてあった方が読みやすいとか相性が良いこともあるでしょう。
活字を読むのが好きな方は積極的に「初心者向け」書籍から知識を得て頂ければと思いますが、どんな難易度であれ、一定量の文字を読むのには体力が必要です。せめて上に示した様な”羅針盤”を手にした状態であれば、読み進めるのも多少はスムーズに行きやすくなるでしょう。 - 最低限の目的やメリットをおさえられる書籍が望ましい
『何のために』など目的や、『どんなメリットがあるか』が全く示されていない状態では、いかに素敵な『地図』が手元にあっても宝にありつく前に旅を止めてしまいます。
◎「中級者向け」
- 基礎知識があるなら上の過程は飛ばしても構わない
例えば学生時代に授業を受けていたなど、初心者に与えられるべき「基礎知識」を、幸い一定程度有しているならば、上のステップをすっ飛ばしても構わないでしょう。ただ「中級者向け」の書籍にいきなり手を付けて挫折するのもあるあるなので、そういった場合には(恥ずかしがらずに、)理解できていないレベルまでステップを戻って学び直す以外にはないと思います。 - 受験などを前提としない『学び直し』の主な舞台がこのレベル
『大人のための~』、『学び直し』などは受験を前提としていないなどの点で、下の「専門」とは少し違った構成となっていることがあります。下に示した「専門」の目的を求めないのであれば、専門家になることを目的としないことによって学習スタイルが一気に自由になるかも知れません。
◎(人によっては)「専門」の道へ
- 興味・関心・適性があり続きそうなら「専門」的なルートに乗ってみる
- 本当に合っているかどうかを上のステップで見極めてからでも遅くない
- 全員が全員「専門」の道を歩む必要は全くもって無い
- 全員が受験勉強を前提にした学校の授業を受ける必要はない
- 全員が専門用語や細かい知識を覚える必要はない
- 調べれば分かるものの暗記量、電卓で計算すれば答えが出るものの計算速度などは、能力値の一つであって、これをもって全てをはかれる訳ではない
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