Rxヒットアーティスト列伝 ~DREAMS COME TRUE(ドリカム)~

【はじめに】
この記事では、私の「Rxヒット指標」に基づき歌手/アーティストのヒット曲を振り返っていきます。今回取り上げるのは「DREAMS COME TRUE(ドリカム)」です。

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Rxヒット指標にみる「ドリカム」の代表曲

わがヒット指標で「30万pt」を超える楽曲に限ってリストアップしてみました。平成の後半に至るまで全部で20曲、年数としても20年にわたります。素晴らしいですね。どうぞご覧ください。

・基準は30万pt以上
・DL数は2000年代後半のみ「÷2」補正
・再生回数は「÷100」が基本。ライブVer.を含むが、「未来予想図II」は~VERSION’07~などと区別して集計

現時点での唯一のウィークポイントとなっているのが「YouTube」などの動画再生回数で、公式PV動画などの伸びが弱い傾向にありますが、ライブ映像動画が好調で、何とか下支えしている印象です。

その他の指標は、CDバブル全盛期の波に乗った「CD売上」は2000年代を通じて好調なほか、デジタル配信やカバーアーティスト数も満遍なく得点を獲得しています。

1990年から2005年まで15年間、ミリオン相当のヒット曲を出し続けるパワー(特に90年代アーティストが2000年代中盤で勢いを吹き替えした例)は屈指のものだと思います。以下、得点別に組み替えた表で、代表曲をみていきましょう。

得点順(ミリオン相当は9曲)

得点順に並べ替えてみると、実に9曲もの「ミリオン相当」曲があることに気付かされます。下の表は得点順に並べた70万pt以上のヒット曲。70万以上が15曲もあるのは本当に稀有といえるでしょう。

1位:330万pt(1995年)『LOVE LOVE LOVE』

私のヒット指標では、ドリカム唯一のトリプルミリオン相当となっているのが『LOVE LOVE LOVE』。2位以下にダブルスコアを付ける原動力となったのは、やはりCD売上の指標です。オリコン調べでは、歴代シングルランキングでTop10入りを果たしています。

多くのアーティストに愛される「ドリカム」の中でも、実は『未来予想図II』などを上回って最も多くのアーティストにカバーされているのがこの曲、『LOVE LOVE LOVE』です。

2位:150万pt(1994年)『WINTER SONG』

1994・1998年に2度シングルが発売され、両方の合算で売上枚数がミリオンに達しました。英語詞の原曲『雪のクリスマス』も50万ptを記録していて、両曲を合算するとダブルミリオンに迫る勢いです。

3位:135万pt(2005年)『何度でも』

2位以下は接戦なのですが、2000年中盤の復活を高く評価して『何度でも』を3位とします。CDからデジタル配信へと移り始める2000年代後半の楽曲ですが、ドラマ『救命病棟24時(第3シリーズ)』の主題歌として話題になり、NHK紅白歌合戦でも歌唱されるキャッチーな愛唱歌となりました。

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4位:130万pt(1992年)『決戦は金曜日』

CD売上で初のミリオンに達した『決戦は金曜日』。この1992年から1995年頃にかけて、メガヒットを連発するCD売上面での最盛期を迎えます。テレビ番組『うれしたのし大好き〜Friday Night Live〜』。

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5位:120万pt(2004年)『やさしいキスをして』

表題曲は、TBS系ドラマ『砂の器』主題歌として書き下ろされ、ドラマチックな大人の歌謡曲に仕上げられた。

ミュージック・ビデオが制作され、宮崎あおい・斉藤慶太・脇知弘・北村栄基・剛たつひと・伊藤高史が出演しているほか、吉田と中村をモチーフにしたアニメキャラクターが登場する。

ドラマヒットの影響もあって30万枚以上の売上を記録し、2000年代に発売されたドリカムのシングルでは最大の売上を記録した。また、この曲で1997年以来7年ぶりにNHK紅白歌合戦出場を果たした。

やさしいキスをして
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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他の曲と比べて、CD売上以外も含めた得点に安定感があり、動画の再生回数やカバーアーティスト数では、21世紀に入って以降では『何度でも』と並ぶ代表曲となっています。

6位以下の人気曲

7位:110万pt(1990年)『未来予想図Ⅱ』

『未来予想図II』が7位というと意外に感じるかも知れません。私はそうでした(^^;

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理由を追求すると、シングル曲ではないことや2007年に発表された「未来予想図Ⅱ~VERSION’07~」に動画再生回数などが流出していることで、得点上が不利に働いたことも見過ごせないと思います。

事実、カバーアーティスト数では『LOVE LOVE LOVE』に次ぐ2位で、3位以下を大きく突き放していますし、仮に『VERSION’07』や『ア・イ・シ・テ・ルのサイン』を合算すれば、ダブルミリオン相当で堂々2位に浮上します。ただし、楽曲単体では暫定7位相当です。

10位:90万pt(1992年)『晴れたらいいね』

11位:80万pt(1991年)『Eyes to me』

自身初のシングルチャート1位を獲得した『Eyes to me』。個人的に好きなので取り上げさせてもらいましたが、2桁のアーティストにカバーされている楽曲の多さからも、ドリカムの強さを感じます。

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12位:78万pt(2007年)『大阪LOVER』

平成の後半を通じてロングヒットとなっているのが『大阪LOVER』です。『未来予想図II』を除くと、YouTubeの動画再生回数は最上級となります。デジタルなツールへの移行期、過渡期のヒット曲です。

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