【プレバト!! 俳人列伝】ダウ90000・蓮見翔(はすみ・しょう)

【はじめに】
この記事では、「プレバト!!」に出演を熱望していたダウ90000「蓮見翔(はすみ・しょう)」さんの過去の作品を振り返っていきます。

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一般参加者時代(2024年)

番組初登場時には、2023年に「Forbes JAPAN」から次世代を担う30歳未満の日本人の30人に選ばれたことを一つ『箔』のように紹介されていましたが、とにかく「プレバト!!」(の俳句査定)が大好きで番組への出演を事務所所属時に要望を出していたという、ダウ90000の「蓮見翔」さん。

初挑戦となった2024年4月18日の放送回は『ぶらんこ』が兼題。近藤千尋や二階堂高嗣が才能アリを獲得する中、3人いる才能アリの中でも得点の最も高い71点で、初挑戦1位才能アリを獲得しました。その時の作品がこちら(↓)でした。

2024/04/18・才能アリ1位71点
『故郷と同じ遊具や春の風』

上五の「故郷(ふるさと)」は、(YouTubeチャンネルでも取り上げられた)『凡人ワード』の典型例であり、そこから始めると『凡人的な発想』に帰着しそうなものなのですが、蓮見さんは中七から一捻りをしていきました。

俳句の世界において、『ぶらんこ』は古代中国からの伝統から春の季語とされてきました。兼題写真が『ぶらんこ』だからといってそれをそのまま詠んでしまうと季重なりになってしまいます。そんなことは番組を大好きな蓮見さんにとっては常識だったのでしょう。

(それに気づいても普通は句の自主添削ができない方も多いのですが、)『故郷と同じ遊具』と書くことで季重なりを避けただけでなく、遊具が何かを想像させる余地を読者に与える相乗効果も発揮したのです。

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『故郷と同じ遊具や春の風』と下五の季語を『春の風』とすることで、兼題写真の『ぶらんこ』の季節も担保しつつ、新生活などのスタートを切る年度替わりの『春』という季語を選んだことで、新天地で故郷をふと懐かしむことまで包含できている点は、まさに計算尽くされた堂々たるデビューだったと思います。

夏井先生からは、『早く次来てほしい』とか、『まぐれか本物か確かめたい』といった最大級の賛辞が寄せられ、まさに番組のファンがその期待に力を100%発揮したといったデビュー戦となりました。


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その『次』は思ったよりも早く訪れました。前回出演から僅か1ヶ月半後の2024年5月30日。同日の昼間にはNHK短歌へのゲスト出演回が再放送されるなど活躍の幅が更に広がっていった蓮見さんが2度目の登場を果たしたのです。

もはや『まぐれ』が許されないほどの緊張感だと語った蓮見さん。対するは、冬のタイトル戦に出場し6位という好成績も残していたTravis Japanの川島如恵留さん。3位から1位までがそれぞれ1点差というハイレベルな戦いを制し、期待に応えて2回連続の1位71点となったのがこちらの作品でした。

2024/05/30・才能アリ1位71点
『部屋からは洋画の予告夏の雲』

『ベランダの夏雲 部屋からはニュース』
『ベランダの夏雲 部屋からはサザン』

おっちゃんから「『ベランダ』が夏の季語のため季重なりを避けた」との指摘がありましたが、結果的には2回連続同じテクニックを使っていたということかも知れません。しかし句単体で見た時に情報量が多いはずなのにしっかりと纏まっていて、遠近感や奥行き、視覚と聴覚など立体的で複合的な17音の作品に仕上がっている点は高く評価できるものと思います。

夏井先生も『おっちゃんを脅かす存在になる』と語り、すんなりと『特待生昇格』を通告しました。(2024年あたりになってやや早々と特待生昇格を果たす人が増えてきているトレンドを感じているとはいえ、)僅か2回での特待生昇格は、あのフルポン村上さんのスーパールーキーぶりを彷彿とさせるようなものでした。

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