【はじめに】
この記事では、私の「Rxヒット指標」に基づき歌手/アーティストのヒット曲を振り返っていきます。今回取り上げるのは、「GLAY」です。
GLAY(グレイ)は、日本のヴィジュアル系ロックバンドである。1994年のメジャーデビュー以降、CDセールス、ライブ動員数など日本の音楽シーンをリードし続け、数々の金字塔を打ち立ててきた。
GLAY
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
概要(by ウィキペディア)
1988年に北海道函館市でTAKUROとTERUを中心にバンドを結成し、後に現在のメンバーであるHISASHIとJIROが加入した。1994年にインディーズのエクスタシーレコードからアルバム『灰とダイヤモンド』、プラチナム・レコードから1stシングル「RAIN」の同時発売でデビューした。
1996年発売の2ndアルバム『BEAT out!』が初のオリコンチャート1位になると、同年発売の3rdアルバム『BELOVED』でミリオンセラーを達成した。中でも、1997年に発売した初のベスト・アルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』はオリコン年間チャート1位を獲得。累計売上枚数は480万枚を超え、当時のアルバム売上日本記録を更新するなど、爆発的な人気を得た。これまでにアルバム5作品がミリオンセラーとなっている(うち4作品はダブルミリオン)。
シングルでは1997年発売の11th「口唇」が初のオリコンチャート1位となり、同年発売の12th「HOWEVER」でミリオンセラーを達成したほか、1998年発売の13th「誘惑」がオリコン年間チャート1位になるなど、これまでにシングル6作品がミリオンセラーとなっている。また、「HOWEVER」は『全日本有線放送大賞』と『日本有線大賞』、「Winter,again」は『日本有線大賞』と『日本レコード大賞』でそれぞれ大賞を受賞している。
2019年時点で、オリコンの集計によるCD総売上枚数は3800万枚を突破し(日本歴代8位)、1996年リリースの「グロリアス」以来、2020年まで25年連続オリコン週間シングルチャートトップ10入りを果たしている(日本歴代1位タイ)。
また、シングルは、1990年代〜2010年代の3つの年代でオリコン1位獲得。アルバムは、2020年に『REVIEW II -BEST OF GLAY-』が1位を獲得し、1990年代〜2020年代の4年代連続1位をサザンオールスターズ以来史上2組目に達成するなど、根強い人気を誇る。平成で最もカラオケで歌われた歌手ランキングでは第3位。
Rxヒット指標にみるダブルミリオンヒット3曲
ここから、私(Rx)の独自指標にみる「GLAY」の代表曲を追っていきたいと思います。表で示したのは、アルバム売上補正を加えて「75万pt」以上となった楽曲たちです。
以下、日本語版ウィキペディア「GLAYの作品」なども参考にしつつ、ダブルミリオン相当となった3曲をご紹介していきます。
3位:220万pt(1998年)『誘惑』
TDK「ミニディスク XAシリーズ」CMソング。……この曲で2度目の『NHK紅白歌合戦』に出場した。
本作は「SOUL LOVE」との同時発売で、2週連続でオリコン1位・2位を独占した。
1位・2位独占の記録は1970年の藤圭子「圭子の夢は夜ひらく」「女のブルース」、1983年の松田聖子「瞳はダイアモンド/蒼いフォトグラフ」「ガラスの林檎/SWEET MEMORIES」、1992年のサザンオールスターズ「涙のキッス」「シュラバ★ラ★バンバ」に続くオリコン史上4度目の記録である。前作「HOWEVER」に続いてミリオンセラーを達成し、1998年度のオリコン年間シングルランキング1位を獲得した(プラネット・CDTVでは「夜空ノムコウ」(SMAP)に次ぐ年間2位)。
誘惑 (GLAYの曲)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2位:240万pt(1999年)『Winter, again』
1999年度のオリコン年間シングルチャート2位を記録したが、これはオリコンの当時の集計で8cm盤の売り上げと12cm盤の売り上げを別々で集計していたためである。GLAYのシングルで最大のセールスを記録している。(165万枚)初動売上は当時「名もなき詩」(Mr.Children)に次いで歴代2位であった。
本楽曲で第41回日本レコード大賞を受賞したが、レコ大受賞を巡ってGLAY解散の危機に陥ったというエピソードがある。なお、本楽曲は第32回日本有線大賞も受賞しており、日本レコード大賞と日本有線大賞のダブル受賞は史上5組目の快挙であった。
2021年11月12日には、THE FIRST TAKEに本曲で初出演。アレンジャーにTomi Yoを迎え演奏した。
Winter,again
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
千の位が切り替わる前日(1999年12月31日)に、「日本レコード大賞」を受賞して、その年の夏に20万人を動員するライブを行うなど社会現象ともなっていた「GLAY」の人気の絶頂を物語った本曲は、2021年には、YouTube『THE FIRST TAKE』で披露され、20年以上経った現在でも、GLAYの、そして平成ロックのウィンターソングの代表格として君臨していることを感じさせました。
累計売上では240万pt(四捨五入値)で1位と並んでいます。これは今後、THE FIRST TAKEでの歌唱などで再生回数が伸びるなどすれば、あるいは逆転するかも知れないぐらいの僅差ですので、2022年も注目していきたいと思います。
1位:240万pt(1997年)『HOWEVER』
- このシングルの大ヒットを契機にベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』が、当時の歴代1位となる約488万枚を売り上げた。
- 発売当初はノンタイアップだったが、その後TBSドラマ『略奪愛・アブない女』のエンディングテーマに起用された。
- この曲で紅白歌合戦に初出場した。
PVのマネをしたという方も少なくないのではないかと思うほどに大量オンエアされ、GLAYが大スターに上り詰めていく過程で大きなインパクトを残したのがこの『HOWEVER』かと思います。
一般に、ベストアルバム『REVIEW』に売上が途中から分散してしまってシングル売上は全体の4位となっていますが、総合的に判断して、私のヒット指標ではこの曲が暫定1位となりました。
4位以下の好きな曲をピックアップ
以下4位以下ではあるものの、個人的に好きな曲を幾つかピックアップしてみました。アルバム曲などを排して、シングル曲に限定しています。
- (1995年)生きてく強さ
- (1996年)グロリアス
- (1998年)SOUL LOVE
- (2000年)とまどい
- (2006年)LAYLA(EP『G4』より)
- (2007年)100万回のKISS
- (2014年)疾走れ!ミライ
- (2016年)空が青空であるために(EP『G4・IV』より)
個人的には、2000年代以降にドラマやアニメソングなどとして歌われた「タイアップ」ソングにおいて触れる機会が多いのが正直なところでして、最後のミリオンとなった『とまどい』など爽やかな楽曲を特に嗜好してきたことが今回良くわかりました(^^;
あと、個人的には、2006年に日本テレビ系列で放送された『1億3000万人が選ぶベストアーティスト』での『LAYLA』のパフォーマンスが格好良くて印象に残っていますねー。
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