Rxヒット指標にみる「歴代歌姫の1番売れたランキングベスト」(歌のゴールデンヒットを参考に)

【はじめに】
この記事では、2022年11月17日に放送された「歌のゴールデンヒット」などを参考に、『歴代歌姫の1番売れたランキングベスト』を、私(Rx)のヒット指標で集計してみようと思います。こうして思い思いの集計方法で配分し、ランキングをつけるのも面白いので是非できる方はやってみて下さいね~!

TBS「歌のゴールデンヒット」との主な違い(改善点)

ランキングの結果に対する賛否はSNS上で目にしますし、私も同意する部分はありますが、基本的に、番組の集計方法について方向性は賛同します。個人的には、集計方法のアイディアについて既視感がありました。番組サイドとして、私も参考とさせていただいた「あさ」さんなどと偶然の一致(他人の空似)なのか、(こっそり?)参考としたのかが気になりました。

私の独自指標「Rxヒット指標」についても、出発点はSNS上でお見かけした概念です。それを私なりにアレンジ(要素をプラスしたり調整を微妙に修正したり)していますが、これも「私の体感に合う」を重視した結果になります(↓)。

具体的に「歌のゴールデンヒット」の番組内の集計方法との違いを述べると、

項目歌のゴールデンヒットRxヒット指標
出 典全指標がオリコン1社複数の媒体を採用
時 期出典に左右される戦前から(令和まで)対応
指標数3指標(CD/DL/ST)4指標(カバー指標含む)
得 点出典公式なので1の位まで10万pt単位で丸めて表示
時代間時代で区別せず同じpt換算時代ごとに換算率を調整

こういった違いがあります。こうすることで、“より広い年代の楽曲”を同じ得点表示で比較することができ、世代間の有利不利を多少解消できるのではないかと期待しています。それでは具体的に見ていきましょう。(↓)

歌姫の最大ヒット曲(300万pt超・時系列)

日本の音楽史を見てもかなり少ない「300万pt超」のトリプルミリオン級の楽曲を、戦後の時系列にして並べました。なお、美空ひばりさんやテレサ・テンさんなどのように、複数高得点を叩き出している場合も本家に準じて「最大ヒット曲」に絞っています。

漏れがあるかも知れませんが、実は昭和30年代の黄金期は男性曲に高得点が多く、女性メイン曲は表に中々入ってきていません(デュエットソングなどは元から除外しています)。著名なところでは、1959年にペギー葉山さんバージョンが入った『南国土佐を後にして』などが該当します。

昭和年間は数年に1曲ぐらいのペース、そして平成に入って1桁台のCDバブルがあって数年置きに誕生し、着うた(フル)時代が絶頂となった「そばにいるね」まで掲載しています。これらの曲以外は私の指標でいくと100~200万pt台にはなっても、300万ptの大台には届かない集計となります。なお、2002年以降の約20年では、フル配信が500万回とか、ストリーミング再生回数が15億回とかにならないとなかなか入れない点で苦しさがあります。例えば現行の集計方法では『紅蓮華』や『夜に駆ける』も200万pt台となります。

歌姫の最大ヒット曲(350万pt超・得点順)

これを得点順にすると、おおよそ下の表のようになります。得点については現行制度での調整によるものであり、調整幅や方法が変われば簡単に順位が入れ替わる点はご了承ください。それでもかなりバラエティに富んだラインナップになっているのではないでしょうか?(↓)

1位は、NHK紅白歌合戦で紅組トリを飾る印象も強い昭和の美空ひばりさんと平成・令和のMISIAさんが分け合う形となりました。平成元年の『川の流れのように』と2000年の『Everything』という時代を画する年に発表された楽曲が400万ptをも超える歴史的なヒットとなっています。

これに続くのが、80年代の「時の流れに身をまかせ」、90年代からの「残酷な天使のテーゼ」、そして2000年代の「そばにいるね」の400万pt弱です。そして70年代の「異邦人」、60年代の「恋の季節」と続き、まさに時代を代表する楽曲たちが名を連ねている印象です。

これなら「統一感」とかは乏しいかも知れませんが、「歌のゴールデンヒット」とは少し違ったラインナップになり、CD/レコード売上のみに偏重したものになっていない……風にはなるのではないかと感じました。皆さんはどうお感じになりましたか? 他の候補曲もあればぜひコメント欄でお知らせ下さい。最後までお読み頂きありがとうございました。

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