【はじめに】
皆さん「ウィキペディア小旅行」へようこそ、ツアーコンダクターのRxです。今回の目的地は茨城県の「つくば市」です。素敵な旅をお過ごし下さい。
つくば市は、茨城県の県南地域に位置する市である。業務核都市、国際会議観光都市に指定されている。学術・研究都市としての筑波研究学園都市はつくば市全域を区域とする。
つくば市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
概要
農村が広がっていた地域であったが、1960年代から筑波研究学園都市として開発が進み、現在は日本国内最大の学術都市となっている。国や県の政策により、1987年(昭和62年)に筑波郡谷田部町・大穂町・豊里町、新治郡桜村の3町1村が新設合併し、つくば市が誕生した。さらに 1988年(昭和63年)に筑波郡筑波町、2002年(平成14年)に稲敷郡茎崎町を編入し、現在の市域になった。そのため、行政上の地区名として旧町村域に対応する谷田部、大穂、豊里、桜、筑波、茎崎が使用されている。
市域には多数の研究機関が立地している他、市の北端に日本百名山の筑波山を擁しており、観光地になっている。また、2005年(平成17年)に首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが開業し、市中心部のつくば駅から東京都の秋葉原駅まで最短45分で結ばれている。
地理
平野部である市内長峰(高層気象台)にある観測点(「つくば(館野)」)における1981年(昭和56年)から2010年(平成22年)の平年値によると、年平均気温は13.8℃、年間降水量は1282.9mmである。太平洋側気候に属するが、内陸性で年間の寒暖の差、一日の内の気温差が大きい。
冬は、1月から2月には最低気温が-5℃から-8℃くらいまで下がることもあり、1952年(昭和27年)2月5日には、最低気温-17.0℃を観測している。また、当市を含む地方の季節風は「筑波颪」との異名があるが当市の地勢とはあまり関係がない。降雪は比較的少なく、20cmを超える積雪の年は1971年(昭和46年)以降わずか4回であり、観測史上最深積雪は27cmで1936年(昭和11年)2月5日まで遡る。
一方、夏は蒸し暑く、猛暑日になることもある。1996年(平成8年)8月15日には最高気温37.8℃を観測した。また、山間部でも標高がそれほど高くないため平野部とは数℃程度の差であり、市内最高峰の筑波山(女体山)でもわずか877mなので避暑地にはならない。
市街地ではヒートアイランド現象が発生しており、竹園・東新井の気温が最も高く、吾妻・二の宮がこれらに次ぐ。冬の早朝の測定結果によれば、竹園・東新井の気温は郊外部に比べ4℃も高くなっている。
市名の由来
市のシンボル的存在である筑波山にちなんだ名称である。(「筑波」・「つくば」の語源については、「筑波山#山名の由来」を参照。)
市名の命名者は当時の県知事である竹内藤男で、県内初のひらがな市名であった。竹内は漢字表記の「筑波市」にすると筑前国・筑後国のように「筑」を「ちく」と誤読される恐れがあることや、ひらがなの方がシンプルで現代的であるとして「つくば市」を推し、合併する予定の4町村(筑波郡谷田部町・大穂町・豊里町・新治郡桜村)にもその意向が伝えられていた。
1987年(昭和62年)10月26日に土浦市で開かれた第1回合併協議会の2番目の議題として市名が討議され、「つくば学園市」や「新つくば市」などの候補も出されたが、結局「つくば市」で決着した。
コメント