太平洋側の各地の主な「津波の高さ」についてざっくり纏めてみた

【はじめに】
「津波」が観測されるような事象は決して頻繁にある訳ではありませんが、津波警報は数年に1度出され、それに見合う以上の高さの津波も10年に複数回観測されています。今回は、2010年以降とそれ以前に分け、千島・日本海溝を中心に主な地点の「津波の高さ」の実測値を纏めていきたいと思います。

2011年の「東日本大震災」で東日本を中心に巨大な津波に見舞われました。しかし、それ以降は大津波に襲われていないという事実は、不幸中の幸いであった反面、“津波への備え・対策”といった面で油断を生まないかが懸念されます。

数字ばかり並べた記事となりますが、そこから貴方は何を受け取りますでしょうか? では参ります。

2010年代以降の主な津波観測値

都道府県地点名2010
チリ地震
2011
東日本
2012
三陸沖
2016
福島県沖
2022
トンガ
北海道根室港花咲1.02.90.10.6
釧路港2.10.20.4
浜中町霧多布港0.82.60.21.0
浦河港2.80.30.6
えりも町庶野3.50.30.8
苫小牧東港2.5+0.20.4
函館港2.40.20.3
青森県八戸港0.94.2+0.10.20.5
岩手県宮古港8.5+0.40.4
久慈港1.20.20.81.1
釜石港4.2+0.20.4
大船渡港8.0+0.20.30.3
宮城県石巻市鮎川0.88.6+1.00.70.7
仙台港1.10.31.40.7
福島県相馬港0.89.3+0.30.80.5
いわき市小名浜0.83.30.10.60.7
茨城県神栖市鹿島港0.80.30.5
大洗港4.00.50.6
千葉県銚子漁港2.50.10.3
館山市布良0.81.70.30.5
千葉港0.90.1
神奈川県横浜港1.60.1
東京都東京晴海1.50.2
八丈島八重根1.40.30.9
父島二見1.80.10.9
静岡県御前崎港1.40.10.7
愛知県田原市赤羽根1.60.6
名古屋港1.10.2
三重県鳥羽港1.80.5
和歌山県串本町袋港0.91.50.10.9
高知県須崎港1.22.8
宮崎県宮崎港1.60.7
鹿児島県志布志港1.11.10.6
奄美市小湊1.21.3

千島・日本海溝沿いの大津波

ここからは、2010年以前の大津波との比較をしていきたく思います。ひとまず、千島・日本海溝沿いをピックアップしてみました。ざっくり比較としてお考えください。

都道府県地点名1896
明治三陸
1933
昭和三陸
1952
十勝沖
1960
チリ地震
2011
東日本
北海道根室花咲波高2.9m+
釧路1.8m
厚岸湾6.5m
浦河3.2m
襟裳遡上4m波高9m波高3.5m
苫小牧東波高2.5m+
青森県むつ6.2m波高2.8m
八戸遡上3m2.0m3.3m波高4.2m+
岩手県田野畑波高17m
宮古波高14m1.2m波高8.5m+
野田遡上37.8m
田老遡上15m遡上37.9m
重茂遡上19m
山田遡上11m
釜石遡上8m波高4.2m+
吉浜遡上22m
大船渡波高8.0m+
綾里遡上22m
綾里奥遡上38m波高23m遡上40m
 ?三陸沿岸6.4m波高10m級
宮城県陸前高田波高11m
雄勝波高10m
石巻鮎川波高8.6m+
女川遡上3m4.2m遡上34.7m
塩竈2.8m
福島県相馬波高9.3m+

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