ウィキペディア小旅行「ニューメキシコ州」(State of New Mexico)

【はじめに】
皆さん「ウィキペディア小旅行」へようこそ、ツアーコンダクターのRxです。今回は「ニューメキシコ州」を巡っていきます。素敵な旅をお過ごし下さい。

ニューメキシコ州(ニューメキシコしゅう、: New Mexico、西: Nuevo México、”ヌエボ・メヒコ“)は、アメリカ合衆国の南西部にある

州の北はコロラド州に接し、東側にはオクラホマ州テキサス州に、西側はアリゾナ州に、南側はテキサス州およびメキシコとの国境に接している。また州の北西にはフォー・コーナーズがあり、そこでユタ州とも一点で接している。

面積ではアメリカ合衆国で5番目に大きいが人口では36番目であり、人口密度では45番目になっている。美しい景観から「Land of Enchantment(魅惑/魔法の土地)」と通称される。

州都サンタフェ、州で最大の人口を抱える都市はアルバカーキである。

ニューメキシコ州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』( 以下省略 )

面積:全米第5位・315,194 km²

人口:全米第36位・2,117,522

加盟:47番目・1912年1月6日

地理

ニューメキシコ州の面積は121,412平方マイル (314,460 km²) であり、アメリカ合衆国で5番目に大きい州である。ニューメキシコ州の東部境界は西経103度でオクラホマ州と、西経103度の3マイル (5 km) 西でテキサス州と接している。テキサス州はまたニューメキシコ州南部境界の東側3分の2と接しているが、西側の3分の1にあたる「ブーツのかかと」(boot-heel)と呼ばれる南に突き出した部分はメキシコのチワワ州及びソノラ州と接している。このうちチワワ州と接する部分が90%を占めている。

気候
ニューメキシコ州は年間340日も陽光に恵まれるという珍しい土地で、自然災害も非常に少ない。 雨が少なく乾燥しているので亜乾燥気候から乾燥気候であるが、大陸性あるいは高山気候の地域もある。州の気候の主な決定要因は標高にある。州の北端と南端の同じ高度の地域を比べると気温は1.6度(華氏3 °度)しか違わない。一方で、数マイルしか離れていないが4,000フィート(1,219メートル)の標高差がある地域を比べると、年間平均気温は8.3度(華氏15 °度)の差がある。

年間平均降水量は13.9インチ (353 mm) である。年間の平均気温は南東部の64 °F (18°C) から北部山岳地の40 °F (4°C) 足らずまで変化がある[15]。 夏は、標高5,000フィート(1,524メートル)未満の地域では、日中の最高温度が頻繁に37.8度(華氏100°度)を超える。7月の平均最高気温は低地の97 °F (36°C) から高地の70 °F (21°C) 台後半までである。最も標高の高いところでも、夏期の標準最高気温は25度程度である。夏のピークは合衆国の他の地域よりも早く、7月と8月にはメキシコ湾からの季節風の湿気が入り込み、にわか雨を降らせる。夏期の夜間は、日没とともに急激に温度が降下するので過ごしやすい。

インディアン部族

この地に先住するインディアン部族は、「プエブロ族」のような定住農耕民と、「アパッチ族」のような(元)移動略奪民とが混在している。

国家の犠牲地域
ニューメキシコ州のインディアン保留地一帯はアメリカの核兵器開発と原子力産業の中枢となっており、全米科学アカデミーはこの地を「国家の犠牲地域」(National Sacrifice Area)のひとつに指定している。

広島長崎に投下された原子爆弾は、同州一帯の「フォー・コーナーズ」にあるナバホ族、ホピ族、プエブロ族、山岳ユテ族保留地から、アメリカ連邦政府によってほぼ部族に無断で採掘されたウラニウムを精製して製造され、メスカレロ・アパッチ族と西ショーショーニー族、南部パイユート族の保留地で爆発実験された。この際に生み出された放射性副産物質は、サン・イルデフォンソ・プエブロ族とサンタクララ・プエブロ族の保留地に格納された。

芸術・文化

ニューメキシコ州には1990年時点でインディアンが134,000人住んでおり、現在でもインディアン文化の重要な中心であり続けている。ナヴァホ族とアパッチ族はどちらもアサバスカ語族である。アパッチ族といくらかのユト族は州内の連邦指定地に住んでいる。ナヴァホ族居留地は大半が隣のアリゾナ州にあるが、面積は1,600万エーカー (65,000 km²) あり、国内最大となっている。前史時代に農業を営んでいたプエブロ族インディアンは州内に散らばったプエブロに住んでいる。

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芸術と文学
サンタフェ市では大きな芸術社会が繁栄しており、ブルース・ナウマン、リチャード・タットル、ステイナ・バスルカなどの人々が入っている。この州都にはスペイン植民地、国際的民族、ナヴァホ族の儀式、現代インディアンおよび現代美術の博物館がある。別に故人となった市民のジョージア・オキーフを称える博物館もある。芸術家や作家のコロニーが栄え、画廊を持った小さな市民集団もある。毎年8月にはサンタフェ・インディアン・マーケットが開催されており、世界でも最古かつ最大のインディアン芸術審査展示会となっている。

ニューメキシコ州はスペイン文化の強い遺産を保持している。サルスエラフラメンコなど古いスペインの伝統は現在も大変人気がある。

食文化
ニューメキシコには、ヌエバ・エスパーニャから来たスペイン人征服者の食文化とインディアンの食文化の要素が融合した、ニューメキシコ料理と呼ばれる伝統料理がある。地理的・歴史的な理由からメキシコ料理テクス・メクス料理とは姉妹関係にあるが、ニューメキシコ独自の風土や民族の影響を強く受けている。ニューメキシコ料理の特徴は、ニューメキシコ・チリと呼ばれる土着のトウガラシへの愛着によく表れている。トウガラシはインゲンマメと並んで「州の野菜」に制定されているほどで、未熟な青唐辛子と完熟した赤唐辛子の両方をサルサをはじめ、様々な料理に用いる。

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その他

日本の姉妹都市

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