【冬・生活】「毛布」&「毛皮」(11月20日が記念日)

【はじめに】
この記事では、俳句歳時記で冬の生活の季語に分類され、11月20日が共に記念日となっている「毛布」と「毛皮」について纏めていきます。

ウィキペディアに学ぶ「毛皮」&「毛布」

まずは、日本語版ウィキペディアの「11月20日」の項をみてみましょう。


11月20日は、グレゴリオ暦で年始から324日目にあたり、年末まであと41日ある。

記念日・年中行事(抜粋)

  • 毛皮の日
    日本毛皮協会が1989年に制定。「いい(11)ファー(20)」の語呂合わせ。
  • 毛布の日
    1887年(明治20年)の、日本初の毛布生産から130周年となる、2017年平成29年)に制定。

どちらも由来が違うものの、11月20日という晩秋から初冬にかかる時期に記念日が制定されています。

ウィキペディア「毛皮」

毛皮(けがわ、: fur)とは、体毛がついたままののこと。動物の毛皮を用いないフェイクファーなどの呼び方との対比で、本物の動物の毛皮のものをリアルファーとも言う。現代では、基本的には毛皮は皮の部分をなめして使う。

古来、防寒具ファッションなどに利用されてきた。一般に人間が衣類などに利用する上では、断熱性を求める場合には加工し易い体毛を持つ哺乳類が用いられる。なお哺乳類でも水辺などに生息する動物や、細かく柔らかい毛並みを持つ動物のほうが好まれる傾向もあり、過去にはそれら毛皮目あての乱獲などにより絶滅に瀕した動物もいる。

現代の毛皮の85%以上は野生由来ではなく、毛皮用の動物養殖農場から生産されている。毛皮使用への反対から多数のファッションブランドがフェイクファーへ転向しつつある。

利用の歴史
人類旧石器時代から、狩猟を行い動物を食用にし毛皮を衣類として使用していたと考えられている。かつては防寒具として毛皮に代わるものはなかったと考えられており、特に寒冷な気候の北ヨーロッパなどでは、毛皮は生活に欠かせない必需品であった。カエサルの『ガリア戦記』にはゲルマン人が毛皮を着用していたことを示す記述がある。

日本
旧石器時代の例としては、北海道柏台1遺跡から2万年前の着色された毛皮と見られる痕跡が確認されており、着色料としては黒色顔料である二酸化マンガンと赤色顔料である赤鉄鉱などが使用されたと見られ、採掘された鉱石も近くの遺跡から見つかっている。

毛皮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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ウィキペディア「毛布」

毛布(もうふ)は、羊毛などを厚く織って(編んで)起毛などの処理を施した製品で、おもに寝具として用いられる。ブランケット(blanket)とも呼ばれる。また、略して「ケット」(ket)とも呼ばれる。

主な用途は、睡眠中の暖かさを保つことである。寒さの程度に応じて、複数枚を使用したり、掛け毛布、敷き毛布として利用方法を変える。日本へは明治時代初頭に寝具というよりも防寒具として導入された。

毛布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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俳句歳時記にみる例句 計15句

ここからは、俳句歳時記に掲載されているような例句をみていきましょう。まずは「毛皮」から。なお毛皮については、毛皮売や毛皮店といった季語の傍題も掲載されています。

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「毛皮」の例句10句

  1. 『毛皮着て猟夫なんめり汽車待つは』/石塚友二
  2. 『毛皮夫人にその子の教師として会へり』/能村登四郎
  3. 『毛皮着て泣く人雨の北半球』/高澤晶子
  4. 『毛皮着て泣かぬ女となりにけり』/金田志津枝
  5. 『毛皮着て恋占師が夜の街へ』/坂本宮尾
  6. 『おんがくを毛皮の中にゐて聞きぬ』/鴇田智哉
  7. 『乗り越して毛皮の襟を深くせり』/今留治子
  8. 『ウインドー飾る毛皮にパリーの灯』/池辺弥生
  9. 『ルミナリエ母の遺せし毛皮着て』/高井静子
  10. 『不夜城の孤独にまとう毛皮なり』/相田翔子

一番下の句は2018年に「プレバト!!」で【相田翔子(Wink)】さんが披露した作品です。才能アリ・1位を71点で獲得しています。

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さて、句の作品をみると、今のようなフェイクファーではなく実際に動物を猟でとらえていた時代の雰囲気が漂ってきます。1句目は「猟夫」が登場する句をピックアップしました。少し時代が変わるかも知れませんが7句目も汽車か何かを乗り過ごした“あるある”を示しています。

そして、全体的に「女性」の句が多く例句として掲載されていました。男性が身につけるものは少しネーミングが変わってくる部分もあるかも知れません。そして昨今では商店街でも見かける頻度が減り、百貨店などにも専門店は減っている印象の「毛皮店」の句もあります。特に鏡との相性が良い様です。

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個人的には9句目『ルミナリエ母の遺せし毛皮着て』は、当然「神戸ルミナリエ」の成立経緯を思うと普通の句とは違った感傷に浸ることともなるでしょう。阪神・淡路大震災も冬の最中であり、神戸ルミナリエはそれに少し先駆けて始まる冬の風物詩となっています。

「毛布」の例句5句

こちらは「毛布」の例句です。5句厳選してご紹介します。こちらです。(↓)

  1. 『いとりし毛布なれども手離さず』/松本たかし
  2. 『ひとり夜を更かすに馴れし膝に毛布』/安住淳
  3. 『荒星や毛布にくるむサキソフォン』/攝津幸彦
  4. 『安物の毛布まとへば流浪めく』/関森勝夫
  5. 『白毛布泣きたきときの深かぶり』/明田和子

個人的には、1句目の松本たかしさんの句が非常に印象的です。きっと多くの方が“あるある”なのではないかと思います。2句目や4・5句目なんかも他者と共感する機会の少ない“あるある”畑でしょう。

そして、毛布にくるまるのが自分ではない点で、3句目も印象的です。くるむものとしての「毛布」でも冬の季語としての季感がたっぷりとあるので、素晴らしいと思います。「毛布」という季語の本意と合う/合わないで意見が分かれるかも知れませんが、冬の俳句としての寒々とした感じでみなさんにも参考になろうかと思います。

皆さんは今年もう「毛布」を出しましたか? 「毛皮」を街中で見かけましたか? 冬いっぱいの期間で使える「三冬」の季語ですので、皆さんの生活に触れた瞬間に1句俳句を捻ってみるのも冬の楽しみかも知れませんよー もし出来たらぜひコメント欄でも書き込んでみて下さい!

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