Rxヒットアーティスト列伝「水前寺清子」

【はじめに】
この記事では、私の「Rxヒット指標」に基づき歌手/アーティストのヒット曲を振り返っていきます。今回取り上げるのは、「水前寺清子」さんです。

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水前寺 清子(すいぜんじ きよこ、1945年10月9日 – )は、日本の女性歌手女優。本名は林田 民子(はやしだ たみこ)。身長158㎝、血液型O型。

芸名の水前寺は故郷・熊本市の水前寺成趣園から、清子は熊本ゆかりの戦国武将・加藤清正からそれぞれ取られている。愛称の「チータ」は、小柄だった水前寺を作詞家の星野哲郎が「ちいさなみちゃん」と呼んだことに由来する。動物のチーターとは直接の関係はないが、着物の柄などにチーターの衣裳を用いることがある。

水前寺清子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Rxヒット指標にみる「水前寺清子」さんの人気曲

まず、私(Rx)のヒット指標にみる「水前寺清子」さんの代表曲をみていきましょう。こちらです(↓)

発売累計pt
レコード

再生

カバー
曲名
1964/10/151301001020涙を抱いた渡り鳥
1966/11/0111010010いっぽんどっこの唄
1968/11/101801006020三百六十五歩のマーチ
集計方法や企画の主旨については、下の記事に纏めてありますので初見の方はぜひご覧下さい(↓)。

水前寺清子さんの楽曲の中で、ミリオンヒットに達したと伝わるのが以上の3曲です。早速、それぞれの曲を見ていきましょう。

2位:130万pt(1964年)『涙を抱いた渡り鳥』

15歳時に出場した「コロムビア歌謡コンクール」に出場し2位になる。そのときに星野哲郎が水前寺に声を掛けたことが後のデビューのきっかけになった。

その後、歌謡コンクールを主催したコロムビアで11回もレコーディングをしたものの、レコードデビューすることはできなかった。

そこで、水前寺はクラウンレコードに移籍し、畠山みどりが歌う予定だった「袴を履いた渡り鳥」を畠山のキーのままで「涙を抱いた渡り鳥」とタイトルを変更した上で念願のデビューを果たした。

水前寺清子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

3位:110万pt(1966年)『いっぽんどっこの唄』

いっぽんどっこの唄」(いっぽんどっこのうた)は、1966年11月1日に発売された水前寺清子シングル

概要
累計売り上げは100万枚を記録するミリオンセラーとなり、水前寺の代表曲の一つにも数えられる。NHK紅白歌合戦では、発売された1966年の「第17回NHK紅白歌合戦」と、水前寺が紅組司会も務めた1973年の「第24回NHK紅白歌合戦」で歌唱されている。

1967年制作の映画『座頭市鉄火旅』(大映)では、水前寺扮する旅回り一座の娘・お春が、この曲の1番と2番を勝新太郎演じる座頭市に聴かせる形で披露している。

いっぽんどっこの唄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1位:180万pt(1968年)『三百六十五歩のマーチ』

三百六十五歩のマーチ」(さんびゃくろくじゅうごほのマーチ)は、1968年11月10日日曜日)に発売された水前寺清子シングル。歌詞にも登場する「ワン・ツー・パンチ」というサブタイトルが付けられていた。

概要
それまで演歌の本流とも言える楽曲をリリースし続けた水前寺がリリースした歌謡曲ナンバーで、題名の通り一日一歩ずつ歩み続ける人生を励ますマーチ(行進曲)調の曲である。ジャケット写真もそれまでの着流し姿から一転、マーチングバンドのドラムメジャー姿になった水前寺がポーズを決めたものとなっている。

水前寺は楽曲提供を受けた当初は演歌歌手としてヒット曲を連発したプライドから英語の「ワンツー」という歌詞がある本曲に「冗談じゃない。わざとイメージに合わない曲で私を辞めさせる気だ」と疑心暗鬼になったという。
作詞した星野哲郎によると、「息の長い歌手でいるには、違うタイプの歌も歌えなくてはいけない」との思いもあってこのような楽曲を作ったとのことである。

このように水前寺が不本意ながらリリースした楽曲であるが、「日本が自信に満ちた時代だった」という高度経済成長の時流にマッチし、累計では100万枚を越える売り上げ(ミリオンセラー)となり、結果的に水前寺の最大のヒット曲にして水前寺の代表曲となった。
水前寺はヒットとファンからの熱い手紙に歌への気持ちが大きく変わり、「最初は歌いたくなかった曲が、今では誇りです」と語っている。

1969年には第41回選抜高等学校野球大会入場行進曲に選ばれたほか、年間チャートでも第36位に入る。同年末には第11回日本レコード大賞大衆賞、第2回日本作詩大賞大衆賞を受賞した。

三百六十五歩のマーチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

様々な逸話が掲載されていますが、やはり時代が高度経済成長の時期にマッチしたのだと思いますね。今や水前寺清子さんの第一の代表曲といった感じがします。

これまでのイメージを覆す様な楽曲がヒットして代表曲になるというのは決して多くない事ですから、きっと水前寺さんのお人柄と歌唱力あってのことだったのだろうなと感じます。

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