【はじめに】
この記事では、『立春』に次ぐ「二十四節気」の2番目「雨水(うすい)」について纏めていきます。
雨水(うすい)は、二十四節気の第2。正月中(通常旧暦1月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が330度のときで2月18日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から1/6年(約60.87日)後で2月20日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の啓蟄前日までである。古代中国夏王朝は雨水を年始と定めており(三正)、西洋占星術では雨水を双魚宮(うお座)の始まりとする。
雨水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』( 以下省略 )
ウィキペディアに学ぶ「雨水(うすい)」
季節
空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ。
『暦便覧』には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されている。実際は積雪の山場(ピーク)であり、それゆえ、この時節から寒さも峠を越え、衰退し始めると見ることもできる。
春一番が吹き、鶯の鳴き声が聞こえ始める地域もある。昔から農耕の準備を始める目安とされてきた。
日付
「雨水」の日付の表を要約すると以下のとおりです。2月18~19日に「雨水」が来ることとなります。
七十二候
- 初候
- 次候
- 末候
- 草木萌動(そうもく めばえ いずる):草木が芽吹き始める(日本)
- 草木萌動(そうもく きざし うごく):草木が芽吹き始める(中国)
俳句で季語となっている「獺祭魚(かわうそ うおを まつる)」も、七十二候に由来する季語です。
「七十二候」を見ても、まさに春の訪れを感じさせるような単語が並んでいますよね。
俳句歳時記にみる「雨水」の例句5句
そして、「雨水」の例句を5作品ほどです。エリアによって「雨水」という2月下旬からの季節の空気が違うのですが、やはり立春から半月経って『春』の足音が聞こえてくる感じが出た作品が多いです。
『雨水』の中の「雪」を描いた作品もありますし、『雨水』の中の「水」(海、湖、木などの自然)を描いた作品も多くあります。
他の二十四節気にも増して、「自然」を感じる俳句が多いのが特徴なようにも感じました。貴方の住む地域では、まだ「雪」の印象が強い時期ですか? それとももう「雨水」の漢字が印象的な時期でしょうか? 貴方の「雨水」への思いをコメント欄で楽しみにしております。
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