祝日などに起きた大地震についてまとめてみた

【はじめに】
2023年5月5日(こどもの日=ゴールデンウィークの最中)に、能登半島沖を震源とする最大震度6強の地震が起きました。地震は自然現象であり、いつ起きるか分からないことは自明ですが、こうして、祝日や年末年始などのバッドタイミングで大地震が起きたことはあったのか、私なりに調べてみましたので一緒に振り返っていきましょう。

なお、夜間や休日に関してまとめた記事については、下にリンクを貼っておきますので、ぜひそちらもお読み下さい!(↓)

新年(1月)

実は、元日にも大地震は起きて、首都を揺るがしたことがあります。正月休みどころか元日も何もないのが地震の世界です。具体例を見ていきましょう。

  • 1月1日(元日)
    • 1984年(昭和59年)1月1日 三重県南東沖で地震 – Mj7.0、深さ388km、福島県、栃木県、千葉県、東京都、神奈川県で最大震度4。
    • 2012年(平成24年)1月1日 鳥島近海で地震 – Mj7.0(Mw6.8 – 6.9)、深さ約370km。東北から関東の広い範囲で最大震度4。
    • 2024年(令和6年)1月1日 能登半島地震 – M7.6、深さ10km。石川県で最大震度7

2024年1月1日に発生した「能登半島地震」は顕著な被害が元日の昼過ぎに出たことで印象に残りましたが、その前の事例はエレベーターの停止や公共交通機関への影響が出る程度の深発地震ということもあり、お正月休みの方に影響が出かねないものとして特徴的でした。これが祝日の災害の恐ろしさでもあります。

そして、ここ数年のスパンでもこういった顕著な地震が起きていることも抑えておきましょう。(↓)

  • 1月3日(三が日)
  • 1月4日(御用始め)
    • 2022年(令和4年)1月4日に発生。M 6.1、深さ77km。最大震度5強。

現在は1月第2週となっている「成人の日」ですが、平成前半までは「1月15日」に固定されていました。その当日に起きたのが1993年・夜の「釧路沖地震」であり、1995年の3連休が明けた火曜日の未明に起きたのが「阪神・淡路大震災」でした。

  • 1月15日(成人の日)
    • 1993年(平成5年)釧路沖地震 – Mj7.5(旧Mj7.8、Mw7.6)、北海道釧路市で最大震度6、死者2人。
  • 1月17日(成人の日を含んだ3連休の翌日)

春(2~4月)

2月の祝日にはあまり該当例がありませんが、3月には幾つか目立った日の前後で大地震(巨大地震)が起きています。これは厳密には祝日ではないのですが、一つ顕著な例をあげると、

  • 3月3日(上巳の節句/桃の節句)
    • 1933年(昭和8年)昭和三陸地震 – Mj8.1Mw8.4)、岩手県、宮城県、福島県、茨城県で最大震度5。大津波が発生し、死者・行方不明者3,064人。アウターライズ地震。
  • 3月4日(その翌日)

以上のような地震が起きています。日付が連続したのは偶然でしょうが、3月11日に東北地方太平洋沖地震が起きたことも含めて、まだ春浅い東北地方を大地震と大津波が襲ったことは無視できません。

そして、3月後半の3連休付近だと、以下のような地震がありました。タイミング的には、「卒業式」の前後であり、ご家族を含めた楽しみの最中に起こりうる地震として注意が必要な時期でしょうか。

夏(5~7月)

季節は進んで、ゴールデンウィークの頃、陽気が徐々に初夏となってきます。しかし、直近の事例でも明らかなように、帰省ラッシュなどを含めた大規模な移動に伴う広域な影響に注意が必要そうです。

  • 4月29日(昭和の日)
    • 2012年4月29日19時28分頃、千葉県北東部でM 5.8の地震。最大震度5弱。
  • 5月5日(こどもの日)

帰省ラッシュとUターンラッシュに重なるタイミングであり、いわゆる旅行先や帰省先(普段と違う場所)で被害を受けてしまうといった事例はなんとも口惜しいところがあります。

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なお、新暦3月3日に起きた昭和三陸地震に関連して、以下の事例も掲載しておきましょう。

  • ※6月15日(旧暦の端午の節句)
    • 1896年(明治29年)明治三陸地震 – M8.2 – 8.5(Ms7.2 – 7.9, Mw8.5Mt8.6)、津波地震死者・行方不明者2万1959人
      なお、この日は旧暦では5月5日にあたっていたが、当時のこの地域では依然として旧暦によって祝い事をする人々も多く、端午の節句の祝いを行っている最中に津波の直撃を受けた例も多かったという。
      明治三陸地震は旧暦の端午の節句の夜に津波に襲われたが(当時は旧暦で節句を祝う人々が多かった)、今度は新暦の桃の節句の未明に津波に襲われたことから、人々は「節句の厄日」「呪いの節句」と呼んで恐れたという。

秋~冬(8~12月)

そして、年後半に移って、幾つかこちらも顕著な地震をピックアップします。

  • 11月3日(明治節 → 文化の日)
    • 1936年(昭和11年)宮城県沖地震(金華山沖地震) – Mj7.4、宮城県仙台市・石巻市、福島県いわき市で最大震度5。ほぼ同規模の1978年宮城県沖地震と比較すると、死者皆無など遥かに小規模の被害、小津波あり。
  • 12月28日(仕事納め)
    • 1994年(平成6年)三陸はるか沖地震 – Mj7.6(旧Mj7.5、Mw7.8)、青森県八戸市で最大震度6、死者3人。
    • 2016年(平成28年)茨城県北部で地震 – Mj6.3(Mw5.9)、深さ11km。茨城県高萩市で最大震度6弱。東北地方太平洋沖地震の余震。

年の瀬も迫った12月28日に震度6クラスの地震が平成では2度発生しています。そして、この事実は余り知られていないのですが、新暦に直すとこんな地震があったというのを最後にご紹介しましょう。

いわゆる大正時代の「関東大震災」の一つ前の相模トラフ巨大地震とされるのが、「元禄地震」です。当時の暦では特別な日ではないのですが、現在に西暦に直せば「12月31日」つまり大晦日の深夜2時頃に当たったようで、万が一現代においてこの日にこの規模の地震が起きていれば、とんでもないことになっていたと思われます。

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言い換えれば、元日も大晦日も祝日もゴールデンウィークも関係なく、過去には大地震が起きた歴史があるのです。これは自然現象なので当然なのですが、人間の活動・暦法によらず大地震がいつ起きるかは分からないことを改めて認識することとなりました。皆さんどうぞ良き一日を過ごされますように。

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