Rxヒットアーティスト列伝 ~コブクロ(KOBUKURO)~

【はじめに】
この記事では、私の「Rxヒット指標」に基づき歌手/アーティストのヒット曲を振り返っていきます。今回取り上げるのは「コブクロ」です。

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Rxヒット指標でみる代表曲

コブクロ(ローマ字表記: KOBUKURO)は、黒田俊介と小渕健太郎からなる日本の音楽デュオである。所属レーベルはワーナーミュージック・ジャパン。所属芸能事務所はミノスケオフィスコブクロで、研音と業務提携している。

1998年5月、サニックスのセールスマンとして勤務する傍ら、毎週土曜日に単独で路上ライブをしていた小渕と、ストリートミュージシャンをしていた黒田が堺市の堺東銀座通り商店街で出会い、意気投合。同年9月、黒田からの提案で小渕が黒田に楽曲を提供したが、あまりにも黒田のギター演奏がお粗末だったため、成り行きで小渕がギターを弾きコーラスをつけるサポートをした。
それを数週繰り返すうちに、黒田から小渕に「一緒に組もう」とユニット結成を持ちかけ、「コブクロ」が結成された。ちなみに、その時に小渕が黒田に提供した楽曲が、後の2005年にシングルとしてリリースされた「桜」である。

日本語版ウィキペディア > コブクロ より

早速、私の「Rxヒット指標」(2022年版)で集計した上位楽曲たちの表をご覧ください。

数字が厳密な意味を持つ訳ではなく、大体のトレンド、代表曲を探すヒントぐらいに思っていただければ幸いです。細かい数字の算出方法については割愛します。

全ての指標で最も大きな値を取っているのが、2007年の「日本レコード大賞」大賞受賞曲でもある「蕾(つぼみ)」です。累計ptでトリプルミリオンとなっている楽曲というのは、平成年間でも数えるほどしかありません。

また、世間知名度的には「蕾」をも上回る代表曲である「桜」も、指標の関係で「蕾」の得点の半分程度にはなっていますが、CD売上やカバー回数で蕾とほぼ同じことからも分かるとおり、コブクロを代表する楽曲であることは間違いないかと思います。

総合力の高いヒットを連発している「コブクロ」の中でも、「蕾」、「桜」、「WINDING ROAD」といった楽曲たちは、平成中期の核となるような話題曲だったのではないかと思います。

1位:約350万pt「蕾」

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オリコン集計での初動売上は過去最高だった「桜」を上回る18.2万枚を記録し、前作の「君という名の翼」の累計売上を初動のみで更新した。そして発売2週目の2007年4月9日付オリコン週間シングルチャートで14作目のシングルにして初の1位を獲得。2007年のオリコン年間シングルチャート3位にランクインし、シングルでは初の年間トップ10入りを果たした。自身のシングルでは唯一売上が50万枚を突破している。
本作で第49回日本レコード大賞を受賞。これは男性フォークデュオとして初の快挙である。これによって2005年度ノミネート作の「桜」、2006年度ノミネート作「君という名の翼」の雪辱を果たした。小渕は「亡くなった母親が一緒に歌っていてくれていたと思う」とコメントした。司会の堺正章は、「感動的な受賞でした」と、コメントを残している。

日本語版ウィキペディア > 「蕾(つぼみ)」 より

発想を逆転させれば、CD以外に流れやすい「コブクロ」が、オリコン年間チャート3位にランクインしているという事実だけでも、特筆すべき楽曲だったと振り返れるかも知れません。

2位:約175万pt「桜」

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Rxヒット指標的には「蕾」の約半分のポイントとなっていますが、これは私の指標の成熟度がまだまだだからだと思います。「蕾」に勝るとも劣らない代表曲であることは間違いないでしょう。

コブクロのシングル作品では「蕾」に次いで2番目の売上を記録している。第47回日本レコード大賞・金賞(現・優秀作品賞)を受賞(大賞は倖田來未の「Butterfly」)。いわゆる「賞レース」ではこれが初の受賞となる。

日本語版ウィキペディア > 桜(コブクロの曲) より

フルMVの発表時期が令和になってからであるため、MVの公開から時間が経っている「蕾」とは大差がついています。それによって「Rxヒット指標」も大差がついてしまっています。

しかし、2021年3月に一挙アップロードされたコブクロの公式YouTubeチャンネルでは、この「桜」の再生回数の伸びは他の追随を許しません。そのことからも、楽曲人気が窺えますね。

3位:約150万pt「WINDING ROAD/絢香×コブクロ」

同じレコード会社の所属である絢香とコブクロが、フジテレビ系『ミュージックフェア』での共演をきっかけに3人の共作で作られた楽曲。番組収録後に絢香がコブクロの楽屋へ訪問し、近日行なわれる予定だった「ワーナーミュージックジャパン・コンベンションライブ」で「一緒に歌いたい」と言ったところ、小渕が「どうせなら1曲作ろう」という事で作られた曲。最初は曲丸々の作成予定はなくカバーを行う予定だった。また、夜中に絢香が小渕に歌詞の内容をメールする事もあった。

オリコン週間ランキングでは初登場2位を記録した。シングルの初動売上で絢香、コブクロ共に初めて10万枚を超えた。半年後も週間オリコンチャートで100位前後を記録した。フル配信(着うたフル+PC配信)で100万DLを突破する大ヒットとなった。

2007年の『第58回NHK紅白歌合戦』でもこの曲が披露されたが、事前の予告はなされなかった。なおこれにより2008年1月第1週目のオリコンチャートでは、100位圏外から20位台まで順位が上昇している。

日本語版ウィキペディア > WINDING ROAD (絢香×コブクロの曲) より

こちらも「CM」やテレビ歌唱などで話題となり、15年経った今でも人気の楽曲です。個人的には、NHKのど自慢で歌唱力に自信のある数人が集まって出演して合格をかっさらう(いわゆる「禁止曲」)印象が強い楽曲ですかね(^^

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