【はじめに】
この記事では、私の「Rxヒット指標」に基づき歌手/アーティストのヒット曲を振り返っていきます。今回取り上げるのは、「高橋洋子」さんです。(※)指標については下の記事をご参照ください。
高橋 洋子(たかはし ようこ、1966年8月28日 – )は、日本の女性歌手。東京都出身。血液型はO型。身長166cm。ポッシブル所属。所属レーベルはKING AMUSEMENT CREATIVE。
高橋洋子 (歌手)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Rxヒット指標にみる高橋洋子さんの代表2曲
Rxヒット指標でミリオン相当の大ヒットとなっている楽曲は、皆さんのご想像どおり。『残酷な天使のテーゼ』と『魂のルフラン』の2曲が高得点となっていまして、カラオケランキングでも上位です。
1位:390万pt(1995年)『残酷な天使のテーゼ』
「残酷な天使のテーゼ」(ざんこくなてんしのテーゼ、英: A Cruel Angel’s Thesis)は、高橋洋子の11枚目のシングル。1995年10月25日にスターチャイルドから発売された。
概要
残酷な天使のテーゼ
テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニング曲。「テーゼ」とはドイツ語で命題・定立を意味する。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
累計では約400万ptという値に達しています。これは「アニメソング」というカテゴリーでは歴史上で最も高い値であり、大ヒット曲が多数生まれた平成初頭・1990年代というスパンで見ても最大級です。
これだけの高得点に繋がったのは、時代を超えたロングヒットによるところが大きいでしょう。単なるアニメソングという枠を飛び越え、平成という時代を代表する1曲となり、時代だけでなく世代を超えて愛唱されてきました。
需要と評価
アニメと共に本曲もヒットし、シングル発売・放映終了から25年経過しても、エヴァンゲリオンシリーズを象徴する楽曲としてのみならず、アニメソングの枠を超えた高い人気と知名度を保っている。2019年3月1日にはソニー・ミュージックエンタテインメントのアニメソング人気投票キャンペーン「平成アニソン大賞」において、最優秀賞となる平成アニソン大賞および作品賞(1989年 – 1999年)に選出された。
2020年9月6日にテレビ朝日系列にて放送された『国民13万人がガチ投票! アニメソング総選挙』では、第1位にランクインした。
2021年12月31日放送の『第72回NHK紅白歌合戦』において、「カラフル特別企画 〜明日への勇気をくれる歌〜」でエヴァンゲリオン関連コーナーより本曲を歌唱した。
( 同上 )
発売から四半世紀を経て「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たしたり、カラオケランキングの上位を保ったりしていることからも、数年単位のロングヒットとはまた別次元の超ロングヒットともいうべき実績を積み重ねてきたことが、この高得点に繋がっているのだと思います。
ちなみに、NHKのど自慢でも、2017年度以降は毎年のように歌唱されています。これを肌感覚より多いと捉えるか少ないと捉えるかは人それぞれですが、少なくとも「アニメソング」の定番となっている事は着目すべきかと思います。
一方でここ数年で見たときに「合格率」はさほど高くないという点も、やや直感と反するかと思いますので、ぜひ今後の動向に注目していきましょう。
2位:175万pt(1997年)『魂のルフラン』
『残酷な天使のテーゼ』に続く2位となっているのが、映画「シト新生」の主題歌であった『魂のルフラン』です。こちらも発売は1997年で今から約25年と思うと、改めて驚かされます。
「魂のルフラン」(たましいのルフラン、英: Soul’s Refrain)は、高橋洋子の14枚目のシングル。1997年2月21日にスターチャイルドから発売された。
概要
本楽曲は、1997年3月15日に公開されたアニメ映画『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』の主題歌(エンディングタイトルロール)に起用された。テーマは「輪廻」である。「魂のリフレイン」という言葉を初めに思いついたが音数に合わないうえ、「リフレ」という音が抜ける感じが気持ち悪く感じたので、フランス語で「ルフラン」とした。
魂のルフラン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『残酷な天使のテーゼ』と同様に、CD・デジタル配信、カバーアーティスト数で高得点を獲得していますが、YouTubeの再生回数としては公式に伸びた動画がないため得点を稼げていません。但しその人気やポテンシャルを考えれば、少なくともダブルミリオン相当のヒット曲であることは間違いないです。
そして、特筆すべきは「NHKのど自慢」での歌唱頻度と合格率の高さです。「●:不合格」、「○:合格」で星取表を作ると、令和になってからの連勝が止まらず、2018年10月から2桁近い連勝記録となっています。
直近での合格率は8割台となり、全体での平均が3割前後なことを考えると、「偶然」とはとても言えない程の『特殊』な成績といえるでしょう。『魂のルフラン』は若い女性が志向しやすい楽曲ですが、そういった方々の映える歌唱が合格に直結しやすいといえそうです。
(※)この連勝データは、私でいうところの『禁止曲』の中でも最強クラスなので、あまり拡散されたくないレベルだったりもするのですが(^^;
フルで歌唱できるカラオケなどなら『残酷な天使のテーゼ』は映えますが、のど自慢のように歌える尺が限られている機会では『魂のルフラン』の成績が良く、選好されている事も合点がいく気がします。
その他、アニソンファンに愛される楽曲たち
J-POPなどの基準で示される「Rxヒット指標」には入らない楽曲を含め、ソロデビュー30年以上の実績を誇る高橋洋子さん。別名義を含めて多くのアニメソングを歌唱し、ファンに愛されてきました。
- (2006年)「蒼き炎」
テレビアニメ『パンプキン・シザーズ』オープニングテーマ
- (2014年)「真実の黙示録」
テレビアニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』オープニングテーマ
- (2020年)「Peaceful Days」/高橋竜子
テレビアニメ『ギャルと恐竜』エンディングテーマ
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