Rxヒットアーティスト列伝 ~鶴田浩二~

【はじめに】
この記事では、私の「Rxヒット指標」に基づき歌手/アーティストのヒット曲を振り返っていきます。今回取り上げるのは「鶴田浩二」さんです。

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鶴田 浩二(つるた こうじ、1924年〈大正13年〉12月6日 – 1987年〈昭和62年〉6月16日)は、日本の俳優、歌手。

昭和を代表する映画俳優のひとりとして数多くの映画やドラマに主演。戦後派として登場し、甘さと翳りを兼ね備えた天賦の美貌で一躍トップスターに躍り出た。若いころは絶世の美男子としてアイドル的人気を博したが、中年期からは任侠映画や戦争物でみせた渋い魅力で、日本映画界を代表するスターとして長らく君臨した。また、歌手としても独特の哀愁を帯びた声と歌唱法で知られた。

鶴田浩二
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
( 同上 )

Rxヒット指標にみる「鶴田浩二」さんの代表曲

以下、私(Rx)のヒット指標に基づく「鶴田浩二」さんの著名曲を表にしてみました。概算値という風に捉えていただきたいと思います。

「①レコード売上」は、100万枚弱の売上げを記録したとされる『傷だらけの人生』を基準に、「③再生回数」から逆算して換算値を算出。
「③再生回数」は時代を問わず、「YouTube100万回再生=10万pt相当」として計算。
「④カバーアーティスト」数は、「J-WID(JASRACのデータベース)」でヒットしたカバー歌手数より算出。

100万pt(1955年)『赤と黒のブルース』

1955年(昭和30年)、“歌う映画スター”として人気絶頂にあった俳優・鶴田浩二の歌でレコードが発売され、大ヒットした。鶴田浩二の代表的なヒット曲のひとつであり、この歌のヒットによって、鶴田はトップスターとしての地位を不動のものにした。ムード歌謡の初期のヒット曲でもある。

赤と黒のブルース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1950年代の中盤にして100万ptに達するほどの人気があったのは驚きです。時代の先駆的な楽曲だったとも言えるでしょう。

140万pt(1956年)『好きだった』

1960年(昭和35年)頃までの歌手としての鶴田は、甘い歌声で恋愛を主とした映画主題歌などを歌うことが多かったが、「好きだった」ヒット後はそれほど大きなヒットに恵まれなかった。

( 同上 )

1950年代に「歌手」としてもヒット曲を連発した鶴田浩二さん。中でも、Rxヒット指標で高得点なのがこの『好きだった』です。

130万pt(1970年)『傷だらけの人生』

  • 高田幸吉門下で歌唱力にも優れていた鶴田浩二が、自らの多く演じた任侠映画に出てくる昔気質の侠客ばりに、理不尽な時世、軽佻浮薄な人情への怒りと、日陰育ちのやくざ者の哀しみを歌った重厚な作品で、鶴田のレコードでも代表的なヒット曲となった。曲は1番から3番まで、渡世人らしき男による自嘲混じりの語りを前置きに、その語りに結び付く内容の歌詞が歌われる構成となっており、曲の冒頭、鶴田が映画の侠客さながら情感豊かに語る口上は広く知られている。
  • 「古い人間」が「今の世の中」を憂う詩は、藤田まさとが「鶴田浩二」をイメージして書き下ろしたもので、それに吉田正が曲をつけた。戦争体験を背負った「戦中派世代」の鶴田と、発表当時の高度経済成長時代における享楽的な社会風潮とをモチーフとして対比させた内容でもある。
    「傷だらけの人生」という表現は直接歌詞中には出てこないが、1番冒頭の語りと、己のやくざな身の上を嘆く3番の歌詞とが、題名を象徴する内容となっている。
  • 本曲に限らず、鶴田はステージではマイクにハンカチを添え、耳に手を当てる独特のポーズで歌うことが多かったが、「手が脂性であったことと、従軍時に耳を傷めて演奏のリズムが取りにくかったことが理由である」と本人が明言している。
  • 発売から3ヶ月ほどでオリコンチャートトップ10に初登場、累計で100万枚近い売上げを記録。
1971年の音楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
  • NHKからは「公共放送で流すことは好ましくない曲」「任侠映画に出演している」という理由でNHK紅白歌合戦の出場を拒否され、これに鶴田は激怒し、以後、NHKの番組出演を拒否するようになり、『男たちの旅路』に出演するまで約6年間続いた。
    出演拒否を解除した後、鶴田は、NHKでは方針転換もあり『思い出のメロディー』などでこの曲を歌唱している他、彼の遺作でもあるドラマ『シャツの店』劇中でもこの歌を歌っている。

(参考)150万pt(1968・70年)『同期の桜』

同期の桜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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