ドバイ芝レース好走馬の“次走”を振り返ってみた(ステイゴールドからイクイノックスまで)

【はじめに】
ドバイターフやドバイシーマクラシックなど日本馬の好走も目立ちますが、ではドバイで好走した馬の次走は? レース後の予定と実際の結果(レース選択含む)について振り返っていきたいと思います。

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日本馬が勝ったレースについては、下の記事に2023年時点のデータをまとめています(↓)。ただし、今回の記事ではもう少し対象範囲を広げていますので、そこはご了承いただいた上でお願いします。

ドバイゴールドC(芝3200m)

まずは、出走例の少ない「ドバイゴールドC」を先に取り上げておきます。G2格だったりするドバイゴールドCは時期さえうまく行けば「天皇賞(春)」とも連携できて面白そうなのですが、なかなか都合がつきません。普通に完走するだけでもかなりの疲労が蓄積されるでしょうか?

馬名着順(当初 →)実際着順
2012マカニビスティー10着丹頂S9着
2016ネオブラックダイヤ8着目黒記念14着
2022ステイフーリッシュ1着(アスコットGC)
宝塚記念
9着
2022ヴェローチェオロ7着ダイヤモンドS15着

唯一の好走馬であるステイフーリッシュは、アスコットゴールドカップには流石に向かわず、宝塚記念に出走するも9着と力負け。

次いでドバイに転戦し、3月26日、ドバイゴールドカップ(G2、芝3200m)に出走。発走するとステイフーリッシュは好位のインでレースを進め、直線で一度は先頭に立ったデビュー5連勝中のマノーボを差し返して優勝、海外重賞を2連勝とした。レース後、矢作師は「自分としては〝ロイヤルアスコット〟に行ってみたい」とアスコットゴールドカップ参戦に意欲を見せる発言も行った。

帰国し、宝塚記念に出走するも9着。その後凱旋門賞への出走を目指すことを発表。前哨戦としてドーヴィル大賞典に出走し、スタートから先頭を逃げ直線を前に後続と差を広げるも、フランス馬のボタニクにかわされ1馬身1/4差の2着に終わった。

ステイフーリッシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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ドバイターフ(芝1800m)

※以下、「ドバイデューティーフリー」時代(距離が1800mより短かったりもする)を含みます。

日本調教馬はこれまで6勝しており(2007年のアドマイヤムーン、2014年のジャスタウェイ、2016年のリアルスティール、2017年のヴィブロス、2019年のアーモンドアイ、2022年のパンサラッサ)、ドバイワールドカップデーの中でも日本馬の活躍が目立つレースである。

日本調教馬の日本国外への遠征
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ここからは好走馬が多いこともあるので、日本でいう複勝圏内に入った馬に絞って紹介していきます。

馬名着順(当初 →)実際着順
2007アドマイヤムーン1着QE2世C
宝塚記念
3着
1着
ダイワメジャー3着安田記念
宝塚記念
1着
12着
2014ジャスタウェイ1着安田記念1着
2016リアルスティール1着安田記念11着
2017ヴィブロス1着府中牝馬S2着
2018ヴィブロス2着宝塚記念4着
リアルスティール3着安田記念15着
ディアドラ3着QE2世C6着
2019アーモンドアイ1着安田記念3着
ヴィブロス3着(引退)
2021ヴァンドギャルド2着安田記念15着
2022パンサラッサ1着宝塚記念8着
ヴァンドギャルド3着(引退)
2023ダノンベルーガ2着

次走に選ぶ中で最も多いのが「安田記念」。ただ、ダイワメジャー、ジャスタウェイといった具合に、生粋のマイラーでなく中距離もこなす馬が今から10年近く前に勝った以外は苦戦していて、記憶に新しいところではあのアーモンドアイですら(スタートの不利があったとはいえ)3着と敗れています。

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他路線でも非常に厳しく、日本馬御用達の感のある香港の「クイーンエリザベス2世C」や、春競馬の総決算である「宝塚記念」であっても苦戦している始末です。アドマイヤムーンが勝ったのも15年以上前のこととなりますし、QE2世Cを3着と敗れた後のレースですから同列には扱えません。

世界ランキング1位だったジャスタウェイを度外視すれば、現在のメイダン競馬場の芝となって以降、ドバイターフで好走した馬の次走は案外…… というのが正直なところです。

ドバイシーマクラシック(芝2400m)

では、日本の総大将のような形で挑む年がまた増えてきた「ドバイシーマクラシック」はどうでしょうか。イクイノックスの際にも注目されましたが、やはりこちらもかなり苦戦しているようです。

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1998年にドバイターフクラシックの名で、ナド・アルシバ競馬場の芝2400メートルの競走として創設され、2000年に国際G2、2002年に国際G1に昇格、2000年にドバイシーマクラシックに改称。2010年からはメイダン競馬場の芝2410メートルで行われている。

日本調教馬は5勝している(2001年ステイゴールド、2006年ハーツクライ、2014年ジェンティルドンナ、2022年シャフリヤール、2023年イクイノックス)。

( 同上 )

2013年頃まではそれなりの結果を出していたと見えます。少なくとも力通りの結果を残せていました。その歯車が狂い始めたのは、2014年の宝塚記念でジェンティルドンナが9着と自身最低着順となったあたりからでしょうか。

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馬名着順(当初 →)実際着順
2001ステイゴールド1着宝塚記念4着
2006ハーツクライ1着キングジョージ3着
2010ブエナビスタ2着ヴィクトリアM1着
2013ジェンティルドンナ2着宝塚記念3着
2014ジェンティルドンナ1着宝塚記念9着
2015ワンアンドオンリー3着宝塚記念11着
2016ドゥラメンテ2着宝塚記念2着
ラストインパクト3着宝塚記念7着
2019シュヴァルグラン2着キングジョージ6着
スワーヴリチャード3着宝塚記念3着
2021クロノジェネシス2着宝塚記念1着
ラヴズオンリーユー3着QE2世C1着
2022シャフリヤール1着プリンスオブWS4着
オーソリティ3着宝塚記念除外
2023イクイノックス1着

ドゥラメンテはレース後に跛行が認められ凱旋門賞を諦めて引退。2021年の2頭は別格の活躍ぶりで、ドバイ好走馬にとって半ば鬼門となっていた「宝塚記念」を解消。ラヴズオンリーユーは海外に主戦場を移し、世界を股にかける活躍を見せました。

一方で、シャフリヤールが順調さを欠いてしまったり、東京競馬場G1での好走馬が宝塚記念で活躍できないといったジンクスとも絡むところですが、『実力を発揮できるかも半々』という成績にみえます。

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ブエナビスタ、クロノジェネシス、ラヴズオンリーユーなど牝馬が強さを見せる一方で、牡馬が(海外のレースでの敗戦も含みますが)勝ちきれていない要因が共通しているのかは判断が分かれるところでしょう。

ただ、冷静に結果をみてみると、2014~19年の馬達の着順というのは至極 順当な着順にも見えます。『ドバイで好走したことがプラスに働くとは思いづらいけど、マイナスに働くとも言いづらい』ぐらいの温度感の結果であるように感じました。少なくとも、ドバイターフに比べればそれなりの結果を出しているようにも見えるからです。

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