競馬の歴史を学ぶ ~【独自レコード】中央G1の勝ちタイムを偏差値にして現代換算してみた~

【はじめに】
この記事では、中央競馬のG1の歴代の「勝ちタイム(レコード)」を偏差値に換算し、仮に現代に置き換えたならばどれぐらい衝撃的なタイムだったのかを独自分析していきます。

集計方法をざっくり

集計の専門的な手法は使えないので、ざっくりの肌感覚をExcelに叩き込んでいきました。

1.まずベースとなるタイムのデータです。

  • 馬場コンディションの影響で偏差が大きくなりすぎるため、「良馬場」発表のレースに絞る
  • 「競馬場」、「距離」、「コース」の変わらない期間を並べる
  • 縦軸をタイム(秒)、横軸を年とし、Excelでグラフ化する

例えば、日本ダービーで行くとこんな感じのグラフとなります。(↓)

2.この点線の部分を「偏差値50」と見做して、過去20年(データが20年未満となる第19回とかまでは、第20回時点での偏差を準用)の標準偏差を取り、各年における勝ちタイムを「偏差値」化します。

3.そして、「偏差値」を、現在(多くの場合2023年の回帰曲線での推計値=平均値扱い+偏差×10)に当てはめていきます。

流れとしては、2004年の2.23.3というキングカメハメハのダービーレコードを「偏差値64.9」とし、これを2023年に当てはめると「2分21秒0」相当となります。
2004年当時の2分23秒3というダービーレコード(2秒更新)は、現代においては “ ドウデュースの2分21秒9を1秒近く上回るようなインパクトがあった” と見て欲しいのです。

※なお、データの集計上、あきらかに肌感覚とズレるレースについては、個別補正を施しているものがあります。例えばイクイノックスが1分55秒2を記録した「天皇賞(秋)」について、20世紀のタイムで「1分54秒台が連発」すると明らかに肌感覚と逆方向にズレてしまいます。そういった場合は、ややマイルドな値となるようケース・バイ・ケースで調整しています。

春シーズン(2~4月)

2016年 1:33.7 フェブラリーS/モーニン

実際のレコードタイムは、2022年、連覇をしたカフェファラオの1分33秒8(偏差値63.5)ですが、2016年のモーニンが偏差値63.9と1分33秒7相当(実タイム1.34.0)で僅かに逆転します。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20221.33.863.51.33.8カフェファラオ
20161.34.063.91.33.7モーニン
1991
(G3)
1.34.969.11.33.3ナリタハヤブサ

なお、G1昇格前まで広げると、G3「フェブラリーH」時代の1991年、平成初頭ダートの名レコーダー【ナリタハヤブサ】が、偏差値69.1の1分33秒3相当(実タイム1.34.9)を記録していて、これが空前絶後のレコードタイムとなりました。

蹄が非常に脆かったために、芝に比べて負担のかからないダート路線への転向が図られる[3]。初ダート戦となったウインターステークスでは6番人気ながらカリブソングを破って、さらにレコードタイムで重賞初制覇を達成。1991年初戦のフェブラリーハンデキャップもレコードタイムで制して重賞2連勝を達成する。その後しばらくは2着を二度記録するも勝てない競馬が続いたが、年末のウインターステークスで前年達成のレコードタイムを自ら更新して2連覇を達成。また、1991年度のJRA賞最優秀ダートホースに選ばれた。

1992年を迎え、……帝王賞では、ラシアンゴールドと1着同着優勝を達成した。続く武蔵野ステークスもトップハンデの60.5キロの斤量を背負いつつ1分34秒5のレコードタイムで勝利、このタイムは2001年武蔵野ステークスクロフネが更新するまで、東京競馬場のダート1600メートルのレコードタイムとして維持された。

ナリタハヤブサ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2016年 1:06.7 高松宮記念/ビッグアーサー

実際のタイムと同じく、2016年のビッグアーサー、初の1分6秒台が最高成績となりました。これ以前の優秀なタイムとしては、2008年のファイングレイン、1996年のフラワーパークを挙げられます。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20161.06.767.81.06.7ビッグアーサー
20081.07.164.41.07.0ファイングレイン
19961.07.460.71.07.3フラワーパーク

2023年 1:57.4 大阪杯/ジャックドール

大阪杯を「産経大阪杯」まで広げてグラフにすると以下のとおり。今や2分切りが当たり前となった中で、G1昇格後の最速は、2023年のジャックドールの1分57秒4でした。

なお、G1昇格前(産経大阪杯時代)を含めると、以下のような好タイムが浮かび上がります。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20231.57.458.41.57.4ジャックドール
2001
(G2)
1.58.461.61.57.1トーホウドリーム
テイエムオペラオー4着
19842.00.660.21.57.2カツラギエース
19752.00.964.01.56.8スカイリーダ

2021年 1:31.1 桜花賞/ソダシ

70年の実タイムを並べると、綺麗な右肩上がりのグラフになりました。その中でも突出している2021年の【ソダシ】の1分31秒1は、偏差値67.4というとても優秀なタイムでした。

時代を遡って、その他の優秀なタイムを現代に復活させますと、例えば以下のようになります。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20211.31.167.41.31.1ソダシ
19881.34.862.31.31.6アラホウトク
19751.34.965.61.31.3テスコガビー
19731.35.465.81.31.3ニットウチドリ

優勝タイム1分34秒9は桜花賞レコードで、コースレコードからも0.1秒差であった。1988年アラホウトクに破られるまで13年間保持されたほか、2000年の桜花賞優勝タイムと同じであった。スポーツライターの阿部珠樹はそのことに触れ、「26年の歳月を考えれば驚異的な数字である。今テスコガビーがそのままの姿で現れても、十分勝負になるだろう」と論じている。

テスコガビー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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1950年 1:56.0 皐月賞/トキノミノル

皐月賞も1951年から中山2000mを並べましたが、その初年、123.0(=2分3秒0)というタイムが、現代においては「1分56秒0」に相当する偏差値75.0の驚異的なタイムだったことを今回取り上げたく思います。その馬は『幻の馬』こと【トキノミノル】です。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20171.57.857.71.57.8アルアイン
20041.58.662.11.57.3ダイワメジャー
20021.58.566.11.56.9ノーリーズン
19941.59.063.81.57.2ナリタブライアン
19592.03.363.71.57.2ウイルデイール
19512.03.075.01.56.0トキノミノル

5月13日にクラシック初戦・皐月賞を控え、連勝を続けるトキノミノルの活躍は、日頃競馬に興味を抱いていない一般にも伝えられ、迎えた当日は皐月賞史上最高の単勝支持率となる73.3%を記録して圧倒的な1番人気に推された。トキノミノルは例の通りスタートから逃げると、従来のレースレコードを一挙に6秒1短縮する、2分3秒0という芝2000mの日本レコードで優勝した。着差は2馬身であったが、ゴール前では鞍上の岩下が後ろを振り向くほどの余裕があった。

トキノミノル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

トキノミノルの2分3秒0は、当時の日本レコードを現3歳の春にして更新するものであり、その後に中山2000mで開催された「皐月賞」において、2分3秒を切る馬が1975年のカブラヤオーまで約四半世紀現れなかったことを思うと、まさに現代でいう「1分56秒0」のような衝撃的なタイムだったと言えるでしょう。

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1966年 3.11.3 天皇賞(春)/ハクズイコウ

終戦前年に初の京都3200m開催が行われたところから並べた「天皇賞(春)」。今や世界レコードの舞台となっている訳ですが、実は最も偏差値が高かったのは、1966年の【ハクズイコウ】となりました。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20173.12.558.73.12.5キタサンブラック
20063.13.462.13.12.0ディープインパクト
19973.14.466.83.11.4マヤノトップガン
19663.19.467.63.11.3ハクズイコウ
19573.21.365.23.11.6キタノオー

ハクズイコウは1960年代に活躍した日本競走馬である。1966年の天皇賞(春)で記録したレコードは長く破られなかった。三冠馬シンザンと同世代である。デビューが遅れクラシックへの出走は無かった。

天皇賞はカブトシローキーストンダイコーターチトセオーエイトクラウンと言った下の世代の強豪も出走していたが、1着ハクズイコウ、2着ウメノチカラとシンザン世代が上位を占めた。着差はウメノチカラに対して2馬身半差であった。また、勝ちタイム3分19秒4は非常に優秀で、従来のレコードを1.9秒縮めた。これはその後モンテプリンスに破られるまで長らくレコードであった。

ハクズイコウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

夏シーズン(5~7月)

1990年 2:22.1 オークス/エイシンサニー

秋開催の時期から並べてみると、2分30秒台の時代から10秒近く短縮して現代に至っていることがまず分かります。そして、各時代において、中心線を2秒近く上回る点がところどころに分布していることもグラフから見て取れます。接戦ではありますが、私の今回の集計で最も優秀だったのが、1990年にエイシンサニーが記録した偏差値65.0(2分22秒1相当)となります。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20192.22.860.12.22.8ラヴズオンリーユー
20122.23.662.22.22.5ジェンティルドンナ
19902.26.165.02.22.1エイシンサニー
19732.28.960.42.22.9ナスノチグサ
19672.29.660.52.22.9ヤマピット
19522.31.263.02.22.4スウヰイスー

1990年 2:20.7 日本ダービー/アイネスフウジン

2022年にはドウデュースが2分21秒台で走った日本ダービー。オークスに比べると突出したタイムで走ることは珍しく、階段状に上がってきた歴史が浮かび上がります。破格的なタイムを現代に置き換えると、思った以上に衝撃的な現代換算のタイムとなります。以下のように。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20222.21.958.62.21.9ドウデュース
20042.23.364.92.21.0キングカメハメハ
19902.25.366.72.20.7アイネスフウジン
19822.26.562.42.21.3バンブーアトラス
19512.31.155.72.22.3トキノミノル
19432.31.461.32.21.5クリフジ

集計した結果、アイネスフウジンがダービーレコードを1秒更新したのが最も偏差値が高く、現代換算で「2分20秒7」となりました。これは、アーモンドアイがジャパンCで記録した2分20秒6に近いものとなったのが興味深かったです。

もちろん、戦前のクリフジや戦後のトキノミノル、2004年にアイネスフウジンを実タイムで2秒更新した「2分23秒3」などはエポックメイキングなタイムで、現代に換算すると2分21秒台となります。 やはり「ダービーレコード」は神々しいタイムと見做されるのも頷けます。

1990年 1:30.3 安田記念/オグリキャップ

G1となった1984年は1分37秒8とタイムが遅かったものの、おおよそ綺麗な右肩上がりを描く「安田記念」は、国営時代の「安田賞」の時代から、少しずつタイムを切り上げてきました。R^2=0.9近いことからも明らかです。

そうした中、1個飛び抜けているのが1990年のプロットであり、これこそがオグリキャップです。当時の獲得賞金を更新する勝ちタイム1分32秒4は、現代でいうと1分30秒台前半相当であり、武豊との初コンビでマイルに戻った強さを遺憾なく発揮したと言えるでしょう。

1973年 2:09.7 宝塚記念/ハマノパレード

今で言う「スーパーG2」的な準八大競走だった時代から重ねると、古くから2分12秒台を刻んでいる一方、かなり遅いタイムが出る年もあります。

G1昇格後とその前の重賞時代で、最速はどちらも2分09秒7相当。一つは2022年のタイトルホルダーの実タイムで、もうひとつは1973年にタイテエムやナオキを下したハマノパレードです。

次走は宝塚記念に出走。得意の中距離戦ながら4番人気に推される。スタートからハイペースで後続を引き離して逃げ、直線では2番手につけたタイテエムに馬体を併せられるも、クビ差振り切り先頭で入線、芝2200mの日本レコードを更新するタイムで優勝した。

ハマノパレード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20222.09.760.72.09.7タイトルホルダー
20112.10.158.12.10.1アーネストリー
19832.12.160.52.09.8ハギノカムイオー
19792.12.460.32.09.8サクラショウリ
19732.12.761.02.09.7ハマノパレード

秋クール(8~10月)

2012年 1:06.4 スプリンターズS/ロードカナロア

1970年代には1分10秒の壁を切り、平成に入ると1分7秒台も珍しくなくなりました。

各時代の名スプリンターが名を連ねますが、タイムは現代に置き換えるとほとんどが1分6秒前半へとなります。そして重賞時代に連覇を果たした牝馬【サクライワイ】も非常に優秀なスプリンターだったと思います。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20121.06.764.61.06.4ロードカナロア
20011.07.064.21.06.4トロットスター
19941.07.163.21.06.4サクラバクシンオー
19741.08.458.81.06.6サクライワイ

2014年 1:56.5 秋華賞/ミッキークイーン

エリザベス女王杯の古馬解放により新設された「秋華賞」は初回から1分58秒1をファビラスラフインが記録し、2002年にも外国産・ファインモーションが同タイムを記録。

2010年代中盤に2年連続で1分57秒付近を記録していますが、ここはタイムもバラけていて、年によってもレースレベルに差が出ていることがグラフからも明らかなのが面白いところでしょう。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20151.56.963.51.56.5ミッキークイーン
20141.57.063.11.56.5ショウナンパンドラ
20021.58.159.11.57.2ファインモーション
19961.58.163.01.56.6ファビラスラフイン

2014年 3:01.0 菊花賞/トーホウジャッカル

創設以来、競馬場も距離も変わっていない「菊花賞」。戦後3分10秒を切ってから徐々にタイムを切り上げていき、平成には3分5秒前後が平均になってきています。

トーホウジャッカルの勝ちタイム3分1秒0を2023年に置くと3分0秒1相当となり、3000mを3分未満というのも現実的には可能性がありうる令和の日本競馬ですが、流石に3分0秒台は我々も目が慣れていないので、3分1秒0に換算して過去のタイムを現代に換算していきます。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20143.01.065.23.01.0トーホウジャッカル
20063.02.761.53.01.6ソングオブウインド
19983.03.264.33.01.2セイウンスカイ
19953.04.461.63.01.6マヤノトップガン
19783.06.260.63.01.7インターグシケン
19503.09.159.53.01.9ハイレコード

2011年 1:55.0 天皇賞(秋)/トーセンジョーダン

直近のタイムを基準にして作ることもあって、実勢と明らかに乖離してしまっているのですが、ここまでのものと同じ基準で現代に換算すると以下のような目玉が飛び出るような値になるのが「天皇賞(秋)」のレコードタイムです。
※あまりにも非現実的な値となるため、やや特殊な加工を施しています。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20231.55.265.81.55.2イクイノックス
20111.56.167.11.55.0トーセンジョーダン
20081.57.257.71.56.3ウオッカ
19861.58.357.51.56.3サクラユタカオー

冬シーズン(11~1月)

2010年 1:30.9 マイルCS/エーシンフォワード

マイルG1として新設された昭和時代は1分35秒前後だったものの、1990年代に入って1分33秒付近までレベルアップ。その後は数年置きにレコードが更新されている訳ですが、現代換算で以下のとおり。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20141.31.565.71.30.9ダノンシャーク
20101.31.864.91.30.9エーシンフォワード
20051.32.161.31.31.1ハットトリック
19941.33.060.41.31.2ノースフライト

1989年 2:20.4 ジャパンC/ホーリックス

実は40年で5秒弱しかレコードタイムが縮まっていないという緩やかな平均線を描く「ジャパンC」。 外国馬とそれだけ20世紀の時代に力の差があったということなのでしょうが、抜けている2つの点こそが世界レコードとして長らく輝いていた大レコードです。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20182.20.671.82.20.5アーモンドアイ
20092.22.466.02.21.3ウオッカ
20052.22.170.02.20.8アルカセット
19892.22.273.02.20.4ホーリックス

これは集計範囲によってトップは変わるのですが、ホーリックスとオグリキャップの2分22秒2という「2」の並んだ衝撃的な20世紀のタイムと、アーモンドアイが記録した2分20秒6という平成の衝撃的なタイムは、やはり現代にあっても傑出の好タイムです。

2006年 1:32.4 阪神JF/ウオッカ

阪神3歳Sなどの時代を含めて阪神マイル戦のタイムを重ねると以下のグラフのようになります。2000年代に入ると2歳牝馬も1分33秒を切るようになり、2019年のレシステンシアは1分32秒台に達しました。

牝馬限定時代では、2006年にウオッカが勝った1分33秒1が最も偏差値が高く、その後の活躍を示唆するかのような好タイムだったと振り返ると感じます。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20191.32.763.41.32.7レシステンシア
20061.33.166.21.32.4ウオッカ
19871.34.569.11.32.1サッカーボーイ
19771.35.163.41.32.7バンブトンコート
19711.35.166.81.32.3ヒデハヤテ

そして牡馬混合戦だった昭和まで広げると、1987年のサッカーボーイや1971年のヒデハヤテのタイムが1分32秒台前半に相当し、まさに強豪といえるタイムなります。

ヒデハヤテ日本競走馬種牡馬。1971年の阪神3歳ステークスなど中央競馬重賞競走で3勝を挙げた。1971年度優駿賞最優秀3歳牡馬。連勝を続けながらクラシックを目前に故障で戦線離脱したため、「幻のダービー馬」とも称された。

迎えた関西の3歳王者決定戦・阪神3歳ステークスでは福永洋一を鞍上に迎え、2着シンモエダケに8馬身差を付けて優勝した。優勝タイム1分35秒1は、アローエクスプレスが保持した芝1600メートルの3歳レコードを一挙に1.1秒短縮する、当時としては破格の時計であった。

ヒデハヤテ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1990年 1:31.7 朝日杯FS/リンドシェーバー

天才児が衝撃的なタイムを重ねてきた朝日杯FS。阪神に移ってからよりも、中山マイル時代の方が長いため、今回はそちらに絞って集計していきました。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
19971.33.662.51.31.9グラスワンダー
19901.34.065.41.31.7リンドシェーバー
19891.34.462.51.31.9アイネスフウジン
19761.34.463.91.31.8マルゼンスキー

これも集計時期によって最速が変わるのですが、目立つのはグラスワンダー、リンドシェーバー、マルゼンスキーの3頭です。いずれも現代であれば1分31秒台を2歳馬が叩き出すということになり、まさに外国馬の破壊的なレコードといえます。対して、アイネスフウジンは内国産馬として健闘しているとも言えるかもしれません。

1993年 2:29.2 有馬記念/トウカイテイオー

有馬記念が中山2600mから100m短縮されて以降、タフな中山競馬場で少しずつタイムを切り上げていき、2004年にはゼンノロブロイが初めて2分29秒台に載せました。一方、それ以降、レースメンバーが他に取られた年なども目立ち、ステイヤーが相対的に減ってきたこともあってかタイムは下落傾向を見せています。

「有馬記念」がまさにその年の総決算だった平成中期までで目立つタイムは以下のとおりです。

実タイム偏差値現代換算勝ち馬
20092.30.063.12.30.4ドリームジャーニー
20042.29.568.62.29.5ゼンノロブロイ
20032.30.565.22.30.1シンボリクリスエス
19932.30.970.42.29.2トウカイテイオー
19912.30.668.12.29.6ダイユウサク

集計対象範囲の差でしょうが、意外にもトップに来たのは1993年、トウカイテイオーでした。もちろんダイユウサクやゼンノロブロイも優秀で、いずれも現代に換算すると2分29秒台となるような偏差値を叩き出していました。

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