ウィキペディア小旅行「アイスランド」

【はじめに】
皆さん「Wikipediaで小旅行」へようこそ、ツアーコンダクターのRxです。今回の目的地はヨーロッパの「アイスランド」です。素敵な旅をお過ごし下さい。

アイスランドアイスランド語: Ísland)は、北ヨーロッパ北大西洋上に位置する島国で、共和制を取る国家(アイスランド共和国)である。首都レイキャヴィーク。総人口は約35万5620人。グリーンランドの南東方、ブリテン諸島デンマーク自治領であるフェロー諸島の北西に位置する。

アイスランド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』( 以下略 )

概要

( 同上 )

アイスランド島が主な領土であり、イギリスとのタラ戦争の舞台にもなった漁業基地であるヴェストマン諸島北極圏上にあるグリムセイ島などの周辺の島嶼も領有する。
高緯度にあるためメルカトル図法の地図では広大な島のように描かれるが、実際の面積は10万2828平方キロメートルと、フィリピンルソン島や、韓国とほぼ同じである。グレートブリテン島の約半分、または日本北海道四国を合わせた程度の面積である。

多くの火山が存在し、温泉も存在するほか、豊富な地熱を発電などに利用している。一方で、噴火による災害も多い(アイスランドの火山活動も参照)。たとえば、2010年にはエイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山が噴火し、欧州を中心に世界中で航空機の運用に大きな影響を与えた
ただし、「自然災害」のほか「紛争・戦乱」「治安など個人の安全」の3つのリスクで128カ国を比較した「世界で最も安全な国ランキング」(『グローバルファイナンス』誌)では、2019年が第1位、2018年が第2位だった。

金融立国であり、国家経済が金融に強く依存していたため、2008年世界金融危機の影響を強く受けて2008年10月に債務不履行となった。
その後、自国通貨アイスランド・クローナ暴落したが、これが漁業アルミニウム工業などの輸出産業にとっては有利に働いたため、かえって景気が回復することになった。それによって経済成長率は2012年度には1.5パーセント、2013年度には3.3パーセントを達成した。また、経済危機の直後には8パーセントを超えていた失業率も、2015年では4パーセント台で推移している。
さらに来島する旅行者が急増して観光業が成長しているほか、IT分野などのベンチャー企業の育成・誘致にも力を入れている。2016年の経済成長率は7.2パーセントに達した。

国土の大部分が西経15度よりも西にあるにもかかわらず、グリニッジ標準時を使っている。沿岸には多数のフィヨルドがある。火山性の土壌で大地は肥沃とは言えない。また、アイスランドの森林はかつて乱伐が行われたことも手伝って、現在の森林面積は国土の0.3パーセントしかない。

国名

日本外務省による日本語名称はアイスランド共和国。通称、アイスランド漢字表記は、氷島氷州氷洲愛撒倫などである。

現在の国名「アイスランド」はヴァイキングフローキ・ビリガルズソンが沿海に流氷が浮んでいるのを見て名付けたと言われている。

政治

アルシングは、アイスランド立法府である。

アルシングとは「全島集会」「全国会議」を意味する。一院制で議員定数は63、議員の任期は4年。拘束名簿式比例代表制により選出される。

930年に創設された世界最古の近代議会といわれ、以後ノルウェーデンマークによる植民地支配などで一時の中断を経て、そのまま現在に至っている。

北欧全体でもアルシングに由来する「シング」あるいは「ティング」(thing)と呼ばれる議会が創設されている。現代の自治と同義だが、それらはヴァイキング活動によって植民されたところでも行われた。現在スウェーデン領となっているゴットランドでも、中世にアルシングが行われている。イギリスのマン島で行われている自治もノルマン人が持ち込んだシングであると言われている。

アルシング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

軍事

アイスランド(I)とグリーンランド(G)との間のデンマーク海峡およびブリテン諸島連合王国=UK)との間の海域は、北大西洋や北極海と中部大西洋を結ぶチョークポイントであり、イギリス海軍アメリカ海軍と、第二次世界大戦ではドイツ海軍が、冷戦期以降はソ連ロシア海軍が対峙してきた。

詳細は「GIUKギャップ」を参照

NATOの原加盟国であるが自国軍は所持しておらず、世界でも希少な「軍隊を保有していない国家」である。1986年にはレイキャヴィークがロナルド・レーガン米大統領ソビエト連邦ミハイル・ゴルバチョフ書記長の会談場となり、冷戦終結に向けた舞台のひとつとなった。

地理

アイスランドは、大西洋中央海嶺アイスランドホットスポットの上に位置している火山島である。海嶺は海洋プレートが生成される場所であるわけだが、アイスランドは海洋プレートの生成が海面よりも上で見られる地球上でも珍しい島としても知られている。

海嶺は大地が広がっていく場所であり、アイスランドは常に引き裂かれつつある。この大地の裂け目を「ギャオ」と呼ぶ。ヘクラ山を含む多くの火山が活動し、多くの間欠泉温泉が見られる。

1783年のラキ火山噴火は飢饉を起こして人口の4分の1を餓死させ、何か月も欧州、アジア、アフリカの上空を火山灰が覆った。

アイスランドではこの地熱による豊富な温泉を活用した地熱発電地熱暖房を行い、電力や住宅の暖を安価に得ている。また、世界最大の露天風呂ブルーラグーン」もある。

主な湖
詳細は「アイスランドの湖」を参照

主な山
詳細は「アイスランドの山」および「アイスランドの火山一覧」を参照

詳細は「アイスランドの気候」を参照

アイスランド本島は北緯63度から66度に位置し、国土の一部は北極圏にかかっている。しかし、冬の寒さはそれほど厳しくはなく、同緯度にあたるフィンランドスウェーデンの北部の2月の最低気温の平均が氷点下20近くであるのに対し、アイスランドは氷点下3度ほどである。

ケッペンの気候区分では、アイスランド南部は西岸海洋性気候 (Cfc) に該当する。これはアイスランドにメキシコ湾から流れてくる暖流である北大西洋海流の影響を強く受けているためである。この暖流によって大量のが輸送されてきているために、アイスランドは高緯度に位置するにもかかわらず比較的温かい。

また、高緯度に位置するアイスランドは、オーロラを地上から観測するのに適する場所として知られているが、このようなオーロラ観測に適する地域としては、もっとも暖かい地域である。これに対してアイスランド北部は、東グリーンランド海流などの北極方向からの寒流の影響を受けるために、ツンドラ気候 (ET) となっている。これらの海流の影響を受け、特に標高が高い地域では天気が短時間で変わりやすい。

文化

文化的には北欧圏に属し、特に宗主国であったノルウェーデンマークの影響が強い。しかし、ケルト系のアイルランド人が開拓を行った歴史もあり、血統や言語にはその影響も色濃く残されている。そのためスカンジナビア諸国とは似て非なる独特の文化を持つ。

独立直後から冷戦の間はアメリカ軍が駐留していたため、近年はその影響も大きい。

冬場は極夜となることなどから、外出は少なくなり、家にこもり読書にふける人々が増える。そのため、1人あたりの書籍の発行部数は世界的に見てもかなり多い。

多くの人々が文学に親しむ環境にあり、人口数十万の国ながら多くの文学者音楽家を輩出している。近年はビョークシガー・ロスムームらアイスランド出身の音楽アーティストたちが世界的に人気を集めている。

文学

民族の生い立ちをつづった一大叙事詩『サーガ』と、北欧神話詩『詩のエッダ』、スノッリ・ストゥルルソンの書き残した『散文のエッダ』、あるいは同じくスノッリによるヘイムスクリングラなどが特に有名。語学研究の点においても非常に貴重な資料である。

ハルドール・ラクスネスが、1955年ノーベル文学賞を受賞している。

詳細は「アイスランドの世界遺産」を参照
文化遺産
シンクヴェトリル国立公園 – (2004年)
自然遺産
・スルツェイ島 – (2008年)
・ヴァトナヨークトル国立公園 -(2019年)

著名な出身者

詳細は「アイスランド人の一覧」を参照

関連項目

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