ウィキペディア小旅行「フィンランド」

【はじめに】
皆さん「ウィキペディア小旅行」へようこそ、ツアーコンダクターのRxです。今回は「フィンランド」を巡っていきます。素敵な旅をお過ごし下さい。

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フィンランド共和国(フィンランドきょうわこく、フィンランド語: Suomen tasavalta、スウェーデン語: Republiken Finland)、通称フィンランドは、北ヨーロッパに位置する共和制国家首都ヘルシンキ北欧諸国の一つであり、西はスウェーデン、北はノルウェー、東はロシア連邦と隣接し、南はフィンランド湾を挟んでエストニアが位置している。

フィンランド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』( 以下省略 )

概要

国体の変化が激しい歴史を持つ国家であり、王制から共和制へ変換された国々の一国として知られている。ロシア帝国第二次ロシア・スウェーデン戦争後にフィンランドを併合してフィンランド大公国にした1809年まで、スウェーデン王国に属していた。後に、ロシア帝国がロシア革命で崩壊したことで1917年に独立を果たした。独立後、フィンランドでは4つの戦争が行われた。

1918年のフィンランド内戦、ロシア革命で成立したソビエト連邦との冬戦争(1939年~1940年)、第二次世界大戦独ソ戦)に伴うソ連との継続戦争(1941年~1944年)とソ連との講和後のナチス・ドイツとのラップランド戦争(1944年~1945年)である。それぞれの戦争において、共和国の軍隊は、軍の最高司令官であるマンネルへイム元帥によって率いられた。冬戦争と継続戦争により幾らかの土地をソ連に奪われるも、ソ連に併合されたバルト三国と異なり独立を維持した。

首都ヘルシンキは露仏同盟以来、ロシア帝国の主要都市であるサンクトペテルブルク方面へ西側諸国が投資や往来をするための前線基地となってきた。フィンランドで成長しているもう一つの重要な都市エリアは、ヘルシンキの北約180 kmにあるタンペレである。同じく直近の旧領ヴィボルグサイマー運河の出口であったが、現在はロシア領で、ノルド・ストリームの経由地となっている。ロシアと欧州諸国の間にある地政学的な重要性から、度々勢力争いの舞台や戦場になってきた。

人口や経済規模は小さいが一人当たりGDPなどを見ると、豊かで自由な民主主義国として知られている。フィンランドは2014年のOECDレビューにおいて「世界でもっとも競争力が高く、かつ市民が生活に満足している国のひとつである」と報告された。フィンランドは収入、雇用と所得、住居、ワークライフバランス、保健状態、教育と技能、社会的結びつき、市民契約、環境の質、個人の安全、主観的幸福の各評価において、全ての点でOECD加盟国平均を上回っている。

国名・象徴

フィンランドは「フィン人の国」という意味で、スオミはフィン人の自称である。「スオミ」の語源については多くの説が提唱されており定説はないが、同じウラル系の「サーミ」や「サーミッド」(サモエード)と同源とする見方がある。「フィン」についてはタキトゥスゲルマニア』にある「北方に住む貧しいフェンニ人」が最古の現存する記述である。

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「スオミ」については古くはフィンランド南西端、バルト海沿岸にある都市トゥルクを中心とする限られた地域を指す単語であったのが、のちに国土全体を指す単語に変容し、そこに住んでいたスオミ族の名がフィンランド語の名称になった。トゥルク周辺は現在では「本来のスオミ(Varsinais-Suomi)」と呼ばれている。「スオミ」は、フィンランド語で「湖沼沼地」を表す単語「スオ」(suo)に由来すると言われる。

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日本語の表記は フィンランド共和国、通称 フィンランド漢字による当て字では芬蘭(古くは芬蘭土とも)と表記し、と略す。

歴史

通常は先史時代( – 1155年)、スウェーデン時代(1155年 – 1809年)、ロシアによる大公国(フィンランド大公国)時代(1809年 – 1917年)、独立後の現代(フィンランド王国時代を含む、1917年 – )の4つの区分に分かれる。

2010年代にクリミア・東部ウクライナ紛争などでロシアの脅威が高まったため、西側への接近を加速している。2017年にはスウェーデンとともにイギリス主導でNATOや国際連合に協力する合同派遣軍への参加を決めた[7]サウリ・ニーニスト大統領は2022年1月1日の演説で、NATOへの加盟申請を含む「選択の自由がある」と語った。

日本とフィンランドの関係

多くの日本人が持つフィンランドのイメージは、サンタクロースオーロラといった異国情緒あるもののみならず、高い教育水準やノキアなどのハイテク産業も認知されている。

これに対し、多くのフィンランド人は日本に対し、高品質の自動車や電気製品、漫画などのサブカルチャー日本料理などを評価している。

1905年日本海海戦の勝利により、ロシアからフィンランドへの影響が弱まったこと、オーランド諸島帰属問題において、当時の国際連盟議長国であった日本がフィンランドにとって納得のいく解決法を採ったことによる歴史的背景も、フィンランドから日本に対する印象を良好なものにしている。現在の両国間には政治的な懸案がなく、民間部門を中心に良好な関係を保っている。

経済

人口とGDPの規模が日本の北海道とほぼ同じのフィンランドは、1980年代以降、農業林業中心の経済体制から、携帯電話の生産量が世界1位になるなどのハイテク産業を基幹とする工業先進国へと著しい変化を遂げることに成功した。特に、150年前からある老舗企業のノキア(NOKIA)やLinuxが有名である。高い教育水準なども影響した結果、ヨーロッパ内でも有数の経済大国となった。

世界経済フォーラム(WEF)が毎年発表する国際経済競争力の順位では、2001年から2004年までと4年連続首位となった(2002年はいったん2位と発表されたが、その後の再評価で1位に修正された)。現在では付加価値ベースで71.2パーセントをサービス業が占めている。フィンランドは2014年のOECDによるレビューにおいて「世界でもっとも競争力が高く、かつ市民が生活に満足している国のひとつである」と報告された。フィンランドはOECD BetteLife Indexの多軸評価において、全ての点でOECD平均を上回っている。

文化

フィンランド人の図書館利用率は世界有数であり、月に1回以上は図書館に行き、月に20冊以上の本やDVDを無料で借りている。また、サウナは約200万あるとされ、フィンランド国民全員が入っても余裕があるという。フィンランド人にとってサウナは神聖な場所であり、「教会のように振る舞う」という格言がある。さらに2020年には、フィンランドのサウナ文化がユネスコ無形文化遺産に登録された。

食文化
 詳細は「フィンランド料理」を参照

ソーセージ国民食とされ、これによって女性の社会進出を後押しした。またアルコール国営企業による専売制である。キシリトールはフィンランドの大学の発見である

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文学
詳細は「フィンランド文学」を参照

19世紀にエリアス・リョンロートによって編纂された民族叙事詩カレワラ』が存在する。

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音楽
フィンランド人の音楽界での活躍は目ざましく、人口に比しても世界的な音楽家を数多く輩出している。ジャン・シベリウスに代表されるクラシック音楽や、ジャズポップロックヘヴィメタルなどのポピュラー音楽が普及しており、特にヘヴィメタルは国民的な音楽として今も支持されている。

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デザイン・テキスタイル

世界大会
どこの国にも地域おこしを兼ねた祭り的イベントは数多くあるが、フィンランドは名物やゆかりの行事などを競技化した奇妙な大会をいくつも開催している。さまざまな大会を「世界選手権」と銘打っており、その中には世界的に有名となり各国から参加者が訪れる大会もある。

エア・ギター世界選手権オウル州オウル
2006年2007年ダイノジ大地洋輔が優勝、金剛地武志も入賞している。

奥様運び大会東スオミ州北サヴォ県ソンカヤルヴィ
優勝者には、奥様の体重(最低49キロ以上)と同じ量のビールが贈られる。

スポーツ

アイスホッケー
アイスホッケーはフィンランドで最も人気のあるスポーツである。アイスホッケーフィンランド代表は1995年、2011年、2019年、2022年の4回世界選手権を制しており、IIHFランキングでも最高の1位を獲得している。2022年北京オリンピックでは決勝でロシアオリンピック委員会代表に勝利し、悲願の金メダルに輝いた。

ウィンタースポーツ
フィンランドではウィンタースポーツも盛んであり、特にスキーでは冬季オリンピックなどで多くの選手が活躍し、ジャンプ競技ではマッティ・ニッカネンヤンネ・アホネンなどの英雄を輩出している。ノルディック複合ではハンヌ・マンニネンサンパ・ラユネンが英雄である。さらにクロスカントリースキースキーオリエンテーリングも盛んで、フィギュアスケートでも特に女子選手で近年では世界トップレベルの選手を輩出している。

モータースポーツ
フィンランドはモータースポーツの分野でも名手を多数輩出している。

F1ではケケ・ロズベルグミカ・ハッキネンキミ・ライコネンが世界王者となっている。フィンランドには有力な国内フォーミュラカーレースがないにも関わらず、他の北欧諸国に比べて有力ドライバーが多いという点は驚異的である。

その他の競技
他の北欧諸国同様にオリエンテーリングも盛んであり、フィンランドも強豪国のひとつである。優れたフィンランド人選手に対しては「フライング・フィン」という固有の渾名が存在する。

著名な出身者

行頭の順位づけは『最も偉大なフィンランド人』での順位。【2004年】

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