ウィキペディア小旅行「アラスカ州」(State of Alaska)

【はじめに】
皆さん「ウィキペディア小旅行」へようこそ、ツアーコンダクターのRxです。今回は「アラスカ州」を巡っていきます。素敵な旅をお過ごし下さい。

アラスカ州(アラスカしゅう、: State of Alaska)は、アメリカ合衆国最北端にあるアリューシャン列島を含む。北アメリカ大陸北西の端にあり、合衆国本土とはカナダを挟んで飛地になっている。アラスカでは、合衆国本土を”lower 48″(直訳:南方の48州。アメリカ50州からアラスカ州とハワイ州を除いたもの)と呼ぶことがある。

アラスカ州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

面積:1,717,854 km²

人口:733,391人【2020年】

概要

アメリカ合衆国50州の中で最大の陸地面積(1,481,346km2)を有し、東はカナダ、北は北極海、西と南は太平洋と接し、西のベーリング海を隔ててロシアとも海上の国境がある。2020年国勢調査による人口は733,391人、その約半分はアンカレッジ都市圏に居住している。州都ジュノー市で、最大都市はアンカレッジ市である。アンカレッジは東西冷戦時代、アジアアメリカ合衆国およびヨーロッパを結ぶ航空路線の寄港地として知られた。人口密度は全米50州中最少である。

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アラスカは1867年3月30日にロシア帝国からアメリカ合衆国が買収した。その後幾つかの管理形態の変遷を経て、1912年5月11日にアラスカ準州、1959年1月3日にアラスカ州となった。

州名の由来

「アラスカ」の名は、ロシア植民地時代に既に使われていたが、アラスカ半島のみを指していた。

アレウト族の言葉で「半島」を意味する “Alakshak”(アラクシャク)、あるいは「本土」、より語義的には「海の動きが向けられている対象」を意味する “alaxsxaq” から取られた。アレウト語の同じ語源から派生した「認められた土地」を意味する “Alyeska” という説も知られる。

歴史

詳細は「アラスカの歴史」を参照

最終氷期では海面は低下し、ベーリング海峡にはベーリンジアという平原が広がっていた。ユーラシア大陸を東進してきた人類は、まずインディアンが次いでエスキモーが回廊を通り、アラスカに到達した。[要出典] 有史以前、アラスカはエスキモーとインディアンの土地であった。エスキモーは北極海沿岸を中心に海洋動物の狩猟が中心の生活、インディアンは内陸部にてヘラジカ(ムース)やカリブーなどの狩猟が中心の生活をそれぞれ一万年以上続けてきたとみられている。

近代
詳細は「ロシアによるアメリカ大陸の植民地化」を参照

近代に入ると、北部ユーラシア大陸を東進してきたロシア帝国がアラスカに到達した。1648年、ロシアの探検家セミョン・デジニョフ(Semyon Dezhnev)がベーリング海峡上の島、ダイオミード諸島に到着した最初のヨーロッパ人である。しかしデジニョフの航海は18世紀まで忘れられており、1728年8月16日ヴィトゥス・ベーリングが再発見・命名したとされる。再発見した8月16日はロシア正教会タルソスの聖ディオメデスを祝う日であり、これにちなみ現在の名となった。

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クリミア戦争後の財政難などの理由による資金調達のため、1867年にクリミア戦争の中立国であったアメリカ合衆国に720万ドル(1km2あたり5ドル)で売却された(アラスカ購入)。この交渉をまとめたのは国務長官であったウィリアム・H・スワードである。
このことは当時のアメリカ国民から「スワードの愚行」「巨大な冷蔵庫を買った男」などと非難されたが、その後豊富な資源が見つかったり、アラスカが(主に旧ソ連に対する)国防上重要な役割を果たすことが分かり、現在では高く評価されている。

地理

アラスカ州はアメリカ合衆国の他の全ての州の海岸線を合わせたよりも長い海岸線を持っている。北アメリカにある州として唯一本国とは飛び地になっており、ワシントン州との間には約500マイル (800 km) にわたってカナダブリティッシュコロンビア州がある。

アメリカ合衆国本土の上に置いてみたアラスカ州の大きさ

アラスカ州の陸地面積は1,481,346km2あり、全米50州の中では最大で、アメリカ合衆国の領土の約1/7を占め、第2位のテキサス州と比べてもその2倍以上、最小のロードアイランド州と比べると約547倍ある。世界の主権国家と比べても第19位に相当する大きさであり、日本の国土の約4倍、北欧5か国にバルト三国を合わせた面積にほぼ相当する。

経済

アラスカ州の2007年度州内総生産は449億ドルで国内第45位だった。同年の1人当たり所得は40,042ドルで国内第15位だった。その経済は石油・ガス産業が支配的であり、州歳入の80%以上になっている。石油・ガスを除く主な輸出品は海産物であり、サケ、タラ、カニが多い。

エネルギー
米国の中で最も天然資源に恵まれ、とりわけ「原油」の埋蔵量が豊富である。プルドーベイ油田(プルドー湾油田)は米国最大の規模を誇り、それら産出事業のおかげで州民に対する補助金が潤沢で平均所得も国内トップクラスにある。

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