【はじめに】
皆さん「Wikipediaで小旅行」へようこそ、ツアーコンダクターのRxです。今回の目的地は、山口県の周南市です。素敵な旅をお過ごし下さい。
周南市(しゅうなんし)は、山口県の東南部に位置する市。
周南市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
- 面積 656.29km^2
- 総人口 135,348人(推計人口、2022年3月1日)
地理
南部は瀬戸内海に面し、国際拠点港湾である徳山下松港とともに、主要産業である重化学工業企業が多数立地しており、これに接する形で市街地が形成されている。また、港は複数の島に囲まれており、一部は定期航路が設定されている。一方北部は中国山地の一部にあたり、農村地域が点々と存在している。
隣接する下松市や光市とは、産業・経済・交流面での結びつきが強く、3市は「周南地区」と呼称される(3市の市名から「周南・下松・光地区」と呼称されることもある)。山口県は、都市計画基本方針において、3市を人口約25万人の「周南広域都市圏」と定義している。
市域は旧都濃郡と近しいが、下松市が外れ熊毛郡熊毛町が入る。また、周南市発足以前の合併によって旧佐波郡の一部を含む。
歴史
市名の由来
周南市は、2003年(平成15年)4月に徳山市、新南陽市、熊毛町、鹿野町の2市2町が新設合併し発足した。市名は、2001年(平成13年)当時の3市2町(徳山市、下松市、新南陽市、熊毛町、鹿野町)合併協議会において決定したものを、下松市が合併協議から離脱した後に設立された2市2町合併協議会が引き継いだものである。
新市名の案は、当時の3市2町の住民からの公募で選ばれた。「周南」とは周防国の南部という意味で(方角地名)、山口県の瀬戸内海沿岸の広い地域を指す名称(広域地名)として使用されてきた。昭和後期以降、当時の4市4町(徳山市、下松市、光市、新南陽市、熊毛町、鹿野町、大和町、田布施町)において広域合併の議論が高まるにつれ、この合併構想が「周南合併」と呼称されるようになり、主に4市4町を指す呼称として浸透していった。
また、平成の大合併において人口10万人以上の市を含む合併(新設・編入は問わない)において、最大規模の市の名を引き継がなかったのは首都圏を除けば唯一の例である。なお、新市名の最終6候補には徳山市も含まれており、他には、とくやま市、のぞみ市、東山口市、毛利市が候補に挙がっていた。
産業
周南市は平成29年時点で市町別GDPで県内第一位である。
工業
周南市の主要産業は重化学工業であり、旧徳山海軍燃料廠から発展した石油コンビナート(周南コンビナート)が形成されている。
徳山湾沿いの沿岸部には大手化学メーカーのトクヤマ・東ソーや石油元売りの出光興産、ステンレス加工の日鉄日新製鋼が拠点事業所を置き、製造品出荷額等は山口県内第1位で、瀬戸内工業地域の重要な位置を占める。また、工場群の夜景は日本夜景遺産にも認定され、観光の要素も持ち合わせる。
農林水産業
南部は瀬戸内海に面しており、漁業が行われている。ふぐは下関市の特産品として有名であるが、周南市の粭島(すくもじま)は、ふぐの延縄漁法発祥地であることから、隠れたふぐの本場としても知られる。北部では農業が中心で、梨やぶどうが栽培されている。
名産・特産品
- 御影石(徳山みかげ) – 黒髪島で採石され、国会議事堂の建設石材の一部としても採用されている。
- おみくじ – 日本国内で流通するおみくじの7割を鹿野地区の女子道社で奉製している。
- なすびじゃむ(熊毛農産物加工所)
教育
大学
・公立
・周南公立大学
周南公立大学は、山口県周南市学園台843-4-2に本部を置く日本の公立大学である。1971年に設置された。 2022年4月の公立化に伴い、「徳山大学」から改称した。
概要
周南公立大学
徳山大学(とくやまだいがく)の名称で1971年に私立大学として開学。2022年4月には公立に移管され、現学名へと改称した。私立大学が公立化された例は、同じ山口県では山陽小野田市に所在する山陽小野田市立山口東京理科大学(2016年より公立大学化)に次ぐ事例となった。
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出身者・ゆかりのある人物
政治
- 赤松克麿 (国家社会主義運動家、衆議院議員)
- 赤松常子 (労働運動家、参議院議員、赤松克麿の妹)
- 高村坂彦(元徳山市長、元衆議院議員、元文部省政務次官)
- 高村正彦(元外務大臣、元衆議院議員、高村坂彦の子)
- 高村正大(自由民主党衆議院議員、高村正彦の子)
- 児玉源太郎(日露戦争で満州軍総参謀長、台湾総督)
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