ウィキペディア小旅行「兵庫県丹波篠山市」

【はじめに】
皆さん「Wikipediaで小旅行」へようこそ、ツアーコンダクターのRxです。今回の目的地は、兵庫県の丹波篠山市(旧・篠山市)です。素敵な旅をお過ごし下さい。

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丹波篠山市(たんばささやまし)は、兵庫県中東部に位置する市。丹波県民局管轄区域。2019年(令和元年)5月1日に篠山市(ささやまし)から変更された。

・面積 377.59km^2
・総人口 38,733人(推計人口、2022年4月1日)

丹波篠山市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

概要

旧丹波国として古来京都への交通の要として栄えてきた歴史があり、町並みや祭りなどに京文化の影響を色濃く残している。

また昭和後期から平成にかけ、市内西部を縦貫するJR福知山線(宝塚線)の複線電化、舞鶴若狭自動車道(開通時は「舞鶴自動車道」)の開通により、大阪や阪神間へのアクセスは良くなっており、宝塚、伊丹へは片道40〜50分、大阪へは1時間程度といった通勤圏となっている。経済的には、県庁所在地の神戸市よりも、舞鶴や福知山をはじめとする北近畿経済圏、さらには大阪経済圏である。

地理

主な産業は、農業、観光業が中心となっているが、少子高齢化の影響により他の地域と同様に農業の衰退が顕著であり、産業面において構造転換を迫られている。現在では観光と農業を組み合わせた観光農業(グリーンツーリズムの類)や、気候の寒暖差を活かした特産物の農業生産に移行しつつある。例えば、盆地特有の寒暖差を生かした丹波黒大豆の生産が全国的にも有名となっている。

一方で山林の多くはなどの植林となっているが、木材価格の低迷や後継者難から主要な産業とはなっていない。また、からにかけては盆地特有の濃い霧が発生する日が多く、低い山(盃ヶ岳など)からでも眺められる雲海は「丹波霧」とも呼ばれ名物にもなっている。

歴史

1999年(平成11年)4月1日に旧多紀郡篠山町・今田町・丹南町・西紀町の4町が合併して市制を施行し、篠山市が誕生。関西での市町村合併は実に20年ぶりのことであった。

兵庫県内においては、1967年(昭和42年)4月1日に加西市が誕生して以来32年ぶりの市制施行となり、当時に20世紀最後に市制施行した市となった。

2019年(令和元年)5月1日、「篠山市」から「丹波篠山市」に市名を変更した。これは西隣の丹波市と合併したわけではなく、あくまでも市名を変更しただけである。丹波市も現在存在していて、両市の合併の予定はない。

行政

市名変更問題
市長に返り咲いた酒井は11月19日の再選後初登庁の際に「丹波篠山市への市名変更を、2019年5月1日の改元(新元号施行)に合わせて行う方針である」ことを表明し、市議会に市名変更に係る条例案を提出することを明らかにし、11月27日の市議会で賛成多数により可決され正式に決定。

2019年5月1日、新元号「令和」改元当日に「丹波篠山市」に市名を改めた。

その他

  • 2006年夏に、篠山盆地付近に分布する地層篠山層群中生代白亜紀前期、一億四千万年前~一億二千万年前)で肉食恐竜の歯、草食恐竜の尾椎、肋骨等の化石が発見され丹波竜と名付けられた。なお、実際の発見場所は西隣の丹波市山南町である。この地層は白亜紀前期に大陸内部の湖で堆積したものであり、日本の恐竜化石発見のメッカとなっている手取層群と類似した特徴を持っている。肉食恐竜化石は近畿初の発見であり、草食恐竜の化石は一体分が元の位置を保ってまとまっている可能性が高く、これは日本初のことである。今後、篠山層群は国内有数規模の恐竜化石産地となる可能性が高い。
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  • デカンショ節 「デカンショデカンショで半年暮らす あとの半年ねて暮らす」の歌詞で知られるデカンショ節の発祥地として知られる。その起源については篠山町七十五年史(1955)、篠山町百年史(1980)の2冊に詳しいが、江戸時代から歌われていた篠山地方の「みつ節」の変形したものである伝えられている。また、「デカンショ」の語源については諸説紛々だが、面白いものとしては、鳳鳴出身の学生たちが、デカルトカントショーペンハウエルの名の頭文字を取ったものであると言う説があり、有力な説となっている。なお、この「デカンショ節」に因んだ「デカンショ祭」が例年8月15-16日にかけて開催され、毎年10万人近い人出で賑わい、篠山の町は篠山城跡三の丸広場を中心にデカンショ一色に包まれる。

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