【はじめに】
皆さん「ウィキペディア小旅行」へようこそ、ツアーコンダクターのRxです。今回は「ブルキナファソ」を巡っていきます。素敵な旅をお過ごし下さい。
基本情報
ブルキナファソ(フランス語: Burkina Faso)は、西アフリカに位置する共和制国家。北にマリ、東にニジェール、南東にベナン、トーゴ、南にガーナ、南西にコートジボワールと国境を接する内陸国である。首都はワガドゥグー。
概要
第二次世界大戦後、1960年にオートボルタ(Haute-Volta, 上ボルタ)共和国として独立した。独立後、フランスから離れて非同盟路線を歩み、東側諸国と友好関係を築いたが、1987年以降はフランスとの関係を最重視している。
現在の国名は1984年に旧来の国名のオートボルタから改称されたことで正式に決まったもの。
歴史
独立
第二次世界大戦後の1958年にフランス共和国の自治共和国となり、「アフリカの年」こと1960年にオートボルタ共和国(République de Haute-Volta)として独立した。オート・ボルタとはボルタ川の上流という意味である。初代大統領はモーリス・ヤメオゴであった。
サンカラ革命
1983年にブレーズ・コンパオレによるオートボルタ時代最後のクーデターが起こり、ウエドラオゴ大統領は失脚、かつて首相でありながらも失脚していたトーマス・サンカラが大統領に就任した。
1984年8月にサンカラは革命事業の一環として国名を「オート・ボルタ共和国」(「ヴォルタ川の上流の共和国」の意)から現在の「ブルキナ・ファソ」(「清廉潔白な人たちの国」の意)に変更し、自ら新国歌「ある一夜」の作詞もした。サンカラへの支持は国民からも高く、「アフリカのチェ・ゲバラ」の異名を取ったカリスマ的な政治家だった。
2022年の政変
2022年1月23日に国軍兵士らは国内各地の軍事基地で蜂起し、台頭するイスラム系武装組織に対抗するため政府に軍備増強と軍上層部の解任を要求した。24日、兵士らは首都ワガドゥグーを制圧し国営テレビの生放送で憲法の停止、政府と議会の解散、そして権力の掌握を宣言した(2022年ブルキナファソクーデター)。
2022年9月30日、軍部の反乱グループが国営テレビなどを占拠し、ポール=アンリ・サンダオゴ・ダミバ暫定大統領の解任、国境の閉鎖と憲法の停止などを発表。新たな政権トップにイブラヒム・トラオレ大尉が就くとした。
国際関係
詳細は「日本とブルキナファソの関係」を参照
1960年のオート・ボルタ共和国の独立と同時に同国を承認、1979年より経済協力を開始した。当初は食糧援助や肥料等の援助が中心で、水、教育等に協力分野を広げ、今では保健、農業、環境と協力分野が広がっている。
日本との貿易は日本の大幅な黒字であり、日本からは機械類や自動車が主に輸出される。ブルキナファソから日本への輸出品はゴマがほとんどであり、2016年には、ブルキナファソの対日輸出の96.3%がゴマによって占められていた。2017年データでは、ブルキナファソは日本のゴマ輸入国第1位となっており、日本のゴマ輸入量の約27%がブルキナファソ産によって占められていた。
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