【はじめに】
この記事では、私の「Rxヒット指標」に基づき歌手/アーティストのヒット曲を振り返っていきます。今回取り上げるのは、「Ado」さんです。
Ado(アド、2002年〈平成14年〉10月24日 – )は、日本の女性歌手。所属事務所はクラウドナイン。所属レーベルはUNIVERSAL MUSIC JAPAN内の社内レーベルであるVirgin Music。
Ado
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Rxヒット指標にみるAdoさんの代表曲
早速、私(Rx)のヒット指標で、Adoさんの代表曲(2022/10時点で50万pt+)を見ていきましょう。
昭和・平成と同じぐらいの基準で令和のヒット曲を比較できるようにと考えて作った「Rxヒット指標」での集計値が以下のとおりです。
ID | リリース | 累計 | DL | 再生 | カバー | 曲名 |
---|---|---|---|---|---|---|
D01 | 20/10/23 | 150 | 40 | 90 | 20 | うっせぇわ |
D03 | 21/02/14 | 70 | 10 | 40 | 20 | ギラギラ |
D04 | 21/04/27 | 80 | 20 | 50 | 10 | 踊 |
D10 | 22/06/08 | 50 | 10 | 40 | 新時代 |
2020年:150万pt『うっせぇわ』
「うっせぇわ」(Usseewa)は、日本の歌手・Adoの楽曲。メジャー1作目の配信限定シングルとして2020年10月23日にリリースされた。作詞作曲はボカロPのsyudouが手掛けている。
楽曲は、その刺激的な歌詞などが大きな話題を呼んでTikTokやSNSで急速に拡散された。YouTube再生回数は1億回再生、ニコニコ動画では500万回再生を記録。デジタルセールスは累計30万DLに達し、ストリーミング再生回数は2億回を突破している。代表曲の一つとされる。
うっせぇわ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
【Ado】さんの存在を世に知らしめ、間違いなく『代表曲』と見做されるのが、メジャー1作目の『うっせぇわ』でしょう。実は「YouTube」や「ストリーミング」の再生回数としてみると、令和最初期のメガヒットほどの値とはなっていないのですが、世間知名度や話題性では群を抜いていました。
Rxヒット指標でみても、その人気を100%反映できていない節もありますが、ミリオン後半の高得点となっていますし、恐らく令和の時代に子どもたちが大人となっていく過程で十年単位ぐらいで再評価の向きが来るのではないかと考えています。
ひょっとすると過去のヒット変遷からして、『うっせぇわ』を超える楽曲はでないかも知れませんが、2022年にアニメタイアップを通じて再ブレイクを果たしていることや、ラジオなどでの喋りやSNS活用などで話題性には事欠かないことからして、長く一線で活躍を続けることが期待されます。
2021年:80万pt『踊』
「踊」(おど、英語: Odo)は、Adoの楽曲。作詞はDECO*27、作編曲はGigaとTeddyLoid。4作目の配信限定シングルとして2021年4月27日にVirgin Musicからリリースされた。NHK総合「夜光音楽 ボカロP 5min.」のテーマソングに起用されている。
踊 (Adoの曲)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『うっせぇわ』のヒットにつられる形で、2nd『レディメイド』、3rd『ギラギラ』、4th『踊』、5th『夜のピエロ』と上半期の楽曲が年を通じてのヒットに。翌年初のアルバム『狂言』の大ヒットにも繋がったのだと思います。
2022年:50万pt『新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)』
フィジカルアルバム『狂言』の大ヒットの後は、ヒットチャート戦線から一時外れるかのように静かだった2022年度の前半戦。しかし、初夏に入ってビッグ・タイアップが公表されると大きな話題となります。ご存知、映画『ONE PIECE FILM RED』の【ウタ】役・歌唱の担当です。
既に「Ado」さんの存在は幅広く認知されるに至ったことを思うと、例えば、YOASOBIや米津玄師さんが幅広いジャンルで重用されるように、より大きな存在となっていくかも知れません。そう感じさせるには十分な「50万pt」を発売から4ヶ月の段階で到達しています。
J-POPを含んだ中でも大ヒットが続いていますし、日本のみならず世界に人気の高い「ONE PIECE」のタイアップということで、日本国内のヒット曲『うっせぇわ』を知らない海外の人々にも伝わることで中長期的には最大ヒットとなる可能性も秘めていると思います。
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