Rxヒットアーティスト列伝 ~水原弘~

【はじめに】
この記事では、私の「Rxヒット指標」に基づき歌手/アーティストのヒット曲を振り返っていきます。今回取り上げるのは「水原弘」さんです。

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水原 弘(みずはら ひろし、1935年(昭和10年)11月1日 – 1978年(昭和53年)7月5日)は、日本歌手俳優

水原弘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Rxヒット指標にみる「水原弘」さんの代表曲

早速、Rxヒット指標にみる「水原弘」さんの代表曲をみていきましょう。表の基準は50万pt以上です。

1位:150万pt(1959年)『黒い花びら』

デビュー曲「黒い花びら」で第1回日本レコード大賞
1959年(昭和34年)、「黒い花びら」(作詞:永六輔・作曲:中村八大)でレコード・デビュー。夏木陽介主演の東宝映画『青春を賭けろ』に歌手役で出演。「黒い花びら」は発売初年に30万枚、総合計57万枚という当時としては大ヒット作となった。ちなみに最初のマネージャーは渡邊美佐の妹、曲直瀬信子だった。

またこの年から始まった第1回日本レコード大賞を「黒い花びら」で受賞。新人デビュー年の大賞受賞は現在においても水原が唯一である。また第10回NHK紅白歌合戦に初出場。その後も3年連続で紅白に出場を果たし、独特の甘い“低音”で一世を風靡した。そして20代の女性たちに多大な人気があった。

水原弘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

年末の「NHK紅白歌合戦」に初出場した時、『1959年の爆発男』とそのヒットを紹介されていました。水原弘さんの歌声は、若い女性を中心に大ヒットを遂げ、一説にミリオンセラーに達したと言います。

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同年末、第1回日本レコード大賞の審査にノミネートされる。同賞の趣旨は、音楽のジャンルの垣根を超えた”日本人の手による本当の日本の音楽を作り出すこと”を目標に掲げていた。
服部良一は後年、「『黒い花びら』のような曲に大賞をとってもらいたかった」と漏らしており、審査員の間では、単なる王道の流行歌ではなく、『黒い花びら』に将来を見据えた音楽性を見出していたことがわかる。

「黒い花びら」の累計売上は100万枚に達した。1959年の東芝レコードの流行歌レコード売上で年間1位を記録した。

黒い花びら
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

わが指標の累計得点では最低でも150万ptであり、実態としては“倍”ぐらいにこの時代を代表する1曲だったのではないかと感じます。記念すべき「第1回レコード大賞」受賞曲であるといったエピソードから現代に取り上げられる楽曲です。

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2位:130万pt(1959年)『黄昏のビギン』

黒い落葉/黄昏のビギン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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厳密に区別すれば、得点の大半を占める「カバーアーティスト」数の殆どは「ちあきなおみ」さんによるカバーを経由しているため、純粋な「水原弘」さんのヒット曲といえないかも知れませんが、2枚目のシングルのB面に収録された『黄昏のビギン』は、昭和・平成を通じて名曲として歌い継がれました。その結果が、100以上のアーティストにカバーされたという数字にも表れています。

3位:70万pt(1967年)『君こそわが命』

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「君こそわが命」で“奇跡のカムバック”
1967年、この当時マネージャーを務めた長良じゅんの奔走などにより、2月、佳川ヨコとの競作で「君こそわが命」をリリース。その歌唱力と売り上げで佳川を圧倒し大ヒット。“奇跡のカムバック”と称され、同年末に第9回日本レコード大賞・歌唱賞を受賞。

第18回NHK紅白歌合戦へも5年ぶり・4回目の復帰出場を達成する。その後も活躍は続けていたものの、相変わらず酒に溺れる日々は続き、次第に病気がちになっていった。

水原弘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この『君こそわが命』の人気は根強いものがありました。例えば、NHK紅白歌合戦での歌唱歴では、

( 同上 )

『黒い花びら』が初登場時の1回なのに対して、『君こそわが命』は3度、しかも生前最後の出場となった1973年にはトリ前を飾っています。(この第24回のトリは、からたち日記 vs 帰ろかな)


そして、紹介してきた楽曲たちに次ぐヒット曲というのが、以下の楽曲たちぐらいかと思います。

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