Rxヒットアーティスト列伝「WANDS」

【はじめに】
この記事では、私の「Rxヒット指標」に基づき歌手/アーティストのヒット曲を振り返っていきます。今回取り上げるのは、「WANDS」です。

created by Rinker
¥4,680 (2024/12/03 03:43:23時点 楽天市場調べ-詳細)

WANDS(ワンズ)は、日本の男性3人組ロックバンド。所属芸能事務所Ading。所属レコードレーベルGIZA studio傘下のD-GO。公式ファンクラブは「WANDER-LAND NEO」。

1991年に結成、メンバーチェンジと解体(解散)を経て、2019年に再結成。

WANDS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』( 以下略 )

Rxヒット指標にみるミリオンヒット5曲

早速、Rxヒット指標における10万pt以上の楽曲をピックアップしましたので、ご覧ください(↓)。

第1期から全てを対象としていますが、CDセールス以外の指標は殆どその人気や実態を反映していないため、ポテンシャルはもっともっと高いと個人的には信じて疑いません。

YouTubeは、アニサマの動画がなければ得点基準に達していませんでしたし、デジタル配信売上でも、『世界中の誰よりきっと』がRIAJ(日本レコード協会)からプラチナ認定を受けているのみで、その他の楽曲は全く対象外となっています。

ひとまずここからは、私(Rx)の独自指標で「ミリオン相当」となった5曲を中心にみていきます。

5位:120万pt(1993年)『愛を語るより口づけをかわそう』

記録
WANDSでは唯一、オリコン4週連続1位を獲得したシングル。本作までWANDSのシングルは3作連続のミリオンセラーとなり、中山美穂のコラボレートシングル「世界中の誰よりきっと」を含むと、4作連続でミリオンセラーを達成した。

ブティックJOY CMソング。
・CMでオンエアされていたバージョンはコーラスがない。

愛を語るより口づけをかわそう
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
created by Rinker
¥762 (2024/12/03 03:43:23時点 楽天市場調べ-詳細)

いわゆる「ビーイングブーム」を迎えた1993年上半期、B’zの『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』に次ぐ4週連続1位を達成。文章のようでサビのワンフレーズを切り取ったようなタイトルで広く印象に残りました。

年末には織田哲郎さんが、そして2011年にはAcid Black Cherry がカバーをしています。

4位:140万pt(1993年)『時の扉』

新たに木村真也を迎えて、第2期WANDSとしての初めての曲であり、2ndアルバム『時の扉』からの先行シングル。

この曲で、テレビ朝日系『ミュージックステーション』に出演。その時いずれの出演時にも上下黒っぽい衣装を着ていたため視聴者から「いつも黒い服を着ているが、他の色の服は着ないの?」という質問の便りが寄せられた。第2期WANDSにとってこれが最後の『ミュージックステーション』出演となった。

テレビ朝日系『ネオドラマ』主題歌。

時の扉 (WANDSの曲)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
created by Rinker
¥330 (2024/12/03 03:43:23時点 楽天市場調べ-詳細)

同名の2ndアルバムは、オリコン年間2位に輝きましたが、シングルも合わせてミリオンヒットとなりました。タイトルが過去の楽曲に比べて短くてシンプルだったこともあり、耳に残りやすく、体を揺らしたくなるようです。

3位:160万pt(1994年)『世界が終るまでは…』

表題曲はテレビ朝日系アニメ『SLAM DUNK』の第2期エンディングテーマに起用された。

2019年3月1日に、ソニー・ミュージックエンタテインメントアニメソング人気投票キャンペーン「平成アニソン大賞」においてアーティストソング賞(1989年 – 1999年)に選出された。

世界が終るまでは…
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

J-POPファンにとっても、アニメソングファンにとっても、1990年代中盤の印象的、象徴的な楽曲だと個人的には思っている『世界が終るまでは…』。CD売上のランキングを他の得点で逆転し、私の独自指標では全体の3位にランクインしています。

アニメソングファンの魂を揺さぶったのが、2012年のアニメロサマーライブでのシークレットゲスト。その動画が2020年8月になってYouTubeにオフィシャルにアップされ、公開2年足らずで早くも2,000万近い再生回数を記録しています。

created by Rinker
¥5,114 (2024/12/03 13:44:54時点 楽天市場調べ-詳細)

2012年8月26日に行われたアニメソングのライブイベント『Animelo Summer Live 2012 -INFINITY∞-』(公演2日目)では、このライブにおけるシークレットゲストのひとりとして、上杉と、作曲者である織田哲郎が出演し、”織田哲郎 & 上杉昇“名義で披露された。ちなみに、上杉と織田が同じステージに立ったのは、この時が初めてだったという。

2018年には上杉昇、織田哲郎、山田信夫の3人で中国武漢でコンサートを行い、企画運営の中国の若者達から「世界が終るまでは…」の支持者が多いのを背景にフィナーレで歌ってほしいという要望があり、実際に「世界が終るまでは…」がフィナーレで披露された。翌年も同じメンバーで広州成都北京で公演を行なっている。

( 同上 )

そして、国内では『世界中の誰よりきっと』の方が著名かも知れませんが、少なくとも世界的にみればこの楽曲の知名度は「WANDS」楽曲でも群を抜きます。それだけ、アニメソング(『SLAM DUNK』のEDテーマ)のパワーの強さを感じざるを得ません。

2022年12月に入り、映画『THE FIRST SLAM DUNK』の公開と合わせる形で、2本のMV動画が公開されました。1本目は、12月5日に公開された【上杉昇】さんと織田哲郎さんによるものです。

もう1本は、12月13日に公開された5期WANDSによるものです。2人のボーカリストによる2つの『世界が終るまでは…』の公開は非常に大きな注目を集めました。

2位:180万pt(1992年)『もっと強く抱きしめたなら』

浅野温子出演の三井生命CMソング。こちらで流れているバージョンはシングルと違いコーラスがない。

WANDS単独としては最大のヒット曲である。初登場こそ47位であったが、後から発売された中山美穂とのコラボ曲「世界中の誰よりきっと」のヒットなどから注目を集め、翌年のチャートで29週目にしてオリコン1位を獲得した。その後も順調に売上を伸ばし、自身初のミリオン・ヒットを記録、最終的な売上枚数は166.3万枚を記録。

もっと強く抱きしめたなら
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

浅野温子さん出演の「三井生命」のCMソングとして半年かけてトップに上り詰めた第1期のみならず、WANDSを代表する1曲です。ひょっとすると、その他の楽曲を上回る最大ヒットというのに驚かれる方もいらっしゃるかも知れませんが、CD売上が加熱していた時代にこれだけのロングヒットを遂げた事の力強さは計り知れないものがあります。

個人的には、ジワジワとヒットチャートを駆け上り、年を跨いで1位に輝く様というのは、(この楽曲が大好きだったという私情をさておいても)ヒットチャートの醍醐味の一つだと思います。

created by Rinker
¥110 (2024/12/03 13:44:54時点 楽天市場調べ-詳細)

平成30年代には、DAIGOさんがアルバム『Deing』で本曲をカバーし、第1期WANDSのあのPVを再現するかのような「DAIGOさんバージョンのPV」も制作され、Beingのファンの間で話題になりました。

このカバーバージョンの制作が、令和の時代、第4・5期WANDS への機運の高まりに繋がったというのですから、世の中本当に分からないものです。

1位:265万pt(1992年)『世界中の誰よりきっと』

世界中の誰よりきっと」(せかいじゅうのだれよりきっと)は、日本の歌手である中山美穂の25枚目のシングルとして、自身と、ロックバンドであるWANDSによるコラボレーション・シングルである。

コラボレーションをしたWANDSは本作より先に発売されていたシングル「もっと強く抱きしめたなら」が後にオリコンチャートの1位を獲得しミリオンセールスを達成するなど、ブレイクを果たしている。

1992年の『第43回NHK紅白歌合戦』に中山がこの曲で出場した際、正式な出場歌手ではないもののWANDSも参加した。

・中山が主演を務めたフジテレビ系列ドラマ誰かが彼女を愛してる』の主題歌。

世界中の誰よりきっと
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この楽曲を本項で取り上げるかは意見が分かれそうですが、今回は「1位」とさせていただきます。WANDSにとっても、中山美穂さんにとっても、唯一のダブルミリオン相当の大ヒットソングです。

created by Rinker
¥110 (2024/12/03 18:32:11時点 楽天市場調べ-詳細)

個人的には、平成の初頭に生まれたこの楽曲に出会えたことに感謝していますし、もはや全てにおいて理想的なPOPSの1曲だという風に感じてきました。

平成年間の男女デュエットソングとして、250万ptを超える楽曲は数えるぐらいしかありませんから、わがヒット指標においても大ヒットだということが確認できます。加えて、カバーアーティスト数でも他の楽曲の数倍にあたる数値を叩き出していることからも、幅広く愛唱されてきたことが窺えます。

直近では、例えば、2021年でも、男性演歌歌手の山内惠介さんや、女優・歌手の上白石萌音さんなど、男女を問わずカバーされていることも、この楽曲が1位となる原動力となったのだと思います。現代の音楽嗜好においても、デジタル配信の売上がプラチナ認定をされており、時代を超え愛されています。

(参考)私の好きな曲をピックアップ

以下、私の主観となります(^^ 私の好きな曲ランキング(Rxランキング)で特に上位にランクインした楽曲をピックアップしていきます。こちらは、第1・2期のみならず、第3・5期の楽曲も入っています。

  • もっと強く抱きしめたなら
  • 世界中の誰よりきっと
  • 星のない空の下で
  • 果てしない夢を
  • 雨に濡れて
  • 声にならないほどに愛しい
  • 天使になんてなれなかった
  • ありふれた言葉で
  • Jumpin’ Jack Boy
  • 世界が終るまでは…
  • Just a Lonely Boy
  • 錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう
  • 明日もし君が壊れても
  • 真っ赤なLip
  • 抱き寄せ 高まる 君の体温と共に
  • アイリメンバーU
  • YURA YURA
created by Rinker
¥3,064 (2024/12/03 18:32:12時点 楽天市場調べ-詳細)

コメント

タイトルとURLをコピーしました