Rxヒットアーティスト列伝 ~加山雄三~

【はじめに】
この記事では、私の「Rxヒット指標」に基づき歌手/アーティストのヒット曲を振り返っていきます。今回取り上げるのは、85歳を迎えられてもお元気な「加山雄三」さんです。

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Rxヒット指標にみる代表曲

早速、Rxヒット指標(黄色部分はカバー回数に基づく売上換算値)を見ていきましょう。

  • 1965年から1966年にかけて『君といつまでも』は、一説に200・300・350万枚などという空前の大ヒットを記録したと伝わります。今回は最大値としてウィキペディアに記載のある「350万枚」を敢えて採用しました。
  • また、翌年にかけてのヒット群については、売上の定数情報に欠けるため、カバーアーティスト指標を逆算して『君といつまでも』を基準に割り返しました。(『夜空の星』や『旅人よ』はB面曲ですし、『海 その愛』はシングル化されていませんが、数値の縮尺をあわせることを目的に採用)

1位:460万pt『君といつまでも』

1965年12月に映画『エレキの若大将』主題歌として発売された「君といつまでも」は350万枚の大ヒットになり、1966年の第8回日本レコード大賞の大本命とされていたが、結局大賞は同曲に比べ売り上げ面で劣る橋幸夫の「霧氷」が受賞することとなり、「君といつまでも」は特別賞に留まる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 > 加山雄三 より
(↑)橋幸夫さんの『霧氷』については、上記記事でも触れています。

やはり若大将の代表曲といえば、日本レコード大賞の特別賞に輝き、NHK紅白歌合戦の初出場から4度歌われた『君といつまでも』でしょう。

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EP売上300万枚台(実売でなく公称としても、この大台に載せたと見做されている楽曲は数えるぐらいしかない)を記録したことは、1960年代の歌謡曲を代表する1曲であることの証明としては十分かと思います。

ちなみに、暫定的に求められたこの「460万pt」というのは、昭和なら『およげ!たいやきくん』や、平成なら『Lemon』など数曲しか到達していない500万pt台に迫る値であって、昭和の中盤期としてはトップクラスとなります。

(↑)『上を向いて歩こう』も400万pt台の後半なので、それと並ぶ高得点。

2位:290万pt『お嫁においで』

売上換算値の置き方によって2位以下は左右されるため、ここからは「私の主観」を多分に含んだものとして捉えていただきたいとは思います。2位は『お嫁においで』としました。

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幅広いアーティストから歌われていることから、加山雄三さんの代表曲を推し量るには、非公式の動画サイトの再生回数よりも、「カバーアーティスト数」を重視したいと考え、そちらで売上換算値を設定しました。

加山さんの楽曲の中では、『君といつまでも』に次ぐ方にカバーされており、1981年のNHK紅白歌合戦『若大将ヒット・メドレー』でも2曲目に歌われています。

3位:250万pt『旅人よ』

YouTubeで再生回数も伸びており、カバーアーティスト数では『A面曲』以外ではトップとなるのが、3位とした『旅人よ』です。A面曲『夜空を仰いで』よりも全ての指標で上回っています。(個人的にはどちらの曲も素敵だとは思うのですが^^;)

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番外:200万pt『サライ』

平成以降の方々にとっては、この曲の印象が強いのではないでしょうか。厳密にはソロ曲でないのですが、今回は番外として表に掲載させてもらいました。

そう、「24時間テレビ」のテーマソング『サライ』です。1992年に発売され、約30年が経ちました。

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ネット・ネイティブ世代が検索する傾向の強い『サライ』は、加山さん楽曲で唯一、1,000万回再生を突破しており、そこで票を伸ばして、参考値としては200万ptに達しています。

そして、その他のソロ曲としては、『君といつまでも』のB面曲『夜空の星』や『蒼い星くず』の他、アルバム曲『海 その愛』もミリオン相当のヒットを記録しています。

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