「プレバト!!」の『妣 (はは)』俳句をまとめてみた
【はじめに】この記事では、「プレバト!!」において俳句の世界でよく使われる『妣はは』(=亡くなった母のこと)が使われた事例を振り返っていきます。 2016年、夏井先生の添削で初登場 「亡き母」を偲ぶ思いは、古今東西を問わず詩歌に詠まれてきま...
「プレバト!!」俳句査定の歴代最低点の俳句を振り返る(その②:2020年~【3点】)
【はじめに】この記事では、「プレバト!!」俳句査定で(2020年代の)歴代最低点である【3点】の句を振り返っていきます。 ①20/08/27:『レジ横は春夏秋冬ホットけない』/生見愛瑠 「プレバト!!」の俳句査定は、当初を除いて得点がパター...
【夏井いつきの一句一遊:「皿」10/15締切】「プレバト!!」で食器が詠まれた俳句をまとめてみた
【はじめに】この記事では、「プレバト!!」で披露された『食器』を詠まれた俳句を見ていきます。基本的には食器そのものが季語とならないため、どういったサブアイテムとして登場しているのかに注目して過去作をご覧いただき、『夏井いつきの一句一遊』など...
「プレバト!!」俳句だけで『月百句』作ってみた【2023年版】
Part1:月のプレバト!!名句を味わう 伝統的に三大季語とされる「雪・月・花」。雪や花は季節感が強い(というか時期を選ばないと見ることすら出来ない)ですが、月は一年間見上げれば空あるので意識しないと『季語感』が弱いものです。 ただここから...
梅沢富美男(おっちゃん)の俳句と夏井先生の添削にみる切れ字「かな」(プレバト!! 俳句)
【はじめに】おっちゃん(梅沢富美男 特別永世名人)が詠んだ「プレバト!!」俳句と夏井先生の添削例から「かな」という切れ字について学んでいきます。 おっちゃんが高評価を得た「かな」俳句 おっちゃんにとって鬼門であることは後述しますが、調べてみ...
「プレバト!!」の『嗚呼(ああ)』俳句をまとめてみた
【はじめに】この記事では「プレバト!!」で披露された『嗚呼(ああ)』な俳句を振り返っていきます。2023年8月31日放送分で、『音数が余った時に「嗚呼」と2音足すのは「プレバト!!」あるある』という発言が夏井先生からありましたが、実例を振り...
「プレバト!!」で披露された『ひとつ』俳句を季節ごと3句ずつ選んでみた
【春】の「ひとつ」なプレバト!! 俳句 まずは「春」の俳句から。中田さんの句は春光戦の本戦で上位に入った句、ミッツさんの句は予選落ちした後に本戦に出場していたら! と夏井先生が絶賛した作品です。 『若芝に大の字身ひとつの移住』/中田喜子 『...
英語以外の外国語が使われた「プレバト!!」俳句 ~フランス語 編~
【はじめに】この記事では、英語以外の外国語が使われた「プレバト!!」俳句 ~フランス語 編~ と題して、フランス語由来の言葉(既に日本語化してしまっているものも多いですが)を取り入れることによる効果を学んで行きたく思います。皆さんの作句のご...
「プレバト!!」で詠まれた『デート』が入った俳句を振り返る
【はじめに】2023年7月13日に放送された「プレバト!!」では、辰巳琢郎さんが詠んだ俳句に入っていた『初デート』というフレーズについて、中高年男性が使いがちであるとイジられていました。 では、実際、過去にどんな俳句が詠まれてきたのかを振り...
「プレバト!!」の『も』で終わる俳句を振り返ってみた(助詞/余韻)
【はじめに】この記事では、「プレバト!!」の俳句コーナーで披露された作品群のうち、助詞『も』で終わることで“余韻”が感じられるようなものをピックアップしていきます。 どうしても助詞と言うと初学者には難しい印象を受けてしまいますが、その中でも...
「プレバト!!」俳句査定の年度ごとの最高点な俳句をまとめてみた【2023年度:75点まで】
【はじめに】この記事では、「プレバト!!」の俳句査定で、年度ごとに最高得点を獲得した俳句を纏めていきます。2013年度に始まった俳句査定において、各年度の最高得点をみていくだけでも色々なことが見えてくるかと思いますので、ぜひ最後までお読みい...
梅沢富美男『句集 一人十色』勝手に+α(その2) ~渾身の添削編~
【はじめに】この記事では、梅沢富美男さんの句集『一人十色』が発売されたことを記念しまして、私(Rx)が主観で勝手に+αをしていきたいと思います。 第2弾の今回は、夏井先生の渾身の添削後 編として紹介していきます。「プレバト!!」的には入らな...
梅沢富美男『句集 一人十色』勝手に+α(その1) ~オリジナル作品編~
【はじめに】この記事では、梅沢富美男さんの句集『一人十色』が発売されたことを記念しまして、私(Rx)が主観で勝手に+αをしていきたいと思います。 第1弾の今回は、『50句』でなくて『60句」ならば入っていたのではないかと思う梅沢富美男特別永...
「新歓」を使ったプレバト!! 俳句(鈴木光&森迫永依)をまとめてみた
【はじめに】この記事では(季語ではないものの、季語に準じる語として)「新歓」を使った「プレバト!!」の俳句をまとめましたので一緒に見ていきましょう。 ウィキペディアにみる「新歓コンパ」について コンパは、仲間と親睦を深めるために行う飲み会の...
「プレバト!!」 ~猫を詠んだ俳句をまとめてみた~
【はじめに】この記事では、毎年2月22日が「猫の日」であり、『猫』を含んだ季語が春に多いことなどから、「プレバト!!」の俳句査定で披露された俳句の中から『猫』を詠んだ俳句を振り返っていきます。 「猫」を含んだ季語を詠んだ俳句 まず「猫」を含...
【春・時候】季語「春」(プレバト!! の秀句5選)
【はじめに】この記事では、春の時候の季語となっている「春」を、単独で使って「プレバト!!」で披露された作品を5つピックアップしました。 通常であれば「春の●●」という形になりがちな中で、情報も映像も少ない「春」という季語を単独で使って高評価...
二十四節気「立春(りっしゅん)」(+立春の頃の俳句20句)【春を感じるのは気温でなく光から】
暦の上では「春」っていうけど、まだまだ寒いじゃん? という皆さんの本音に共感しつつ、私(Rx)なりの解釈で、初春の時候の季語でもある「立春」について解説していきます。皆さんの知識の助けになれば幸いです、早速みていきましょう! ウィキペディア...
「プレバト!!」の『~~の香(か)』俳句を振り返ってみた【嗅覚】
【はじめに】この記事では、「プレバト!!」で時折登場する『~~~の香』と下五が着地する句について振り返っていきたいと思います。 「才能アリ」の俳句たち まずは手近なところから、一般参加者が披露し、「才能アリ」を獲得した作品からみていきましょ...
【冬・動物】「綿虫(雪虫)」(&春の季語のもうひとつの「雪虫」)
【はじめに】この記事では、「雪虫」と呼ばれることもある「綿虫」について纏めていきます。 雪虫(ゆきむし)とは、アブラムシ(カメムシ目ヨコバイ亜目アブラムシ上科)のうち、白腺物質を分泌する腺が存在するものの通称。体長5mm前後の全身が、綿で包...
Rx選・366日分「1日1句」選んでみた【2023年ブログ版】
【はじめに】2021年に「note」でスタートした「366日分『1日1句』」も3年目に入りました。今回も古今東西の名句を1年・365日+閏日(=366日)に1作品ずつ選句しましたので、皆さんの生活の横に置き、季節の移ろいを感じたり作句する際...