【はじめに】
皆さん「Wikipediaで小旅行」へようこそ、ツアーコンダクターのRxです。今回の目的地は東南アジアの「フィリピン共和国」です。素敵な旅をお過ごし下さい。
フィリピン共和国は、東南アジアに位置する立憲共和制国家。7641の島々がある島国であり、そのうち有人島に暮らす総人口は1億人を超える。首都はルソン島にあるマニラ市またはマニラ首都圏。
最大の都市はルソン島では人口が一位で旧首都のケソン市、ビサヤ諸島では大都市のセブ市、ミンダナオ島では面積が大きいダバオ市である。
フィリピン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』( 以下省略 )
概要
フィリピン諸島は、フィリピン海を挟んで日本とパラオ、バシー海峡を挟んで台湾、スールー海を挟んでマレーシア、セレベス海を挟んでインドネシア、南シナ海を挟んで中国およびベトナムと向かい。南シナ海のスプラトリー諸島の一部を実効支配しており(パグアサ島など)、全体の領有権や領海・排他的経済水域を巡っては中国、ベトナム、台湾、マレーシアと対立を抱える。
国名のフィリピンは16世紀の旧宗主国のスペイン皇太子フェリペ(後のフェリペ2世国王)の名前から命名された。
国名
国名は、1542年に、スペイン帝国皇太子フェリペ(のちの国王フェリペ2世)の名から、スペイン人の征服者ルイ・ロペス・デ・ビリャロボスによってイスラス・フィリピナス諸島(フェリペの島々) と名づけられたことに由来する。
このような歴史的背景から、植民地時代の残滓だという立場からの国名変更論もある。国民的英雄と見なされる独立運動家アンドレス・ボニファシオは、「タガログ人の国家」を意味する「カタガルガン」を推していた。第10代大統領フェルディナンド・マルコスは、サンスクリット語に由来し「気高く誕生した」を意味するとされる「マハルリカ」に変更しようとした。ロドリゴ・ドゥテルテ大統領も「マハルリカ」への変更に対する共感を表明している。
地理
フィリピンの都市の一覧
経済
アメリカ中央情報局(CIA)によると、フィリピンの2017年の購買力平価GDPは8756億ドルである。1人当たりでは8300ドルであり、世界平均の半分ほどである。フィリピンの経済は、輸出への依存度の低さ、比較的堅調な消費、1000万人を数える出稼ぎ労働者による海外からフィリピンへの仕送り、急成長するサービス業により、世界経済の混乱の中で比較的安定を保ってきた。
2017年には、大胆なインフラストラクチャー支出の発表の影響もあり、2008年の世界金融危機以降初めて経常赤字に陥った。ただ、海外からの仕送りや金融システムは安定している。ただし、国民の貧富の差は大きく、都市部では貧困層が残飯を食べざるを得ないパグパグなどの問題も発生している。
農業
「フィリピンにおけるコーヒー生産」も参照
フィリピンは他の東南アジア新興国と同様に基本的には農業国であり、全人口の約40%が第一次産業に従事している。熱帯に属することから多種多様な作物を作ることが可能で、サトウキビやココナッツ、コプラ、マニラ麻、タバコ(主に葉巻きたばこ用)、バナナなどの生産が盛んである。
主食用にはコメ、トウモロコシを産し、特に米の生産が多い。毎年約1500万トンもの米を産出する世界第8位の米生産国であるが、その自給率は低く、世界最大の米輸入国である。アジア有数の農業国でありながら、大量の食糧を世界から輸入するというジレンマに陥っている。
文化
詳細は「フィリピン料理」を参照
フィリピン料理は、中国料理やかつての宗主国であるスペイン料理、アメリカ料理などの影響を受けている。フィリピンは国際捕鯨委員会(IWC)を脱退しており、現在でも食用に捕鯨を行っている。
- レチョン(lechon) – 豚の丸焼き
- カルデレータ(kaldereta) – ヤギなどの肉のシチュー。スペイン料理の魚のシチューに由来。
- バロット(balut) - 孵化する直前のアヒルを茹でたもの。
- ハロハロ(halo-halo)
- ナタ・デ・ココ(nata de coco)
詳細は「フィリピンの世界遺産」を参照
フィリピン国内には、ユネスコの世界遺産リストに登録された文化遺産が3件、自然遺産が3件存在する。
著名な出身者
日系フィリピン人、フィリピン系日本人の一覧
日系フィリピン人(にっけいフィリピンじん,Japanese Filipinos, Nippongo Pilipinos)とは、日本に家系起源を持つフィリピン人である。
- 最初の移民:前スペイン植民地時代。
- 第2グループ:江戸時代初期のカトリック迫害(禁教政策)を逃れたカトリック教徒の貿易商・商人が移住。
- 第3グループ:19世紀後半から20世紀前半にかけての移民政策によりフィリピンへ移住した人々。彼らの多くはフィリピン人と結婚し、日系メスティーソ・コミュニティーを形成。多数はマニラ、ダヴァオ、ヴィサヤ諸島等に居住している。
日本国籍
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