【はじめに】
この記事では、私の「Rxヒット指標」に基づき歌手/アーティストのヒット曲を振り返っていきます。今回取り上げるのは、「スターダストレビュー」です。
ウィキペディアにみる「スターダストレビュー」について
来歴
- 1979年、グループ名「(ジプシーと)アレレのレ」として第18回ヤマハポピュラーソングコンテストに出場。「おらが鎮守の村祭り」で優秀曲賞を受賞。
- デビューに際し、グループ名をスターダストレビューに改名。ジャズのスタンダードナンバー「スターダスト」とグループが持つ多様な音楽性をレビュー形式で披露したい、とのことから。
- 1981年5月25日、アルバム『STARDUST REVUE』、シングル「シュガーはお年頃」でワーナー・パイオニアからデビュー。
- 1984年に発売された5枚目のシングル「夢伝説」がカルピスのCMソングに起用され、知名度が上昇した。「夢伝説」のヒットを受け発売されたアルバム『TO YOU -夢伝説-』は、スターダストレビューの意向を汲まない過去の発表曲を集めた物で、このアルバムの発売により3枚目のオリジナルアルバム発表の機会が失われてしまい、メンバーを大いに落胆させた。
Rxヒット指標にみる代表曲3曲+α
それでは、ここから私(Rx)の独自指標に基づく、代表曲3曲+αを取り上げます。個別内訳は以下のとおりとなりました。
2位:40万pt(1984年)『夢伝説』
カルピスのCMソングに起用。デモ・テープの段階ではスロー・バラードだった。
根本要は「もしこの曲のヒットがなければスターダストレビューというバンドは終わっていた」と冗談混じりに語っている。
夢伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
私が最初にこの曲を聞いたのがラジオからだったか、テレビからだったか定かではありませんが、この爽やかさに衝撃を受けたのを覚えています。
2位:40万pt(1986年)『今夜だけきっと』
『トワイライト・アヴェニュー』、『夢伝説』と並ぶ、スタレビ初期の代表作の一つである。同年発売のアルバム『VOICE』からのシングル・カット。
本作がリリースされた1980年代後半の彼らはアルバムがコンスタントにオリコンチャートベスト10に入り、コンサート動員も日本武道館のような大規模会場を満員にするなど人気が上昇していた。本作についてメンバーはレコーディング時点から相当手応えを感じていたようであるが、レコード売上は『夢伝説』以降で最低……に留まった。しかし、以後のコンサートでは毎回必ず歌われる定番曲となっている。
今夜だけきっと
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シングルセールス面では、恐らくシングル・カットなことが影響したかと思いますが、この曲の人気は発売当初のセールスだけで測ることはできません。コンサートでのファン人気のみならず、YouTubeの公式動画でのLIVE ver.は極めて高い再生回数を誇っていて、世代を超えて愛されています。
1位:110万pt(1993年)『木蘭の涙』
「木蘭の涙」(もくれんのなみだ)はスターダストレビューの楽曲。作詞は山田ひろし。作曲は柿沼清史。JAPANESE DREAM 1993年7月度月間グランプリ受賞。なお、木蘭とは木蓮の漢語での表記。
スターダストレビューのアルバム『SOLA』(1993年3月10日発売)1曲目に収録(この時の編曲は三谷泰弘)。シングル・カットされ同年7月25日に発売。売上約15万枚(オリコン)とヒットした。
2005年、ニッカウヰスキーのCMソングとして新録音された、アコースティック・ヴァージョンが起用され、同年5月25日に『木蘭の涙〜acoustic〜』として発売された。ライヴではバラード調にリアレンジして演奏される。
木蘭の涙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
暫定的に「acoustic」とオリジナル・バージョンを区別せずに集計していますが、そうするとミリオン相当の大ヒット曲となります。実に50近いアーティストにカバーされ、音源化がなされています。
その人気の高さは、2013年にYouTubeに公開された公式の「LIVE ver.」の動画からも推し量れます。実に3,000万回を突破していて、この数値は他の曲の追随を許しません。昭和にデビューしたスタレビが、平成そして令和へと、世代を超えて愛されていることが証明される形となっています。
個人的には、この曲に出会ったことで、『木蘭/木蓮』という花の存在を意識するようになりました。『夢伝説』は、メロディー(イントロ)の衝撃が強かったのですが、この『木蘭の涙』は歌詞の感動的な部分に強く魅了されたのを覚えています。
番外:(2004年)『本日のスープ』
ちなみに番外として触れておきたいのが『本日のスープ』です。当時はまだ今ほど全国区ではなかった大泉洋さんが、「大泉洋 with STARDUST REVUE」として全国区に打って出た楽曲です。
得点以上に知名度のある楽曲であり、じっくりと聴くと味わい深くなりますよー
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