【はじめに】
この記事では、私の「Rxヒット指標」に基づき歌手/アーティストのヒット曲を振り返っていきます。今回取り上げるのは、「グレープ/さだまさし」さんです。
Rxヒット指標にみる代表曲
2022年4月時点のデータで、累計50万pt以上(1980年以降は25万pt以上)を一覧表にしてみました。こちらです(↓)
ダウンロードは時代的に得点を稼げないのは当然としても、他の指標が底堅く、1980年までで8曲が50万ptを突破しています。その中でも、ミリオンを突破している2曲をまずは取り上げます。
2位:(1974年)110万pt『精霊流し』/グレープ
さだまさしさんを一躍有名にしたのが、「グレープ」として発売した『精霊流し』です。オリコン週間2位、年間13位、そして「日本レコード大賞」で作詩賞を受賞しました。
カバーアーティスト数ではソロ名義の曲をも上回る最高得点をマークしており、ウィキペディアによれば一説に95万枚や130万枚のセールスを記録したとされ、もしそうだとすると後述『関白宣言』と同率1位となるほどの話題作という結果になります。
1位:(1979年)180万pt『関白宣言』/さだまさし
グレープ解散、体調を崩して一旦芸能界を離れ、『精霊流し』から約5年で掴んだ最大のヒット曲が『関白宣言』でした。Rxヒット指標では180万ptとなっています。
こちらもウィキペディアにある160万枚台というレコード売上を採用すれば、自身唯一のダブル・ミリオン級のヒットとなりますが、それも過剰ではないほどの有名曲として現代も話題になっています。
再生回数でも、非公式を合わせれば最高の数字を叩き出しており、やはり代表曲としての風格・貫禄を持っていると思います。以下、その他のヒット曲を見ていきましょう。
その他のヒット曲
その後も、昭和50年代にヒットを連発しています。ミリオン目前の一群をピックアップすると、
- 3位:(1977年)90万pt『雨やどり』
- 4位:(1980年)85万pt『防人の詩』
- 5位:(1975年)80万pt『無縁坂』/グレープ
となります。『防人の詩』は1980年代以降で最高得点となっています。2019年10月に、自身のYouTubeチャンネルに、武道館ライブの音源を公式にアップして、得票を伸ばしました。
また、昭和50年代の50万pt突破曲では、
- (1977年)65万pt『案山子』
- (1979年)65万pt『親父の一番長い日』
- (1980年)60万pt『道化師のソネット』
など、定番曲が名を連ねています。この1980年以降はやや得点を落としますが、話題曲をピックアップしますと、
- (1982年)45万pt『北の国から ~遥かなる大地より~』
- (1987年)35万pt『風に立つライオン』
- (1994年)25万pt『関白失脚』
などが続きます。そして令和の時代、本気でYouTubeなどにも注力するようになれば、あっという間に『話芸』(?)にも定評のあるさださんですから、新たなバズり曲を生み出すことができると期待しています。
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