【はじめに】
皆さんこんにちは、Rxです。この記事では、Rxがこれまでの人生で習得してきた「スキル」を大公開しちゃいます! いわば、私が戦っていく中でけっこう頼っている「上級魔法」みたいなもんです。
……と、「上級魔法」だなんて言いましたが、当然、私は魔法使いなんかではありません(^^
この記事でいう「上級魔法」とは、私が色々と関わってきたコンテンツにも応用してきた思考法のことで、幅広いジャンルのベースとなりうるものです。皆さんにもぜひ応用していただければと思います。
また、私のコンテンツに関わったことのある方には、一部「種明かし」みたいな感じになりますので、ぜひ最後までお読みいただきたいです!
1.「拡張」という考え方
本来の科学的な意味合いではないのですが、イメージが似ているので「拡張」という言葉を使わせてもらったのが、1つ目の「上級魔法」です。
即ち、『この名前のもの』と言ったら『この(特定の)ジャンル』と決まりきって感じてしまう物を、大胆にも『他のジャンル』に転用できないかと考える思考法のことを指しています。
具体例を挙げましょう。皆さん、「歳時記」というものをご存知でしょうか? 『ほとんど俳句なんか知らない。触れるとしても学生時代の国語の授業か、テレビ「プレバト!!」で芸能人の句を見るぐらい』という方がほとんどかと思います。(私もちょっと前でそうでした)
それでも、「歳時記」という名前ぐらいは耳にしたことがありませんか? これは俳句の世界における「季語」を集めた『辞書』のようなものです。 おおよそ季節ごとに「季語」が並べられていて、これを読むのが好きという方もいらっしゃるほど。そういった本のカテゴリーの一つです。
一般に「歳時記」といえば、普通、俳句に関する本と相場は決まっています。そもそも「季寄せ」などと言っていた時代から派生して出来た「歳時記」は、もともとは確かに中国の年中行事をまとめた書籍に由来するものかも知れませんが、日本では俳諧・俳句の世界から生まれた単語という印象が強いからです。
しかし、「歳時記」と冠した書籍が俳句の季語に関するものしかないかと言われればそうでもありません。俳句の「季語」という概念に必要以上にとらわれず、『特定のジャンルで季節の移ろいを感じる』ものを集めたものに「歳時記」と名付けているケースも、そこそこの数あります。
歳時記(さいじき)は、四季の事物や年中行事などをまとめた書物のことである。
日本語版ウィキペディア > 歳時記 より
実は日本語版ウィキペディアの冒頭部はこの様な書き出しになっていて、「俳句」の世界だけに限定をしている訳ではありません。(他の紙の辞書でもこの立場を取っているものが結構ありました。)
↓
ということは、『◯◯歳時記』と冠するものは、何も「◯◯=俳句」だけに限らないはずです。極端に言ってしまえば、「季節(の移ろい)」を感じるものであれば、何にだって(←極論ですが)歳時記と冠して、その世界における季節感を纏めてしまえばよいのです。
『歳時記』の本意が、俳句よりも季節の移ろいにあることと理解すれば、俳句以外の世界に『歳時記』という概念を【拡張】できるのです。
2.「俳句歳時記」×「競馬」=「競馬歳時記」!?
例えば、「競馬ファン」は、季節の移ろいを『重賞レース』などから感じ取ります。
- 共同通信杯(2月)が来たら、春(クラシック戦線)の足音が聞こえてくるな
- 弥生賞(3月)ともなると、本格的に春本番に突入って感じがしてくる
- 皐月賞(4月)は、桜花賞も過ぎて夏が徐々に近づいてきてるわー
みたいな感じで、競馬ファン特有の「季節の移ろい」が恐らくあると思います。
これを私は『競馬歳時記』と命名して整理していきたいと考えています。
といった感じで、他の業界の『仕組み』を「拡張」することができれば、皆さんの得意ジャンルに当てはめることが出来れば、アイディアは掛け算をするように増えていくはずです。
恐らく、ほとんどの方がこういう目線で物事や自分の趣味を捉えていないので、案外、競争相手が少ないかも知れません! ぜひ、機会があれば試してみて下さい!
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